Bolton Flayed Men Part II ~A Song of Ice & Fire

プライマだけ吹いて放置していたミニチュアを手早く片付けてゆくシリーズ。
今回はbolton flayed menの続き。先週からのa song of ice & fire繋がりで。

塗るのはこれ。
フレイルを振り回すワイルド全開な騎馬兵、その2。
ディテールはフツー。
カブト(あるいはヘルメット)の顔面部分のモールドが危ういのは、その1と同様。
武器であるフレイルの柄も歪んでるし、モチベーションを上げる要素は少なめ。
放置されるのもやむなしと言えよう。

カラースキームはその1を踏襲。考えるのが面倒、かつ省力化のため。
あとは適当に塗って完成。
その1と全部同じ色にするのもつまらないので、ズボンをvallejoのdark sandで塗ってみたら違和感しかない件。
そして意図せずしてタミヤのリモネン接着剤と同じ配色に。
なお、塗り直す気力はなかった模様。

馬は栗毛をイメージ。
a song of ice & fireのミニチュアは、馬の出来だけは良いので露出が少ないのは残念。
このあたりも放置が促進される要素のひとつ。

nmmに関して、暗い部分よりも明るい部分の面積を多めにした方がそれっぽく見えるんじゃないか説。
その説によれば、このミニチュアのnmmはイマイチ。
黒鉄の鎧という設定的には合っているとも言えるけど。

で、塗り終えたものはまた箱の中へ。
はたして残り2体を塗り終えるまでこのシリーズは続くのか。
今回で打ち切りになりそうな気配を漂わせつつ、あとは未来の自分に丸投げし、そっと箱にフタをするのである。

Kimera KolorsのNMM

pegaso modelskickstarterを支援したらクーポンをくれた。
kimera kolorsが2割引になるやつ。
以前から気になっていた塗料でもあるので、これは良い機会とばかりに基本色とnmmのセットを買ってみた。

kimeraは1本30mlと容量が多く、ボトルの形状もマトモ(citadelのゴミクズボトルに比べれば)。
色数は少ないので混色が前提。
値段的には同容量のvallejoよりもやや高く、citadelよりはだいぶ安い。
送料を考慮しなければ、常用できそうな印象ではある。
日本でもフツーに買えるようになったら嬉しいけど、その場合、本国よりも価格は上がりそう。
だったらvallejoで良いや、となるかも。

で、そんなkimeraのnmmセットを試すのが今回の目的。
塗るのはこれ。a song of ice & fireのrose knights
ぱっと見では分かりにくいけど、ディテールはビミョー。というか良くない。
カブト(あるいはヘルメット)まわりはモールドが潰れて不鮮明だし、肩や膝アーマーの装飾も怪しい。
そんな感じに残念ポイントが多めなので、イケニエとして捧げられることとなった。南無。

まずはプライマを吹く。
vallejoの黒に、ボリューム確認のためのグレーサフ(タミヤ)をうっすらと。
面倒なのでどっちもスプレー。
vallejoのスプレー缶はボトルのプライマとは成分が違うらしく、触ってると表面がベタベタしてくる。
持ち手などを付けて直接触らないようにした方が良さげ。

一方のnmmセットにはこんな感じのリーフレットが入っていて、塗り方を解説。
ゆえにこの通りにやれば誰でも最高にグレートなnmmを再現可能!!
……なわけはなく、どう頑張っても作例通りにならないことを経験的に知っている。
とりあえず、マネをする努力だけはしてゆきたい。

早速塗り始めてみたら、ステップ1の時点ですでに手本と色が全然違うという事実。
それでもめげずに塗ってみた結果がこれ。
なぜこうなった…まるで別物ではないか!?
全体的に青いのも気になる……。
黒を混ぜる手順を忘れたりしてるので、それが影響してるかも。にしたって青すぎだとは思うけど。
あと茶色(ground brown)が強すぎ。フツーは使わない色だし、もっと少なくても良さそう。

