ヤンマー コンバイン YH6115 ~ハセガワ


久しぶりにプラモデルを作った。
ここ最近はミニチュアばかりだったので、少しだけ懐かしさを覚えた。
プラ用接着剤の匂いに。

モノはハセガワのコンバイン、yh6115。スケールは1/35。

まず、パッケージのイラストが最高にナイス。
単駆郎という作者の名前にも味がある。

塗り分けは最低限の色プラ仕様。
組み立ても難しいところはなく、同じハセガワのトラクターyt5113aに比べればかなり素直なキットと言える。
クソみたいな窓枠デカールもないし。ただし、平面には貼る必要がある(うちはまた塗装にしたけど)。

唯一気になったのは、運転席後部から生えてる煙突のデカールが貼りにくいこと。
曲面に巻きつけるように貼る必要があるため、位置決めが難しい。
案の定ズレた。
が、細かいミスには積極的に目をつぶる。それが雰囲気モデラー。

製作途中の写真はないので完成品がこちら。
窓をマスキングしたところくらいは撮っとけば良かったと思いつつ(労力のわりに報われないパターン)。



メインカラーの赤は説明書通りにマルーンと赤で調色したけど、ごくフツーの赤に見える……。
ところどころツヤの出方が違うのは、塗装が梨地になったところと、なってないところの差。
タレる寸前まで吹くのは分かっていても、塗膜が厚くなりすぎても困るし、そんなこんなで迷ってたら中途半端なものが出来上がりましたよ。赤の濃淡があるのもそのせい。

クリアは、クレオスのuvカット光沢スプレーをエアブラシで吹いてある。
それから2000番のヤスリを軽くかけて、タミヤの細目コンパウンドで研ぎ出し。最後にモデリングワックス。
あんまりテカテカしてても仕方ないので、控えめに。バイクや車じゃないんだし。

今回、タミヤのラッカーシンナーでミスターカラーを希釈したんだけど、どうもあまり相性がよろしくない感じ。表面がザラザラになって粉っぽくなったり、光沢が出ないというか。
ガイアノーツの薄め液は問題なかったので、同じように考えてたら甘かった。
タミヤのラッカーシンナーは他と違ってプラ用接着剤みたいな匂いがするし、タミヤ専用にした方が良さそう(タミヤアクリルは問題なく吹けた)。

その弊害が出てるのがホワイトの部分。
写真では分かりづらいけど、スミ入れしたエナメルが落ち切らないほどに塗装表面が荒れてる。

他にも、クリアを吹きすぎてタレたり、研ぎ出しにミスってエッジが出たり、赤のタッチアップをcitadelのmephiston redでやったら明らかに違う色だったり、運転席の組み付けが悪くてスキマがあったりと、例によってミスしまくり。

でも遠目で見れば、細かいところなんて気にならないから不思議!
どんどん遠目で見てゆこう!


運転席はこんなの。
ドアの可動部分がユルユルなこともあって、本体を傾けると勝手に開くことも。
塗膜を厚くするとかで対策を取った方が良さげ。

キットには運転手のおっさんフィギュアも付属してるけど、ハンドルを接着したら椅子に座らせるのは不可能。
あとで塗って乗せようと思ってただけにショック…。
でもまあ、その時間を他の在庫の消化にまわせるので結果オーライとも言えよう。


最後にトラクター(yt5113a)と一緒のところ。
赤の違いがほぼ分からない件。
トラクターの方はミスターカラーのキャラクタレッドをそのまま吹いたはず。
もしや、調色なんていらなかったのでは……。

総評としては、良いキット。完成後のプロポーションも良好。
おまけに、コンバインの仕組みがなんとなく分かる。
デカールは多少、頑張る必要があるかもしれないけど、マークソフターがあれば乗り切れる。レース用のバイクとかに比べれば簡単。

トラクターは1/24でも良い気はしたけど、コンバインはこのスケールが正解か。
手のひらサイズでちょうどいいカタマリ感。
ただでさえ四角いので、これ以上大きいと間延びしそう。

そういえば、一部赤を塗り忘れたので
vallejoの白プライマー → mephiston redをエアブラシで吹いたんだけど、写真ではほぼ分からない。光沢クリアのおかげである。でもよく見ると、やっぱり違うんだけど。

くれぐれも、アラ探しはご遠慮ください。

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