The Vampire Wizard ~Rage Craft

現在ragecraftで買えるミニチュアはすでにコンプ済みなので、その中からvampire wizardを作る。上の画像は買った時に付いてきたアートワークのカード。本家サイトで買うと、もれなく付いてくるようなのでオススメ。

なお、積んどくモデラーにならないためにも、在庫は適宜消化してゆく方針。
石坂浩二は言った、「積んでないで作ろうよ」と。
まさに至言である。

まずはパーツの確認。
ベースの彫刻がスゴイ。他モールドも良好。
が、左手の親指が欠損してた…(写真は修正後)。
親指の根元に穴が空いてたのでキャストミスが濃厚。
輸送途中の破損なら、こうはならないはず。
買った時に、気になることがあれば何でも言ってくれというメールはもらったけど
代替パーツが届くまでに1週間以上はかかるので、自分で再構築する。
そう思って作業を始めたは良いものの、ヤスリでゴシゴシ削ってたら
その勢いで他の指(人差し指と中指)まで折ってしまうという、まさにやっちまった状態に…。
折れた指はアホみたいに小さいし、どこかに飛んでったし、無事死亡——
とあきらめかけるも、どうにか発見して瞬着でくっつけた。
指の向きがおかしい…途中に段差もできてる…。
でもこれ以上の修復はスキル的に無理なので、このまま塗装へ進む。
ディテールには目をつぶり雰囲気を重視する、これぞ雰囲気モデラーの生き様。

そしていつものように、唐突に完成。
vampire wizardvampire wizard

vampire wizard
指は多少開いてるけど、色を塗ったらそんなに気にならなくなったよ! やったね!

それは置いといて、以下が塗装でやったこと。
黒系の色は立体感を出しづらいので、グレーで適当に強調。
目は黄色で塗ってごまかした。モールド的に奥まったところにあるので筆も入りにくいし。
 ベースの魔法陣の下にあるブツブツしたやつが何なのかよく分からないので、植物と想定して緑で塗った。
公式サイトの製品写真にはないし、まったくの謎。
ちなみに、レジンのベースの下にもう1枚3.2cmのベースをかまして安定性を向上してある。
ちょっとズレたけど気にしない。

それにしても、小さいくせにポージングがイイ。
よくできたキットと言えよう。
例のものと比較してサイズを確認。
この大きさなので、細い部分はとにかく壊れやすい。
指とか指とか指とか。
bansheeも指が華奢そうなので慎重に扱った方が良さげ。
ぱっと見た感じ、キャストミスはなさそうだけど。

こうして、アクシデントを乗り越えた末にvampire wizardをやっつけた。
次はfallen queenを予定。

Varanith ~Raging Heroes


raging heroesのvaranith captain of the draahk ridersを作る。
こんなの。
キャストはそれなり。目立つパーティングラインはマントの下くらいか。
しかし、トカゲの右胸あたりにある深い溝が気になる、何だこれ…。
面倒なキットの予感がプンプンする。
不安になりながら、仮組み。
…あれ、君、パッケージ写真(というかCG)とだいぶ違うね。
頭の側面のトゲが短いし、アゴの接続部分も何かおかしい。
てか、足を開きすぎじゃない?
接地が悪すぎて自立すらしない。

個体の問題かとも思ったけど
製品写真にあるサンプルからしてこんな感じなので、どうやら仕様っぽい。

自力で修正するしかないのか…でも、すげぇ面倒だ。
目をつぶってこのまま行くという手もあるぞ。
どうする、どうするんだ!?

——そして結局、修正した。
fixed varanith
以下、修正箇所。
  • 頭のトゲを延伸 x4
  • アゴのパーツを一部切断して付け替え(羽みたいなとこ)
  • 左足を膝下で切断、向きを変更して接地感向上
  • 上記の調整不足により、人を乗せた際に水平にならないことが判明(アホ)。解消のため、土台(左足がのってる岩部分)のカサ上げ
  • 右胸の気になる溝埋め
なお、写真の状態からさらにベースも改修。

ずいぶん手間がかかったけど、これでようやく塗装できる。
しかし、その過程は飛ばして一気に完成するのであった。
varanith captain of the draahk ridersvaranith back
ダークエルフの右手には炎の剣が、そして左手には氷の剣が握られていた…
というやや厨二病な設定。

一応、鎧の青と剣の青は別の色にしてるんだけど、ほとんど同じに見える。
こんなことなら雷の剣にしておけば良かった…。

今回も根性で目を入れた。
実際のモールドよりも、幾分大きくはなったけれども。
左目は髪に隠れてるので白目だけをなんとなく塗って、shadeでごまかしてある。

トカゲを一色で塗るのはつまらないので、お腹の色は変えた。
が、手と足の内側もお腹と同色なのか? 
という、恐ろしくどうでも良い疑問がわいてきたので、トカゲとかワニを画像検索したりした。ちなみに、ドラクエの竜王(変身後)はお腹だけ別色みたいです。

写真のサイズの違いは気にしない方向で。

にしても、あれだけ修正したのに、やっぱり水平が出ていない件。
あんまり気にしても仕方ないんだけどさ。


さて、これでraging heroesの在庫は一掃。
そこそこの頻度で新商品がリリースされてるので、また気になるものがあれば買ってみたい。
その時は、できれば、こいつみたいな面倒なキットではないことを祈る——。

Warpbone Alpha


privateer pressのwarpbone alpha、作業終了。
全体的に、パーティングラインが消しづらい(実際、消しきれてない)のが難点。
顔のど真ん中にあったり、武器の持ち手の突起の間にあったり。
privateer pressのキットならいつものことではあるけど。