などとイマイチな出来にはなったものの、実験としてはまずまず。
今後はkimera kolorsも使用してnmmを実践してゆく。

さて、ミニチュアをこのまま中途半端にしておくのもアレなので完成だけはさせる。
剣だけは塗り直した。
再びvallejoのdark sea blueで。けどやっぱり剣に使うには青味がきつめ。

ディテールがもう少し良ければなぁ……と名残を惜しみつつ、箱に戻したら終了。
残りは9体。
いつ塗れるやら。いや、そもそも塗る気があるのだろうか。

それは誰も知らない。

Keila, the Green Knight ~Signum Games

またsignum gamesで買ってみたので作成した、緑の騎士ことkeliaさん。
ただでさえ暑いので、さらなる暑苦しさを避けるべくオッサン以外を選択。
が、keliaさんと一緒に買ったのは全部オッサンの模様である。

ミニチュアの素材はレジン。そのパーツ一式。
多少のパーティングラインと表面の荒れがあったりはするものの、ディテールは良好。
これらを組み立ててプライマを吹くとこうなる。
背中の盾は別で塗って最後に接着予定。

カラースキームはそのまんま緑をメインに。
我ながら無難であり条件反射であり思考停止と言えよう。
でもそんなの気にせず塗ったら完成。
緑系の色でまとめたこともあり、それなりの統一感があるという印象。
髪の毛も緑にしようと思ってたけど、結果的にはやめといて良かった。

目はモールドよりも大きめに。黒目のこともあるし。
尖った耳からしてエルフだろうし、多少は大きくても許されるはず。

剣はvallejoのdark sea blue。
でもこの色、緑の成分も強めな気がする。
フツーにグレーを使っとけば良かったかもしれない。

ベースにはバークチップのかけらをのせて、朽ちた木ぽいものを作成。
ミニチュア側に真鍮線を仕込む余裕がなさそうだったので、足裏に元から付いていた余剰部分を利用して固定(パーツの写真参照)。
表面を少し掘って、それからまたパテで埋め戻すという面倒な作業である。
バークチップに枝っぽいマテリアルとか、もっと鮮やかな花っぽい草が欲しいなぁと思いつつ。

そういうわけで、keliaさんは緑の騎士に恥じぬ緑っぽいミニチュアとなって満足したのであった。
そしてオッサンを作ろうと作るまいと暑さは何も変わらないのであり、暑苦しいなどと言ってオッサンミニチュアを避けることに何の意味もなかったと認識するのである。

Achilles v2 ~Infinity

infinityのachilles
v2ことバージョン2であり、v1の方はすでにディスコンの模様。
屈強なオッサンのミニチュアは、コレクションに欠かせないものであるからして購入。
infinityは基本的に硬派であり、そのむさ苦しいところがクールなのである。

パーツは4つ。
ディテール良好。組み立ても容易。
で、プライマを吹くとこうなる。
剣を掲げていることもあって重心は高め。25mmのベースではやや安定感に欠ける印象。
かと言ってベースを差し替えたりはしない。今回も物臭根性を遺憾なく発揮してゆく。

カラースキームは青をメインにして、剣は緑かピンクにしようとざっくり想定。
あとは塗りながら決める。

したら完成。
結果、青というよりは緑との中間みたいな色になった。
レシピはcitadelのcaliban greenとvallejoのperiscopesのミックス。そこに同sunny skin toneと白を加えてハイライト。

意図せずして本体が緑っぽくなったので、剣はピンクに。
ちなみにこの形状の剣は、aleph(という勢力)の制式採用品の様子。
手持ちのミニチュアだと2体が持ってて、これで3体目。
全部違う色で塗ってるので同一勢力な感じは皆無だけど。

例によって目は小さく、彫りが深いこともあってほぼ見えない。
でも黒目は入れたという自己満足。

そういうわけで、achillesはオッサンミニチュアとして申し分のない出来なのであった。
今後も適度にオッサンをコレクションへと迎え入れ、より一層のむさ苦しさを堪能してゆきたい(暑さで錯乱中)。

