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Teska Bust ~Cyber Addiction

 cyber addictionのteska、そのバストモデル。stlデータを元に、dmmの出力サービスで実体化したミニチュア。見ての通り、わりとキワドイ格好をしているので、そのあたりに敏感な人は積極的に目をつむることを推奨したい。
出力素材は高精細プラスチックで、値段は6000円強。レジンの方が安く済みそうだったけど(見積もりは約2000円)、微小なディテールがあるせいで出力不可と判断される可能性も考慮し、結局はプラスチックを選択。

おかげでディテールは良好。が、顔の左側の造形がなんかイマイチ。おそらくサポートが付いていたせいで荒れているんだろうけど、目視できるレベルで違和感があるのでちょっとばかり気になる。

プライマを吹いたところ。
全高6cm弱。75mmスケールと言いつつ、実際は1/18くらいはありそう。前にも思ったけど、この高精細プラスチック、わりと表面がザラザラしている。ほぼツルツルなところ(モモとか尻のあたり)がある一方で、目に見えて滑らかじゃないところもあったりと、その落差が激しい印象。『表面はスベスベじゃなきゃヤダ! 手触りが命!』みたいな人には正直オススメしかねる素材である。

カラースキームはピンクと青でゆく。blade zeroで成し遂げられなかった青をここで再現し、雪辱を果たすのである。
結果的にはまずまずの青になった。濃すぎず、薄すぎず、かといって緑寄りというわけでもない。頭の中のイメージとそれほどかけ離れてもいないので、とありあえずは成功と言えよう。レシピはvallejoのdark sea blueに、同steel grey、blue greenやivoryなどを投入したもの。

全体で見ると髪のコントラストがやや物足りない。元の色(vallejoのearth)が明るすぎたせいで、ハイライトが弱く見えるというか。もう少し暗い色から塗り始めれば良かった。

ゴーグルの透過部分は緑でglaze。オレンジと迷ったけど、より周囲から目立つ緑にした。ちなみに塗る前の状態はコレ。ちゃんと目も入れてある。

なお台座がないのは、単純に用意ができていないからである。データには一応以下のベースも含まれているけど、ビミョーに本体と雰囲気が合っていないので出力はしないことにした(レジンでの見積もりは3000円超)。
本体の半分のお金を出してまで欲しくないし、別途手頃なものを探して固定する予定。

以上、cyber addictionのteskaは格好がけしからんミニチュア。4k解像度の3dプリンタであれば綺麗に出力されそうだけど、そんなものは持っていないからただの希望的観測である。でも一番の問題は、このcyber addictionのデータがいまだに一般販売されていないこと。そのためこれらのミニチュアが欲しい場合、商用ライセンスを持っているところから物理コピーを買うしかない。その入手性の悪さは気になれど、kickstarter exclusiveとはそういうもの。であるからこそ、kickstarterはやめられないのである(散財の口実)。

Teska ~Cyber Addiction

前回に続きcyber addiction、そこからのteska(32mm)。

stlを元にdmmの出力サービスで実体化したミニチュア。素材はアクリル。
正面は半透明、一方の背中側は白っぽい。サポート(印刷物を支える柱)が付く面はこんな感じになるらしい。滑らかな半透明部分に比べ、ちょっとばかりザラザラしている(ナイロンほどではない)。

ちなみにサポートはdmmが付けてくれるので、送るデータにサポートは不要。つまり、どこにサポートを付けるかは指定できないわけである。一応、造形方向を指定するオプションはあるようなので、どうしてもここは白くしたくない、という確固とした意思がある場合は利用しても良いかもしれない。それなりの金額を請求されそうではあるけど。

そういうわけで、白くなった部分に気持ちだけヤスリをかけた。で、プライマを吹く。
さすがにこのサイズ(約3.5cm)だと、細かいモールドをすべて再現するのは難しかった様子。左モモの上下に走る凸モールドなどはほぼ視認できない。それでも顔はしっかりとディテールが確保されているし、剣に空いた穴(マテリア用?)や腰マントまわりの空洞もはっきりしているしと、サイズを考えれば十分な品質である。

カラースキームは派手になりすぎない程度にオレンジを使ってゆく。そして完成。
当然だけど、アクリルはナイロンに比べて塗りやすい。他はレジンとそんなに変わらない印象。でも強度は上かもしれない。塗っている最中やベースへの固定時を含め、折れそうと感じる場面はなかったので。

背中側のザラザラが気になると言えば気になる。髪のあたりは特に。でもまあ、基本的には正面からしか見ないから問題なしと言えよう。

ベースはinfinityの25mm scenery base。大きさ的にピッタリなのは、元よりこのサイズを意識して製作されているからだと思われる。ので、infinityのミニチュアを横に並べてみた。
infinityぽさが爆発している。同じブランドのミニチュアと言われても違和感はない。

