Captain Gunnbjorn ~Privateer Press



今回はprivateer pressからcaptain gunnbjorn
端的に言って、バズーカトロル。amazonのレビューより。

素材は見ての通りのホワイトメタル。
ディテールは良好、パーツ数も少なく組み立ては容易。

が、どこからどう見てもベースのサイズが合ってない!
おそらく、入れ間違いと思われる。
交換してもらうのは面倒だし、怒る気にもならない。
ので、他のキットから調達する。こういう時に在庫があると助かるなぁ。

目立つパーティングラインを消して、塗装のしやすさを考えて部分的に組み立て。
右腕のバズーカはそこそこ重量があるので、真鍮線で軸打ち。
で、だいたい塗ったところ。
トロルと言えばボストロールであり、ボストロールと言えば緑である。
そんなドラクエ3的な発想。

ベタ塗りでイマイチではあるけど、ここからshadeなりwashをするとイイ感じに落ち着く。その印象の変わり方も面白い。細部はそれから塗る。

完成したのがこれ。
デカいバズーカが最高にクール!
金属色で重量感もしっかり出てる…ような気がする。
その分、他の細かい部分は別の色で金属を表現した方が良かったかも。

ベースはcitadelのarmageddon dustに草を生やしただけのお手軽フィニッシュ。
ホワイトメタルゆえの重さもあって、重心を上げると不安定になりそうだったので、半分は手抜き。

以上、ベースの入れ間違いはあったものの、満足度の高いキット。
privateer pressらしいミニチュアとも言えよう。
トロル好きだけでなく、バズーカ好きにもオススメである。

…などと適当なことを言いつつ、鋭意、在庫を消化してゆきたい。

Sci-fi Erza ~ Kingdom Death


Sci-fi Erzaを作る。
3dプリンタ製のミニチュアは初めてなので、半分は興味本位で買ったもの。
パーツの構成はこちらを参照。

まずは仮組み。
太モモのあたり、年輪状の層が目立っていたのでヤスってある。
が、消すのがわりと大変。他の部分は早々に放置を決定。

先に組み立ててしまうと細かい箇所の塗装がやりにくそう。
ので、例によって塗ってから組み立てることにした(頭と髪だけは接着)。

で、だいたい塗れたところ。
…イラストのように顔をカワイく塗るなんて、無理な話というもの。
そもそも、目、小さすぎ。米粒にお経を書くレベル。
なお髪だけエアブラシで吹いてある。地味に3色重ね。

まあ、本体のことはこれくらいで諦めて、次はベース。
そのままでは物足りないので、プラ板やらを駆使してそれっぽいものを作る。
あとはvallejoの黒プライマを吹いてから色付け。
したら、工場っぽい何かが出来上がった。
右はベースの入れ物。どうせ鳥の模様は見えなくなるけど一応塗った。

あとはミニチュアを接着して完成。
瞬着だけでは強度的に不安なので、右足に真鍮線を刺してベースに固定。
全体的に、塗装の上からでも年輪状の層が分かる。
特に肩から提げているデバイスで顕著。
あえて塗膜を厚くすることで目立たなくさせることはできそうだけど、それが最適解とも思えない。
表面処理をどこまでやるかは今後の課題と言えよう。

にしても、この大きさのミニチュアに44ドル(本体27ドル + 送料17ドル)、ほぼ5000円とか、我ながら正気の沙汰ではないな。
送料があると、まとめて買わないと高くつく
そんな当たり前のことを、今さら痛感するのであった。

贖罪のKingdom Death


そういうわけで、贖罪の時間である。
某kingdomことkingdom deathからミニチュアが届いた。


まるでアップル製品のようなパッケージ。
と思ったら、本当にアップルを意識してるぽい。

designed in californiaならぬ、new york。

ところで、なぜechoes of deathではなく2の方を買ったかというと、2のミニチュアの方が良さげだったから。それだけ。
基本的にゲームには興味ないので、購入の決め手は立体に惹かれるかどうかの一点に尽きる。ゲームやる時間があるなら模型を作る、みたいな。
これはgamesworkshopやprivateer pressも同じ。軍勢とか勢力に関係なく、カッコイイと思ったものだけを買う。

どうでもいい前置きはここまでにして、早速echoes of death 2を開封。


中身はプラスチックのランナー1枚とベース4つ、ゲーム用のカード一式。
組み立て説明書はなし。はい、いつものことです。

パーツのディテールはかなり、というか、相当スゴイ
コピー品とはワケが違うぜ!


