Ashina ~Hera Models

「頼む! オラにみんなのやる気を分けてくれ!」

そんなふうに年末年始を怠惰に過ごしたせいで、想定よりもだいぶ遅れて完成したhera modelsのashina。ashinaといえば葦名であり、つまりはsekiroにでもインスピレーションを得たのかなと勝手な憶測をしたくなる、侍風味なミニチュアである。

そんなashinaさんの素材はレジンで以下がパーツ。
買ったのはashina packなので、写真のように台座と真鍮線が付属。が、製品cgにある平たい台座を期待していたのに、届いたのはフツーの市販品でガッカリした。これなら国内で調達した方が安く済むではないか。しかも真鍮線の径は2.5mm。同サイズのドリル刃を持っていないから、結局自前の3mmの真鍮線を使用する羽目になった(このためだけに刃を買いたくない)。そういうわけで、ashina packに+11ユーロの価値はなく、買うならashina単品で十分、というのが正直な感想である。

遺憾の意を表明しながら組み立てて、プライマを吹いたところ。
スケールはたぶん1/10。見ての通り、ディテールは良好。塗るのはすんごい面倒そうだけど。頭と頭頂のフサフサ、肩の鎧パーツは仮留め。龍も別。

カラースキームの策定は例によって難航した。製作期間の半分は色をどうしようかと考えていた、と言っても過言ではない。そんな中、sekiroの葦名一心が水色っぽい着物で槍をブンブンしていたことを思い出し、それを足がかかりに各部の色を決定。最初は低空飛行だったやる気も徐々に調子をあげて、なんとか完成へと至るのである。
出来上がってみると、これがなかなかカッコイイし最強にマーベラス……なのだが、頭のフサフサがデカすぎてどうにも気になる。これいらなくね? と思って、フサフサだけ根本から切断しようとしたものの、下部の留め具部分とモールドがキレイに分かれていないので無理と判断。結果、不本意ながらの採用となった。ちなみにフサフサなしの写真はこれ。
やっぱりこっちの方がシンプルでよりナイス。フサフサが選択式だったら良かったのに。

あとは龍の緑色が暗すぎ。黄緑系にしておけば、ashinaさんとの対比がもっと際立ったはず。イメージとしては、まんが日本昔ばなしのオープニングに出てきた、あのとぼけた顔つきの龍みたいな色である。

とはいえ全体的に見ればコントラストもそれなりに効いていて、悪くない出来栄えとなった。この達成感と満足感が次のミニチュア作成への原動力になるはずである(たぶん)。

以上、hera modelsのashinaは頭のフサフサさえなければ最高だった実に惜しいバストモデル。日本人から見るといろいろ疑問を感じる箇所はあるものの(そもそもこのフサフサは何? とか、ベルトあるいは関取のまわしみたいな謎の帯とか)、それらを真っ向からねじ伏せて黙らせるだけの魅力があるのも事実。侍やsekiro好きだけでなく、多くの人にオススメしたい珠玉のミニチュアと言えよう。

トールギス ~バンダイ

ガンダムアッセンブルからトールギス。相変わらずやる気のない公式サイトに若干の親近感を覚える一方、随所に2026の数字を発見。これはまさか来年から本気を出すということか……。今年本気を出さないやつに来年本気が出せるわけがねー、とテンプレート的にせせら笑いをしつつ、次の展開を冷ややかな眼差しで見守ってゆくつもりである。

そんなトールギスは以下のランナーで構成。
パーティングラインはおもに足に存在。背中のブースタに合わせ目ができるけど、面倒くさいから埋めずに放置。手早く片付けるために、細かいところは見て見ぬふりをするのである。

組み立ててプライマを吹いた(手軽にスプレー)。
腕と左足、武器は仮留め。ポーズは悪くないけど、トールギスといえば飛行しているイメージなので、リーオーではなくこっちを浮かせるべきではなかったのかと思わなくもない。重量やバランスの関係で難しいのかもしれないけど。

カラースキームはtv版の設定通りに塗る。色を考えるのが面倒くさいというのが本音ながら、白と向き合う良い機会と捉えて、前向きに思考を放棄したことにするのである。そういうわけで、エアブラシでパパッと済ませた白の塗装経緯を示すのであった。
最初は全体にvallejoのlight grey。
次はハイライト部分にcitadelのgrey seer。
さらに面積を減らしてvallejoのwolf grey。
最後、一番光が当たると思われるところに同dead white。