Hi-νガンダム ~バンダイ

暑くてミニチュアを塗る気にならないので(言い訳)、ガンダムを塗ってゆく。
カラースキームについて考える必要がないし、使う色も少ないし、細かい塗り分けもあまりない。
面が多いのでエッジハイライトだけはクソみたいに面倒だけど、そのことに気づくのは最後の最後なのであった。

そういうわけでガンダムアーティファクトのhi-νガンダムである。
ディアスバイアランに続く3体目。
機体の詳細についてはよく知らない。νガンダムの亜種くらいの認識。

パーツはランナー4枚。
ディテールはフツー。
顔のマスク部分のモールドがやや潰れ気味。サイズのことを考えると、このあたりがプラモデルの限界なのかも。
合わせ目が目立つのはディアスなどと同様。消しづらいところにあるのもバイアランと同じ。
あーもー面倒クセーとぼやきながら、ほどほどに埋める。

埋めたらプライマを吹く(途中でサフがなくなった)。
後ろのファンネルが重いのと接地面が小さすぎて自立が危ういバランス。
デザイン偏重の弊害、ここに極まれり──と、架空のメカに文句を言っても仕方がない。
それに例によって足裏に磁石を仕込んだので関係もない。

カラースキームはグレーをメイン。トリコロールの玩具みたいな白い悪魔より、g3ガンダムの方が好きなので。
あとはワンポイントを入れる程度で作業量を抑える。

で、塗ったら完成。
グレーはcitadelのeshin greyを元に、vallejoのheavy blue greyと白のミックスでハイライト。
武器のグレーはまた別の色だったりもする。ただ判別は難しい。

可動は腕の前後と首が回る程度であまり意味がない。
ので首の方は正面で固定した。腕は上げたり下げたりしながら塗装したのでまだ動く模様。

ベースはスチールシートの3枚重ね。
バイアランのような点での接地ではないので2枚でも十分な感じはあったけど、念のため。
あとは構造物の表面ぽいものを描いて済ました。

3体の比較。
こうして並べると、ディアスのバランスが一番良く見えてくるから不思議。
そして案の定、バイアランの横幅がありすぎ。もはや邪魔なレベル。やっつけで塗った感じもも目立つけど。

さて、これでガンダムアーティファクトの残り在庫はex-sガンダムだけとなった。
またミニチュアを塗る気がなくなったら、優先度最低でこちらも作ってゆきたい。

Black Fangs' Veteran ~Ragecraft

オークとゴブリンの違いは曖昧である。
細かい定義に興味がない身からすれば、立派な牙が生えているのがオークであり、それ以外はすべてゴブリンという、極めて大雑把な認識である。むしろ互換性があるくらいにも考えている。

そういうわけで、ragecraftのblack fangs' veteranはオークのミニチュアである。
商品名にもオークとあるので間違いない。牙も生えているしまさに模範的なオークと言えよう。

ミニチュアの素材はレジン。セットで買ったので、パーツは3体分。
ディテールは良く、パーツの合いは悪い。
いわゆるフツーのレジンキットである。
ベースは中央部分が窪んだタイプ。ミニチュアによっては縁の部分に干渉するため座りが悪い。
このあたりは縁のない別のものを用意するか、ベースに手を加えることを推奨。

組み立ててプライマを吹いたところ。
こいつは足幅が控えめなのでベースの縁には干渉しないけど、他と合わせるためにコルクボードに載せてある。

カラースキームがさっぱり決まらなかったので、とりあえず服の中央部分を青で塗って、それから決めることにした。ぼんやりミニチュアを眺めていても仕方がない。塗りながら考える作戦。

で、完成。
骨シールドの主張が強め。どの程度の防御力があるのかも謎。
定番である緑のオークにはしたくなかったので、服の色とのコントラストにも配慮してオレンジオークに。
あとは派手になりすぎないようまとめた。

こういうツギハギ系のマントを何色で塗るかはいつも迷うポイント。
今回は皮みたいな色で塗りつつ、適当にテクスチャを付けたけどほぼ視認できない。
今後はもう少し誇張してゆこう。