見たところ、パーツ分割は素直な感じ。
少なくともgamesworkshopみたいな変態的(褒め言葉)なものではない。
あっちは人体を前上からスライスするような分割をするから……それはそれで面白いんだけど。

ちなみに、c6のメイスみたいなパーツの先端が曲がってたので直してある(白くなってるとこ)。
まあ、これくらいなら問題ない。
細かいことを気にしてたら海外通販なんてやってられないから、ホントに。

もうひとつのdetective twilight knightも開封。
日本語だと、探偵 黄昏の騎士、といった感じか。
中二病的な響きのあるパワーワードである。
ランナーはこちら。


パーツ数も少なく、シンプルな構成。
はて、右上の体のパーツ、何をはめるんだ? と思ってたら…


まさかの胸だけ別パーツ!
この謎のこだわり……製作者はただものではないな(確信)。

で、一通り堪能したから、そっと箱に戻した。
残りの1つは開封すらしてない。

だというのに、追加でSci-Fi Erzaも買った。
どうも倉庫の場所が別らしく(ニューヨークとシカゴ)、echoes of death2とかとは一緒に買えなかった(カートに入れると、別倉庫のアイテムはsold outになる)。
ので、送料17ドルを別途お支払い。
これは贖罪であり、散財でもあるのだ。
こちらの材質はレジンで、3dプリンタで出力したもの。
足のあたりにサポートがある。表面も年輪みたいな層になってるので分かりやすい。
塗装したらこの年輪は気にならなくなるのか…?  顔にもあるんだけど。


以上、kingdom deathへの贖罪はこれで完了した(と見なす)。
が、ハロウィンやblack fridayにセールをやりそうなので、そうしたらまた買うかも。
在庫ばかり増やしてどうすんだという気もするけど、在庫は在庫を呼ぶから仕方ない。
積んどくモデラーになる前に消化しなくては……。

とりあえず、上のerzaから手を付けるか。
そう思いつつ、今日もまたキットを眺めるだけで、時は過ぎてゆく──

ヤンマー コンバイン YH6115 ~ハセガワ


久しぶりにプラモデルを作った。
ここ最近はミニチュアばかりだったので、少しだけ懐かしさを覚えた。
プラ用接着剤の匂いに。

モノはハセガワのコンバイン、yh6115。スケールは1/35。

まず、パッケージのイラストが最高にナイス。
単駆郎という作者の名前にも味がある。

塗り分けは最低限の色プラ仕様。
組み立ても難しいところはなく、同じハセガワのトラクターyt5113aに比べればかなり素直なキットと言える。
クソみたいな窓枠デカールもないし。ただし、平面には貼る必要がある(うちはまた塗装にしたけど)。

唯一気になったのは、運転席後部から生えてる煙突のデカールが貼りにくいこと。
曲面に巻きつけるように貼る必要があるため、位置決めが難しい。
案の定ズレた。
が、細かいミスには積極的に目をつぶる。それが雰囲気モデラー。

製作途中の写真はないので完成品がこちら。
窓をマスキングしたところくらいは撮っとけば良かったと思いつつ(労力のわりに報われないパターン)。



メインカラーの赤は説明書通りにマルーンと赤で調色したけど、ごくフツーの赤に見える……。
ところどころツヤの出方が違うのは、塗装が梨地になったところと、なってないところの差。
タレる寸前まで吹くのは分かっていても、塗膜が厚くなりすぎても困るし、そんなこんなで迷ってたら中途半端なものが出来上がりましたよ。赤の濃淡があるのもそのせい。

クリアは、クレオスのuvカット光沢スプレーをエアブラシで吹いてある。
それから2000番のヤスリを軽くかけて、タミヤの細目コンパウンドで研ぎ出し。最後にモデリングワックス。
あんまりテカテカしてても仕方ないので、控えめに。バイクや車じゃないんだし。

今回、タミヤのラッカーシンナーでミスターカラーを希釈したんだけど、どうもあまり相性がよろしくない感じ。表面がザラザラになって粉っぽくなったり、光沢が出ないというか。
ガイアノーツの薄め液は問題なかったので、同じように考えてたら甘かった。
タミヤのラッカーシンナーは他と違ってプラ用接着剤みたいな匂いがするし、タミヤ専用にした方が良さそう(タミヤアクリルは問題なく吹けた)。

その弊害が出てるのがホワイトの部分。
写真では分かりづらいけど、スミ入れしたエナメルが落ち切らないほどに塗装表面が荒れてる。

他にも、クリアを吹きすぎてタレたり、研ぎ出しにミスってエッジが出たり、赤のタッチアップをcitadelのmephiston redでやったら明らかに違う色だったり、運転席の組み付けが悪くてスキマがあったりと、例によってミスしまくり。

でも遠目で見れば、細かいところなんて気にならないから不思議!
どんどん遠目で見てゆこう!