マントはcontrastの上から全部塗り直し。
snakebiteを手袋と足のバンド部分(鎧と反対側)にだけ適用。
それでも単独での使用は物足りないので、ハイライトは引いた。

contrast paintは確かに手軽だけど、今のところ、そんなに必要性は感じない。
あの淡い感じが中途半端に見えて、それが結果として物足りなさに繋がっているものと思われる。
水彩画的な手法に慣れていないというか、模型脳とでもいうか。

ベースにも手を加えようと、岩みたいなものを作ったけど、結局使わなかった。
ホワイトメタル多用で重いこともあって、ベース自体を高くすると重心の位置も上がって不安定になる。ミニチュアとベースの接着面が少ないのも一因。
エポキシで固めてはあるものの、現状でもヒヤヒヤするし。
それに何より、この岩にミニチュアを載せたら、筋斗雲に乗ってるみたいで萎えた。
もう少し、こいつの足幅が狭ければベースの自由度も上がったのに…。
設定では、lokiさんと同じ勢力らしいので、アーマーの色は合わせた。
どこにどの色を塗るかいつも迷うので、こういう指針があると助かる(見本通りには塗らない主義)。

lokiさんはほぼレジンできていて、alphaはほぼホワイトメタル。
amazonのレビューを見ると
「レジンは脆いからダメ、ので1star」とか書いてあったり、
人によっては素材はこだわるポイントの模様。

うちはまあ、カッコ良ければ何だっていいです。はい。
さらに作りやすければ言うことなし。

Citadel Contrast ~gore-gruntaとsnakebite

citadel contrastのgore-grunta fursnakebite leatherを買った。
が、外見だと色の違いがあまりよく分からない。
ので、少し試してみよう。
guilliman-freshは、gore-gruntaとよく似た色をしてたので、ついでに比較してみる。

プラ板で適当に作ったサンプル。
gがgrey seerで、wがwraithbone。この上に対象のcontrastを塗る。
にしても、プラ板がcitadelを弾きまくりで参った。
少しでも水を含んでると、ちっとも塗料がのらないという…。
ボトルから出して直接塗るくらいでいいレベル。
面倒くさがらずにサフを吹け、という話ではある。
で、塗った結果。
当然だけど、下地の色でcontrastの色合いが左右される。
感想は以下。
  • gore-gruntaは、まあ世間一般で言う茶色そのもの。mournfang brownと同じ系統のブラウン。
  • snakebiteは他と結構違う。皮っぽいか? と言われればそうかもしれないけど。
  • guillimanは色がずいぶん薄い……先生、これはほぼshadeです。
サンプルは凹凸のない平面なので、実際のミニチュアに塗ると上記の印象通りにはならない可能性はある。
だったら実物で試してみよう。そうしよう。

被験者はprivateer pressのミニチュア。現在色塗り中。
すでに手袋にはsnakebiteが適用済みだけど、 より面積の広いマントでテストする。
ツギハギで分かれてるので好都合。
サンプルと同じように、grey seerとwraithboneで塗り分けたあと、gore-gruntaとsnakebiteを重ねる(guillimanはもういらない)。
なんという、茶色いマント。まさに圧倒的ブラウン。

でも意外と悪くない。皮っぽさも出てる気がする。
下地が透けるので淡い感じの色合い。そこに物足りなさを感じたり、感じなかったり。
2段になってる上の部分は、contrast mediumで薄めたものを塗ってある。薄まる分、ムラができにくい様子。

マントの裏側。
…ムラがヒドくて泣ける。

こんなもの、上から別の色で塗りつぶしてしまいたい!
contrast、広い面を塗るのは得意じゃないような。
色が均一に伸びない塗料の特性上、広い面を塗ればどうしたってムラが目立つのは当然のことではある。
まあ、そのために contrast medium があるんだろうけど。

以上を踏まえて、今回の結論。
contrastだけでは物足りない。

顔を塗った時と同様、contrastはあくまでbase + shadeの代用として使って、そこからさらに色を重ねていくのが良さげ。
citadelのアプリとか見てもそうなってるし(parade ready)。

実験に協力してくれたミニチュアの場合、contrastと他の部分の雰囲気が違い過ぎて、違和感がありまくり。
結局、マントは上から色を塗ることになりそう(完成したものはこちら)。

とはいえ、ピンポイントで小物とかを塗るには使えそうなので
contrastはそういう用途で使ってゆきたい。


Anthea the Just


前回顔を塗ったraging heroesの例のやつが完成。ようやく。

盾の彫刻が細かすぎるせいか、一部キャストが不十分なところがあったり
頭から生えてる真ん中のトゲが曲がってたり(直そうとしたら折れたので短くした)
多少の問題はあったけど、全体的には良好なクオリティ。
なお、付属の銃パーツは雰囲気に合わない気がしたので採用は見送った模様。
ベースはコルクシートを載せただけで済ませた。

それにしても、背中から生えてる本みたいなやつは一体何なのか。
gamesworkshopもそうだけど、海外のミニチュアは、謎なモノを背負ってるのが多い気がする。

同シリーズのミニチュアと並べてみたところ。
やっぱり、目がある方が良いなぁ。描くのは大変だけど。
カメラも顔と認識するし(特に意味はない)。

これで raging heroes の在庫は残り1つ。
全部片付けたいところだけど、その前に privateer pressのこいつをやっつける。
ポーズはカッコイイ。
が、ホワイトメタルのパーツが多いので処理が面倒。
軸打ちがいるし、どうせ隙間も埋めないといけないし。
ベースの方も少し手を入れたかったりするので、塗装は少し先になりそう。

Z3R0 ~Bigchild

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