Zombie Dragon ~Reaper Miniatures

zombie dragon1
ゾンビドラゴンなのかドラゴンゾンビなのか、それが問題である。

ミケ猫を猫ミケとは呼ばないことからすれば、ドラゴンゾンビという呼称は正しくないのかもしれず、一方でカレーライスとライスカレーが今では同じものを意味することから考えれば、どちらもまた正しいことになる。
ゾンビのドラゴンと、ドラゴンのゾンビ。その本質的な違いとは何なのか。
まったくもって謎は深まるばかりである。

そんなどうでも良い疑問を胸に、reaperのゾンビドラゴンを作成。
ゾンビ大国アメリカに敬意を示し、フツーのドラゴンではなく、あえてゾンビを選んでゆくスタイル。

ミニチュアの素材はプラスチック。パッケージには特に表記がなく、上記リンクの商品説明にそうタグが付いてる。
プラスチックと言ってもかなり柔らかく、曲げても折れる気がしない。ビニール樹脂的マテリアル。

ディテールは良好なれど、パーツの合いはイマイチ。腕やら足やらに隙間ができるし、土台に載せる箇所なんてキッチリとはまらない。まあ、値段相応と言ってしまえばそれまでである。

ドラゴンと土台部分を分けて塗ろうと思ったけど、持ち手を作るのが大変そうだし、何より土台との接続部分の隙間がハンパないので、全部接着して目立つところはパテで埋めた。
それからプライマを吹いたところ。
当初は緑で塗ってポイズンドラゴンぽくしようと思ってたのに、青に変更。内臓の赤とのコントラストが良さそうという雑な理由。
ウロコとか翼膜とかはエアブラシで大まかに塗って、他の細かいところは筆塗り。したらほどなく完成。
腐った皮フ、剥き出しのハラワタ、ところどころ飛び出た骨……実に良い感じに朽ちたゾンビドラゴンである。
少々こぎれい過ぎる気はするものの、あんまり汚くすると見ていられないので、これくらいがちょうど良い、という判断。
ただ、翼膜の色は青系以外に変えるべきではあった。単調というかなんと言うか。

内臓その他の内部組織は塗装後にgloss varnishでツヤ出し。これでヌメヌメ感アップ。
粘液を再現して糸を引かせたりするのも良さげ。

目に瞳を入れるとコミカルになることが判明したので、またもやvallejoのfluorescent orange。 困ったら蛍光にしとけば良いや、みたいな。

土台にはジオラマパウダーをまいてコケっぽくしただけ。
ベースに載せようと思ったけど、このサイズに合うものが手持ちになかった。

にしても、左腕と胴体との接続部分が丸分かり。もう少しパテを盛っとけば良かった。
他、右足、しっぽの半分、両翼が別パーツ。それらは一見して接続部分が分からないのでまずまず。
頭ももちろん別パーツ。こっちは差し込んで終わり。

さて、ゾンビはこれで満足した。
次はごくフツーのドラゴンを買って並べて比較してゆきたい。
そして良さげであればドラゴンコレクションと称してさらに買い足してゆく。

……そんな妄想を一瞬だけして、積まれた在庫と向き合う現実に戻るのである。

Ranger Trackers Part II~A Song of Ice & Fire

4人そろって、レンジャートラッカーズ!

そういうわけで、ちまちま塗ってたホースメン、ではなくranger trackersが完成。
勢力ごとの色分けとかには興味ないけど、せっかくゲームで使う専用のトレイもあることだし、今回は部隊ということにして服とクロークの色は統一した。

統一してしまえばカラースキームを考える手間が省けるものの、それぞれ装備しているものがちょっとずつ違ったりして(腰に巻いてるスカート的なやつ)、結局、全部同じにはできないという罠。
馬の毛色は最初から変えようと思ってたので罠にはならず。

では順に見てみよう。
栗毛についてはこちら

次、黒鹿毛。
黒に見えるけど、一応、茶色と黒の混色。
お腹のあたりは茶色が強めだけど写真だと分かりづらい。
矢筒に手を伸ばし、今まさに矢を取り出そうとするその一瞬を切り取ったポージングがスーパーナイス。

で、鹿毛。
腰の防具は革製かもしれない。緑で塗ったけど。
流鏑馬的なポーズはオーソドックスでありながらもダイナミック。
ニーグリップで馬にしがみつけ!(適当)

最後に栃栗毛。
と言いながら、こいつは栃栗ではないな……。もっと濃い色にすべきだった。
スカート的な装備はタータンぽく塗り分け。
にしても、矢が太すぎな件。

以上、馬の毛色の再現が難しいことを痛感したのであった。
唯一満足できたのは、栃栗の鼻先がピンクになってるところ。
白のマーキングが鼻まで達するとそうなるようなので。

他、弓の弦はどれも張れそうにないので省略。
4人とも弦を無視した弓の持ち方をしているので仕方ない。
まあ、演出とは得てしてそういうものである。
リアルであることが必ずしも正義ではない。