武器や鎧はnmm。
暗めのグレーを使ったせいでだいぶ黒い。黒鉄みたいな感じに。
金色の部分は面積が小さいこともあって、それっぽく塗るのが難しい。

ベースには前述の通りコルクボード。
それだけでは物足りないので草を生やした。久しぶりの草な気がする。

そしてセットの3体が集合。
残りはまた別の色のオークにする予定。が、いつ塗るかは未定。

在庫は減ってるはずなのに、プライマだけ吹いたミニチュアは増えてゆく……。
そういう不可解な謎には、積極的に目を背けてゆく所存である。

Shasvastii Special Armored Corp Sphinx ~Infinity

infinityの戦闘メカ、shasvastii special armored corp sphinx
名前は長いものの、つまりはshasvastii(という部隊)所属のスフィンクスである。

買った理由は今となっては定かでなく、かがんだ姿勢のポージングを新鮮に感じたのかもしれないし、作例に鼻の穴がある(実際のモールドにはない、あるいはつぶれてる)のを面白がった可能性もある。
いずれにしたところで一時の感情に流されたのは明白と言えよう。

ちなみにinfinityからは同時期に4つの人型メカミニチュアが発売されていて、これはそのうちの1体。さらにちなむと在庫には別の1体を保管中。おまけにちなめばもう1体は買っても良いかなと思ってる。全部はいらない。

さて、いつものパーツ一式。
ディテールは良好。
組み立ては比較的楽な部類。真鍮線を仕込むのは面倒だけど。
腕と胴体の接続部分と、ベースへの固定に限定して手早く作成。
で、プライマを吹くとこうなった。
独特のデザインながら軍用兵器ぽさがあって悪くない。
それもあって今回はvallejoのchipping mediumを使ってみることにした。死蔵してたやつ。

まずはサビっぽい色を塗る。同hull redとheavy brownを適当に混ぜた。
次に上塗りする塗装を剥がしたい箇所にchipping mediumを塗る。テカテカのツヤツヤ。
乾いたらベースカラーを塗る。dark sandとheavy brownの混色を元に、ハイライトも入れた。ほぼ視認できないけど。
あとは湿らせた筆でこするだけ。
すると塗膜が剥がれて下地の色が顔を出す、という仕組み。
狙ったところが剥がれるとは限らないものの、作業自体はわりと楽しい。
調子に乗ってやりすぎた結果がこちら。
このままだと単色すぎてアレなので、マーキングやらワンポイントを入れる計画。
それから武器やら細かいところを塗って完成。
わりと使い込まれた感じのあるメカにはなった。
剣と背中の謎機構の色が浮いてはいるけど。

その剣はヒートソードぽく塗ってみた。
ただ、全体の色のバランスを考えると目立ちすぎ。フツーの金属系nmmで良かったかも。
位置的にやや塗りにくいところにあるので、パーツの接着は塗装後を推奨。

目や謎機構の緑はfluorescent green。
背中のハニカム形状が、某ゼルダの伝説のルピーに見える……。
青にすべきだったと思いつつ、1ルピーが5ルピーになるだけの可能性も。

ウェザリングにはvallejoのpigmentとタミヤのウェザリングマスタを併用。
どっちも手軽でよろしい。

最後にcsuさんとのサイズ比較。
スケールは統一されているようなので。
csuさんが平均的な身長だとすると、スフィンクスはこのポーズで3m弱くらい、直立した全高は4m程度と推測。
大きさからして強化外骨格的なパワースーツ、あるいは無人機と思われる。
巨大ロボみたいなものが出てこないところが、リアル寄りのinfinityらしさとも言えよう。

そんなinfinityの人型メカ在庫はまだ複数残っているので、それらも随時消化してゆきたい。
消化したらまた人型メカを補充し、在庫の量を一定に保ってゆく。
そうすることで在庫の増えすぎを防止するという、積極的コントロール策を実践するのである。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...