あまり変わり映えがしないので、アニメーションgifにしてみた。
色の遷移は分かりやすくなった。でも本体より盾に注目した方が良い気がする。こんなふうに(上の方ほど明るく、下になるほど暗い)。
いずれにせよ些細な違いであることは否定しない。そして、完成へと続く。
盾の鳥マークの陰影が良い感じに塗れたので満足した。それだけ。

以上、ガンダムアッセンブルのトールギスはなかなか良いトールギス。2とか3とか、endless waltz版とか、トールギスにもいろいろあるけれど、個人的には一番シンプルなtv版が好みである。そんな原点のトールギスが欲しい人は、ガンダムアッセンブルのwings of advanceを買ってみるのも良いかもしれない(ただしリーオーが2体も付いてくる)。

Lilith, "the Unseen" bust ~hera models

消化するべき在庫を尻目に買った、hera modelsのlilith。やる気を出すために衝動買いを利用する短慮を恥じつつも、それなりに効果があるのでやめられないのであった。減らない在庫はこうして生まれるのだなぁ、としみじみ感じ入る次第である(反省してない)。

そんなミニチュアの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール、パーツの合い、ともに良好。多少のパーティングラインを処理するだけで済んだので、手間がかからず好印象である。構成としては、見ての通り、頭が選択式でマスクが付属する。

組み立ててプライマを吹いたところ。
頭と両腕は仮留め。腰の瓶をはじめ小物が多いので、色を塗るのが少しばかり面倒そうである。

カラースキームはダーク寄りの色合いにする。見たところ暗殺者ぽい風貌なので、あまり明るくなり過ぎないようにしてゆく所存。
完成した感じは、まずまずのダーク具合となった。肌にはvallejoのpale fleshを足して健康的ではない色を実現。人外感も増すというものである。

ナイフから立ち上る毒煙の色合いは、某ゲームのポイズンクラウドを参考にした。結果的には煙っぽさを出すのが難しく、妥協の産物となったけど。

瓶(ガラス)の表現もまた困ったポイント。今回はnmmと同様の手順を踏んで、最後にgross varnishでツヤを追加。相変わらずガラスに見えないので、こちらは今後の探究課題としてゆきたい。

あとマスクもちゃんと塗ったけど写真に撮るのを忘れた。でもどうせ付けないから問題なしである。

以上、hera modelsのlilithは邪悪な笑みを浮かべたツノありミニチュア。煙パーツの位置合わせに注意が必要なくらいで、他はストレスなく作れる優等生キットである。小物が多く色を塗るのが面倒ではあるものの、試行錯誤の機会にはなるはずなので、学習意欲にあふれる御仁にオススメしたい一品と言えよう。

マキナ・中島 ~バンダイ

送料無料という大義名分のもと、amazonでついでに買ったバンダイのマキナ・中島。マクロスデルタ自体は視聴した記憶はあるもののその内容をあまり覚えていないため、このマキナ・中島なる人物については、こんな人いたっけ? という有り様である。そんな思い入れのカケラもない中立な目線でもって、今回はキットを作成してゆく。

以下がランナー。と、その素組み。
売りでもある目の多色パーツの構成には素直に感心した。想像の斜め上をいく、まさに驚異のテクノロジーと言えよう。しかもこのキットが発売されたのは2016年らしいので、今ではさらに進歩しているはずである。そうした企業努力がバンダイをバンダイたらしてめているのであろうと、勝手に納得するのであった。

が、そんな努力を全否定するかのようにプライマを吹く。
ところどころにできるスキマが気になったので、指や手、髪などにある目立つものはパテで埋めた。バンダイ驚異のテクノロジーは大いに結構だけど、もっとこういうスキマをなくす努力をしてくれ、というのは訓練された変態の戯言である。他、これだけ大きければ前髪があっても目を描くのは問題ないと判断し、顔と髪は接着済み。

カラースキームは困った時の青、kimeraのred shadeをメインにまとめる。あとは適当に塗ったら完成。
もともと誰だか良く分からない人が、ますます誰なのか分からなくなってしまった印象。だが青は良い感じに塗れたので不問とする。

その青のレシピは上記のkimeraカラーとvallejoのglacier blueのミックス。ちなみに台座の方はprussian blueとblue green, verdigrisで塗っているので同じ青でも別の色である。

一部腕の表面が荒れているのは、プライマをベタ吹きしてタレた箇所を修正した痕跡である。たとえプライマであっても、エアブラシのレバーをコントロールして吹く量を調整しないと簡単にタレる。そんな当たり前のことを今さら学んだのであった。まあ、結果的には安くついたのでこちらも不問としよう。

