Thunderjaw ~Horizon Zero Dawn

ケモノ型メカ、通称ケモメカが多数登場し大興奮のゲーム、horizon zero dawn。
その新作が来月リリースされるというのに、ps5が全然買えない。
抽選に応募しても、ちっともまったくさっぱり当たらない。
発売して1年以上たつというのに、なぜこんなことになっているのか?
答えろ、ソニー!!
ちゃんと仕事しろ、ソニー!!!
任天堂を見習え!!!!

煮えたぎる怒りの中、気づけば買っていたのがこのthunderjaw expantionであった。
ps5の約10%の値段のサンダージョー、これで怒りが収まるなら安いものである。
なお、こちらは拡張キットなのでボードゲームとして遊ぶには別売りの本体が必要。もちろんそんなものは買っていないけども。

ps5の1/10の値段のサンダージョーはレジン製でパーツは3つ。
こうして見ると、ケモノというよりは魚である。足の生えた魚的生物。

ディテールの方は極めて大味。
背中のアンテナを見ても分かるように、シャープさには欠ける。というより、シャープさなんてものはどこにも見当たらない。子供向け玩具レベルの安全性でも確保したのかと、そう皮肉りたくなるほどの眠さ。
そしてパーツの合いも全然良くない。特に左足がひどくて、そのままではハマらないから凸部分をかなり削ることになった。
パーツは3つしかないんだからもう少し頑張れよ……。

テンションを下げつつも、プライマを吹いたところ。
全長は25cmくらいで重量約350g(ベース込みだと400g)のディメンション。
まあ、デカいだけが取り柄である。それ以外に褒めるところがない。
あれ?  これでps5の1割の値段って、もしかして高いのでは……? 

そんなことを思い始めたらカラースキームを考える気力がなくなったので、設定に近い感じに塗って完成。
ところどころに野暮ったいモールドが散見。
ムダにデカいせいでそれが余計気になる。
あと写真を撮るのも一苦労。

目に当たると思われる顔先端のled部分は青でglaze。
ps5が買えない怒りで赤くしようと思ってたけどやめた。
機械獣も王蟲も青い方が良いに決まっている。

ベースはタミヤのテクスチャペイントに荒めの石ころ素材を蒔いただけ。
このペイント、vallejoやcitadelのものに比べると塗料がやや乗りづらい気がする。
値段的には手頃だけど、容量なども考えるとvallejoに軍配が上がる印象。

以上、怒りに任せて買ったサンダージョーは正直イマイチなミニチュア。
たとえps5の1/10の値段であったとしても、その価値があるかどうかは怪しいと言えよう。
このディテールではゲーム本体のミニチュアも期待できないので(実際の塗装サンプルもアレな感じだし)、horizonシリーズはこれで終了である。

そして、残されたこのビミョーなサンダージョーとともに、ps5が買えない怒りと向き合ってゆきたい。

Sù-Jiàn Immediate Action Unit ~Infinity

infinityの自律可変兵器、sù-jiàn
チーターのようなフォルムとそこからほどばしる疾走感がナイス。とりわけシッポがイイ。
なお解説によれば、sù-jiànというのは『高速の剣』という意味らしい。

ミニチュアの素材はホワイトメタルで、以下パーツ。
ケモノ型の高速移動形態と人型の戦闘形態の2体入り。
ディテールは良好。
人型の方は左足の接地がやや悪いので、すり合わせを推奨。

組み立ててプライマを吹いたところ。
スケールからすると、人型の全高で2m強と思われる。
変形機構がなければパワースーツでも通りそうだけど、例によって無人機である。

カラースキームは白メイン。黒と並んで陰影の付けづらいこの色をあえて試してゆく。
結果、白っぽい色にはなった。
レシピはvallejoのpale blueを元に、同deck tanと白のミックスでハイライト。
影の部分(pale blue)はもう少し明度を落としてコントラストを際立たせても良かったかも。
とはいえ、白単色で塗るよりは表情が出たのでまずまずの出来。

が、ものすごく地味ではある。
ほぼ白、黒、グレーしか使ってないし。
そういうこともあって、ベースには追い越し禁止の線を引いておいた。

さらには肩に手裏剣マークみたいなものを描いて、にぎやかしに。
戦闘形態がどことなく忍者ぽくもあるので。
逆の肩には"玖"の字を。言わずと知れた九の大字である。
九番であり九号機であるかもしれないものの、特に意味はない。

以上、sù-jiànは高速移動形態がワイルドでスタイリッシュなミニチュア。
変形したらシッポがどこへゆくのかは気になるものの、それなりに現実的で説得力のあるデザインは好印象である。
ケモノ型メカことケモメカ愛好の士としても満足できる一品と言えよう。

Elya ~Limbo Miniatures

limboのkickstarterで買ったelya。
かつてはlimboのサイトでも買えたけど、今はpetals of the rose knightsと名を変えて痕跡を残すのみである。
にしても、この"薔薇騎士の花弁"という名前はなかなかにクール。複数形になっているのは、ゲームでは部隊として登場するためと思われる。

そんなelyaさんのパーツは以下。
ディテールはまぁまぁ。
右胸や髪飾りなど一部のモールドが不鮮明だったり、パーティングラインが消しづらいところにあったりと、それなりの出来。
パーツの合いはそこそこ。首のところに出来るスキマがやや気になる。

組み立ててプライマを吹いたところ。
躍動感あふれるなびく髪、うつむき加減の顔、そして良く分からない謎ポーズがイイ。
スケールは75mm。実寸は8cm強なので、1/20から1/22くらいと勝手に想定。

カラースキームは金色の鎧に青の衣ということだけを決めて、あとはその時の気分次第。
で、塗ったら完成。
鎧のお腹部分のモールドがやや浅め。ここは潔くエナメルでスミ入れしても良かった。もちろん、グロスバーニッシュか光沢クリアを吹いてから。

剣はちょっと白すぎ。形状が円筒なのでnmmがやりづらいというのもあるけど。
とはいえ、作例からして白いから気にし過ぎても仕方ない。

目はかなり小さい。ので白目だけ。
黒目をどう入れてもミョーな感じになりそうだし、ポーズ的に横から見るミニチュアなので、顔にこだわるのは時間の無駄と判断した。
そもそもがリアル寄りの造形で全然カワイくないというのも一因。むしろ怖いと形容した方が的確である。スカイリムに出てきそうなくらいに。

台座はgreen stuff worldの8cm径のやつ。
広げた足のせいで手持ちの木片には載らなかったため、付属のベースごと台座にオン。
なお、ミニチュアの接地面が小さいのと重心が高めとあって、揺らすと上半身が細かく震える。真鍮線は仕込んだけど、ガッチリ固定できるほどのマージンを取る余裕がミニチュア側になく、保持力に不安を残す結果となった。このあたりはヒール系の履物の泣き所である。

以上、elyaは鑑賞する方向を限定するミニチュア。
立体物としての存在価値を否定するかのようなスタンスながら、その分、一点特化した強みを遺憾無く発揮しているとも言えよう。
今となっては入手困難だけど、limboのこっちのkickstarter次第でまた買えるようになるかもしれない。ちなみに、支援していないから状況は不明である。

そういうわけで、今年も淡々と在庫消化を進めてゆきたい(すでに在庫を増やしながら)。

Z3R0 ~Bigchild

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