運転席はこんなの。
ドアの可動部分がユルユルなこともあって、本体を傾けると勝手に開くことも。
塗膜を厚くするとかで対策を取った方が良さげ。

キットには運転手のおっさんフィギュアも付属してるけど、ハンドルを接着したら椅子に座らせるのは不可能。
あとで塗って乗せようと思ってただけにショック…。
でもまあ、その時間を他の在庫の消化にまわせるので結果オーライとも言えよう。


最後にトラクター(yt5113a)と一緒のところ。
赤の違いがほぼ分からない件。
トラクターの方はミスターカラーのキャラクタレッドをそのまま吹いたはず。
もしや、調色なんていらなかったのでは……。

総評としては、良いキット。完成後のプロポーションも良好。
おまけに、コンバインの仕組みがなんとなく分かる。
デカールは多少、頑張る必要があるかもしれないけど、マークソフターがあれば乗り切れる。レース用のバイクとかに比べれば簡単。

トラクターは1/24でも良い気はしたけど、コンバインはこのスケールが正解か。
手のひらサイズでちょうどいいカタマリ感。
ただでさえ四角いので、これ以上大きいと間延びしそう。

そういえば、一部赤を塗り忘れたので
vallejoの白プライマー → mephiston redをエアブラシで吹いたんだけど、写真ではほぼ分からない。光沢クリアのおかげである。でもよく見ると、やっぱり違うんだけど。

くれぐれも、アラ探しはご遠慮ください。

参考書 ~Angel Giraldez MasterClass


本を買った。塗装の参考書。
著者はangel giraldez
ミニチュアペイント界隈では有名らしい。vallejoと組んでいろいろやってる模様。
ragecraftのfallen queenの作例もこの人。確かに超絶技術である。
なお、youtubeにもチャンネルがある。

vol1は上記の公式サイト、vol2はamazon.comで買った。
送料込みで全部で1万くらい。高い買い物と言えよう。
vol2はボークスでも売ってるけど、amazonで買った方が安い。
ボークスは送料高すぎ。

そのvol2、今amazonで調べてみたら、買った時より9ドルも安くなってる…。
なんてヒドイ話。

本の内容は結構参考になる。
参考になるだけで、同じことができるようになるわけではない。当然ながら。

具体的にはこんな感じで塗装手順を解説。
基本はエアブラシで、細かいところは筆、というスタイル。
ライティングやハイライトの考察は、それなりには、ためになる印象。

ただ、筆塗りオンリー派には不要な本かもしれない。
一応、顔塗りとかは筆なので、役に立たないことはない…気もする。
とりあえず、革服の質感の表現がスゴすぎて鼻血が出そう。

塗装してるミニチュアはInifityのもの。
ヨーロッパでは有名なのだろうか。あんまり聞いたことないなぁ。

vol1とvol2、両方買うべきかと聞かれたら、正直vol2だけで良い。
シンナーによる希釈の割合とか、vallejoをエアブラシで塗る際の説明が載ってる。
amazonのレビューにも同様の指摘あり。

ただ、youtubeの動画だと水でしか希釈してないので、
シンナーなんて必要ないのかもしれない(本には、水かシンナー、とある)。

個人的に、目からウロコだったのがコレ。
エアブラシをコップにイン!
水性塗料なんだし、水に突っ込んでうがいすれば良いよね、っていう。
豪快すぎて笑えるが、理にはかなってる。
色を変えるたびにシンナー(あるいはクリーナー)を使ってキレイにしてたら、vallejoのボトルなんてすぐになくなるから。

本書では、上記の方法で洗いつつ、ノズルが詰まったらクリーナーで掃除とあるけど

塗料を入れて吹き付け。
なくなったらコップインでうがい。
また塗料を入れて吹き付け。
以下、繰り返し。

これで、vallejoもcitadelも固まることなく吹けることは確認済み(シンナーで希釈)。
塗料がなくなるたびにうがいをするのが、ちょっと面倒だけど。
それでも、ナイスな示唆をありがとう、angel!

注意点として、塗装が終わったあとの、クリーナーによる掃除は必須。
うがいだけでは色が落ち切らない。

この本を読んでると、細吹きできるエアブラシが欲しくなるなぁ。
0.3mmしか持ってないし。

angelが使ってるのは0.15mmのinfinity——いくらくらいするんだろうか。
そう思って検索してみたら、値段を見て無事死亡。
…まあ、高いエアブラシを買っても持ち腐れになるかもだし、使いこなせなければ意味もない。
スキルレベルが10くらい上がったら、また考えよう。

Z3R0 ~Bigchild

bigchild のアンドロイドシリーズ(勝手に呼称)からz3r0。現在、当のbigchildはサイトリニューアル中ということで商品ページにはアクセス不可。今年1月からずっとこんな感じなので、このままフェードアウトしてしまうのではないかと危惧している。ミニチュア販売だけではあまり...