以上、バンダイのマキナ・中島は10年近く前の発売とは思えない技術の詰まったプラモデル。ほぼお膳立てがされた状態なので、素組みでもそこそこ見栄えがするのは小さな利点である(色を塗らないと超プラスチッキーだけど)。でも逆に言えば、そこまでお膳立てをしないと買ってもらえないというバンダイの危機感が透けて見るのであって、いかに手軽さを求める消費者が多いかということを如実に物語っている気もするのである。

普段から面倒くさいを連発している身ではあるけれど、ブツクサ文句を言いながらその面倒くさいを楽しんでいるのもまた事実。それはきっと、そうすることでしか得られないもの、つまり手軽さからは決して得られないものを知っているからである。面倒くさいを毛嫌いせず、時に許容し、時には手軽にやり過ごし、上手に付き合ってゆきたいものである。

あー次のミニチュアを作るの面倒くせー(楽しんでる……はず)。

Ithil, light of dawn ~Arnau Miniatures

夏といえば褐色の肌、であればエルフも褐色にしてゆきたい。そんな安直すぎる思いつきで在庫から選んだarnau miniaturesのithil。暑さでやる気が蒸発し、途中数週間の放置を経たものの、最近の涼しさに促されて作業を再開。もうそろそろ秋だけど、気にせず褐色ぶりを晒す次第である。

ミニチュアの素材はレジンで、パーツは1つのみ。
ディテールは良好、パーティングラインはそれなり。年中やる気が不足しているので、組み立て不要なのはありがたい限りである。

プライマを吹いたところ。
スケールは1/10で全高は6cm強。リアルな顔立ちと夢がつまった乳袋が目を惹く造形。見て分かるように、エルフにしては珍しいグラマラスな体型が特徴である(偏見)。

カラースキームはテーマ通りに褐色にする。あとはシンプルな色の組み合わせをもとに塗ったら完成。
結果、まずまずの褐色になった。レシピはvallejoのcharred brownとcork brownのミックス。そこにlight fleshなどを投入してハイライト。

顔はすっぴんを意識して塗った。チークもアイシャドーも口紅も必要ない、剥き出しの褐色エルフで勝負するのである。

ベースはまたもや100均の木材。が、表面処理や塗装にかかる労力と既製品のコスト、はたしてどちらが負担になるのか最近は良く分からなくなってきている。つまり、買った方が早いんじゃね? ということである。パテを盛って削るのは超面倒臭いし(小さな達成感はあるけど)。

以上、arnau miniaturesのithilはアンニュイな表情を浮かべた三つ編みエルフなバストモデル。とんがり耳フェチだけでなく、乳袋に目がない好事家にもオススメである。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、公式ホームページのやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。

そんなリーオーのランナーは以下の1枚。他に共通のベースが付属。
ディテールはフツー。パーティングラインはしっかりめ。接着剤不要のお手軽構成なので、さっさと組み立ててプライマを吹いた。
全高は約5cm。このヘルメットみたいな四角い頭、まぎれもないリーオーと言えよう。

カラースキームは適当に青っぽい色で塗る。量産機ゆえの雑な扱いをしてゆく所存。
デカい武器を担いだポーズ、悪くない。でも上向きなので写真が撮りづらいという罠。青のレシピはvallejoのperiscopeにsteel greyやpale sandのミックス。

推進剤入りのタンクを腰に付けていることから無重力下での戦闘中と想定し、ベースには宇宙空間っぽいものを描いた。さらに支えのプラ棒を透明アクリルに変更。これで浮遊感もアップである。

以上、ガンダムアッセンブルのリーオーは量産機らしさがあふれるプラモデル。買ったセットにはポーズが異なる同機が2体含まれるけれど、そのうち1体はエアリーズかトーラスにしておけば良かったのに、と思わなくもない。このあたりの選定に疑問が残るのは、他のセットに食指が動かないこととも関係している。とはいえ、細々とでも良いので本シリーズを続けていって欲しいものである。できればカードとミニチュアは別売りで(カードはいらない派)。

Ashina ~Hera Models

「頼む! オラにみんなのやる気を分けてくれ!」 そんなふうに年末年始を怠惰に過ごしたせいで、想定よりもだいぶ遅れて完成したhera modelsの ashina 。ashinaといえば葦名であり、つまりはsekiroにでもインスピレーションを得たのかなと勝手な憶測をしたくなる、侍...