参考書 ~Angel Giraldez MasterClass


本を買った。塗装の参考書。
著者はangel giraldez
ミニチュアペイント界隈では有名らしい。vallejoと組んでいろいろやってる模様。
ragecraftのfallen queenの作例もこの人。確かに超絶技術である。
なお、youtubeにもチャンネルがある。

vol1は上記の公式サイト、vol2はamazon.comで買った。
送料込みで全部で1万くらい。高い買い物と言えよう。
vol2はボークスでも売ってるけど、amazonで買った方が安い。
ボークスは送料高すぎ。

そのvol2、今amazonで調べてみたら、買った時より9ドルも安くなってる…。
なんてヒドイ話。

本の内容は結構参考になる。
参考になるだけで、同じことができるようになるわけではない。当然ながら。

具体的にはこんな感じで塗装手順を解説。
基本はエアブラシで、細かいところは筆、というスタイル。
ライティングやハイライトの考察は、それなりには、ためになる印象。

ただ、筆塗りオンリー派には不要な本かもしれない。
一応、顔塗りとかは筆なので、役に立たないことはない…気もする。
とりあえず、革服の質感の表現がスゴすぎて鼻血が出そう。

塗装してるミニチュアはInifityのもの。
ヨーロッパでは有名なのだろうか。あんまり聞いたことないなぁ。

vol1とvol2、両方買うべきかと聞かれたら、正直vol2だけで良い。
シンナーによる希釈の割合とか、vallejoをエアブラシで塗る際の説明が載ってる。
amazonのレビューにも同様の指摘あり。

ただ、youtubeの動画だと水でしか希釈してないので、
シンナーなんて必要ないのかもしれない(本には、水かシンナー、とある)。

個人的に、目からウロコだったのがコレ。
エアブラシをコップにイン!
水性塗料なんだし、水に突っ込んでうがいすれば良いよね、っていう。
豪快すぎて笑えるが、理にはかなってる。
色を変えるたびにシンナー(あるいはクリーナー)を使ってキレイにしてたら、vallejoのボトルなんてすぐになくなるから。

本書では、上記の方法で洗いつつ、ノズルが詰まったらクリーナーで掃除とあるけど

塗料を入れて吹き付け。
なくなったらコップインでうがい。
また塗料を入れて吹き付け。
以下、繰り返し。

これで、vallejoもcitadelも固まることなく吹けることは確認済み(シンナーで希釈)。
塗料がなくなるたびにうがいをするのが、ちょっと面倒だけど。
それでも、ナイスな示唆をありがとう、angel!

注意点として、塗装が終わったあとの、クリーナーによる掃除は必須。
うがいだけでは色が落ち切らない。

この本を読んでると、細吹きできるエアブラシが欲しくなるなぁ。
0.3mmしか持ってないし。

angelが使ってるのは0.15mmのinfinity——いくらくらいするんだろうか。
そう思って検索してみたら、値段を見て無事死亡。
…まあ、高いエアブラシを買っても持ち腐れになるかもだし、使いこなせなければ意味もない。
スキルレベルが10くらい上がったら、また考えよう。

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