中華と和風が折衷したような独特の雰囲気を持つ、kimera modelsのxian lu。一目で塗るのが面倒だと悟ったので、買ってから1年ほど放置していたミニチュア。買ってすぐに作れば在庫が積み上がることなんてないはずなのに、なかなか思うようにはいかないものである。
そんなxian luの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール良好、パーツの合いも良い。が、右腕の接着面が小さく、わずかにスキマができるので強度向上も兼ねてパテで埋めた。あとは塗装のことを考えて最低限のパーツだけ接着し、プライマを吹く。
スケールは75mm(1/24らしい)。細かいモールドが多く、塗装に時間がかかりそう。まあ、予測通りではある。日本的兜みたいな頭飾りと右足は仮留め。他、付いていないパーツも別で塗って最後に接着。
カラースキームはいつも通り青でまとめる。kimeraのミニチュアをkimeraのphtharo blueで塗ったら良いじゃない、みたいな。
とりあえず、目が細すぎ。悪意すら感じるのは気のせいか。
これは塗装中の写真。目元が寂しいのでアイシャドーを追加してある。何ならもっと濃い色にしても良かったかも。
初のタイツ塗装はまずまず。一発勝負という緊張感の中、どこをスケスケにしてどれくらいのスケスケ具合にするかなど、少しずつ確認しながらの作業となった。ちなみに薄々のタイツよりも、これくらいの適度な透過具合の方が個人的には好みである(意味のないこだわり)。
左右に垂れている長い布には、星にしか見えない桔梗を描いた。口実だけど、フリーハンドで描くには難儀な場所なので、そうなるのも仕方がない。5枚の花びらをバランス良く描くのが難しいのである。なお裏側が空白なのは、描く気力がなかったから。作例も同様だし、きっと同じ気持ちだったに違いない。
以上、kimeraのxian luはアジア人に対する西洋的ステレオタイプをうかがわせる、細い目の造形が特徴のミニチュア。丸出しの胸を前提とした服とか、スケスケのタイツとか、二刀流とか、芸者という設定にしてはツッコミどころが満載である。が、出来自体は良いので細かいことを気にしない人にはオススメ、かもしれない。さぁ、皆でタイツを思う存分スケスケにしようではないか。