以上、cyber addictionのteskaはサイファイ感あふれるクールなミニチュア。細部までよくできたモデルなので、是非出力して造形を楽しんでいただきたいところである。

stl自体はまだ販売されていないものの、こちらのサイトでそのうち買えそうな気配はするので、気になる人は監視をどうぞ(キャンペーンのbackerならすでにダウンロード可能)。

cyber addictionには他にも出力したいモデル(バイクに乗ったheimとかteskaの75mm版とかバストとか)があるものの、それらは自前の3dプリンタを入手してからになりそうである。そんな日が来ることを懐疑的に待ちながら、気長に在庫の消化を進めてゆきたい。

Heim ~Cyber Addiction

「俺、全部の在庫を消化したら3dプリンタを買うんだ……」

そんな回収の見込みのないフラグを立てている今日この頃、kickstarterにて良さげなキャンペーンを見つけた。そのcyber addiction、リワードに実物のミニチュアはなく、3dデータであるstlが提供されるらしい。

stlだけもらってもなぁ……。でもinfinityぽいキャラクタデザインは好みで捨てがたい……。じゃあ、どうしよう。しばらく迷った後で、半分はお布施のつもりでプレッジすることにした。そうして実際にstlを入手して眺めていると、案の定、印刷した立体物が欲しくなるわけである。で、噂に聞いたdmmの出力サービスを使ってみようという話になるのは、ごくごく自然な流れと言えよう。

早速データ(75mmのモデル)をアップロードして見積もりを取ってみると、レジンだと¥2,000くらいで出力できる模様。思ったよりも安かったので、喜び勇んで注文を完了してみたら、微細なモールドや細い部分が造形できないと容赦なくキャンセルされた。

改めてこの素材一覧に目を通してみたら、レジン以上のディテールで出力できるのはナイロンとアクリルくらいしかないことが判明。でもアクリルだとこのサイズで¥10,000近くする。予算の都合上、そこまでは出せない(悲哀)。やむなく、その半額程度で出力できるナイロンを選択した。

1週間ほどで届いたのものがこちら。
ディテールはまずまず。頭部のモールドがやや不鮮明な気はするけど、他は悪くない。ただし、表面が予想以上にザラザラしている。猫の舌とかサメ肌とか、それに類する手触り感。素材が硬い上に形状も複雑なので、ヤスリをかけるのは早々に諦めた。

ところで、ナイロンって塗装できるの?  と思って調べてみたら、溶剤系の塗料は食いつかず、すぐに剥がれるらしいとの情報が。でも使うのは水性アクリルだしどうにかなるだろうと、いつものvallejoのプライマを吹いてみた。
ナイロンは防水じゃないので不安だったけど、特に問題はなし。
多少、表面から水分を吸っているような形跡はあったものの、乾いてしまえば元通り(に見える)。ついでに、こすってもプライマが剥がれたりすることはなかった。

あとは塗るだけということで、カラースキームは黄色メインに決定。隠蔽力がないことで有名な黄色がナイロン上でどうなるのか。これは壮大な実験である(そうでもない)。
結果はフツーに塗れた。レシピはvallejoのscrofulous brownとorange brownのミックスを元に、citadelのyriel yellowでハイライト。

一方で、ナイロンは水性の塗装に向いていないという印象も。水分が多いと塗った部分がグズつくというか荒れるというか、塗っているというよりは色が染み込んでいるとでもいうか。隠しようのない表面のザラザラも気になるし、この手の用途に向いた素材とはとても言えないのが正直な感想である。

ミニチュアに関しては、顔(特に口の周辺)を含めた頭部のモールドが浅くて曖昧。造形方向ゆえか、プリンタの限界か、あるいはナイロンのせいなのか。他にも左手の銃や、バックパックのディテールが甘い感じ。

ベースはinfinityのscenery base。使い道がなく困ってたやつ。でもこれ1枚だと厚みが足らず、真鍮線で本体を固定する際の強度に不安が残る。ので、55mmベースに載せ2枚重ねにして対応。スキマはパテで埋めた。今回の工作はこれくらい。
なお、heimのプロジェクトにはベース用のstlも含まれている。なのに自前で用意しているのは予算の(以下略。

以上、cyber addictionのheimはサイバーでサイエンスなフィクション的雰囲気の漂うグレートなミニチュア。ナイロンでの出力はオススメしないけど、それ以外の素材であれば良好な造形を楽しめそうである。

最後に、アクリルで印刷した同キャンペーンのteska(32mm)との比較。
このサイズで¥3,500もするという事実を噛み締めながら、フラグと真摯に向き合ってゆきたい。

リーオー ~バンダイ

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