最後に、ミニチュアの入ってた箱が保管にちょうど良いことを発見。
このあたりは組み立て済みミニチュアの利点と言えよう。
かさばるけど。

なお、もう一方の馬乗りミニチュアであるflayed menの方は一向に進んでいない様子。
ので、年内……年度内をめどに塗ってゆきたい。
努力目標であって予定ではないことに留意しつつ、今後も在庫の消化に勤しむのである。

Shàng Jí ~Infinity

infinityのshàng jí
中国語の発音表記ぽいけど、どう読むのかは不明。
シャン・ツィー?  シェン・ジー?
それは置いといて、公式ストアにもあるように、すでに生産中止のシロモノ。
とはいえ市場在庫はそれなりにあるようで、今でもフツーに買える。

ミニチュアの素材はホワイトメタル。
構成は体と左右の腕、背中のファンネルみたいな突起x2の合計5パーツ。

組み立てて最初の印象は、小さい。
infinityの25mmベースのミニチュアは全部こんなものだと分かっていても、やっぱり小さい。
小さいながらもディテールは良好で、モールドも鮮明。
よく出来てるなー、と細部を鑑賞してたら顔が虫っぽいことに気づいたので、緑色で塗ることにした。
銃口をピンバイス(0.5mm)で穴開けしてから、プライマを吹いて塗装開始。

したらすぐ完成。小さいと早く済むのである。
この筋肉をなぞるような形状のスーツと、可動部を埋めるパイプみたいなのがカッコイイ!
背中の突起もアクセントとして効いてる。銃を構えたポージングもナイス。

目はvallejoのfluorescent magenta、すなわち蛍光マゼンタで、腕とヒザ裏の部分はfluorescent orangeこと蛍光オレンジ。ベースに白を塗ってから、それぞれを載せるように塗ってある。かなり薄いので何度か重ね塗り。
マゼンタというかピンクっぽいし、オレンジというよりは赤っぽいけど、この蛍光色、手軽に光ってる感を出せるので便利かも。今後も多用してゆきたい。

ベースはタミヤのテクスチャペイントに、石っぽい素材をまいて色を塗っただけ。
乾燥時間込みで30分もかかってない。まさに適当フィニッシュと言えよう。

虫っぽいと思って緑で塗ったけど、そんなに虫っぽくなかった。
むしろカメに近いような。
でもクール。
ならば良い。
そう自己完結して、次へと進むのである。

Bolton Flayed Men ~A Song of Ice & Fire

 
ranger trackersに続き、a song of ice & fireからbolton flayed men
馬乗りミニチュアということで購入。
こちらも拡張パックなので、本体であるstarter setがないとゲームは遊べない。
ので、ゲームが目的な人は要注意。ミニチュア目的の人は心置きなく買うが良い。

パッケージにはミニチュアが4体入ってて、ゲームで使うトレイとカードが付属。
素材は柔らかめのプラスチック。ディテールは良好ながら、パーティングラインが消しづらいところにあったり、盛大に隙間があったりと、ranger trackers同様の特徴を持つ。
もちろん、馬のヨダレ掛け(仮称)も健在。
ranger trackersよりは面積が小さいのでそこまで目立たないものの、やっぱり気になる……。
仕方ないのでくり抜いて削ることに。
馬さんの鎧が邪魔でナイフやヤスリが入りづらい。面倒くせー、と思いながらも4体処理してプライマを吹く。
これでディテールがくっきり目視可能になった。
一通り鑑賞したら、あとは塗る。塗ったら完成。
イカツイ鎧をまとってウォーフレイル(と呼ぶらしい)を振り回すその姿は、世紀末感たっぷり。
「ヒャッハァァァァッーーー!!」とか叫びながら悪逆の限りを尽くすのである。
そして「ひでぶあべし」と因果応報……となるのはa song of ice & fireとは別のお話。

解説文によれば、この分厚い鉄の鎧は、もちろん黒ずんでいるらしい。
よって暗めのnmmにすべく、vallejoのdark greyをベースに、stonewall grey、wolf grey、blackを使用。
形状が形状だけに、光がどこに落ちるかを想像するのが難しい。とりあえず適当にハイライトを入れた。

ヘルメット、ではなくフルフェイスのカブトはモールドがやや潰れ気味。しかもパーティングラインまで走っているという始末。
他にもそういう箇所があって(フレイルのチェーンとか)、それが残ってるのは消すのをあきらめたところである。

馬の方はほぼ鎧で覆われているため、ディテールはあまり確認できず。
鎧との境界部分のモールドがイマイチでハッキリしなかったりと(耳とか、ほっぺたのあたり)、わりと残念ポイントが目に付く。
なお、胸部分の鎧の隙間が埋め切れていないのは仕様です。

例によって塗ったのはこの1体だけ。残り3体はおいおい塗ってゆく。
でもranger trackersの方が馬さんの露出が多いのでそっちを優先する。
で、ちゃんと塗ってるということで、最後に2ショットを。
やっぱりranger trackersの馬はグレートと言えよう。ヒゲモジャのおっさんもマーベラス。
なお、このおっさんは耳のモールドが完全に潰れてたのでそれっぽく塗り分けた。でもワンダフルなことに変わりはない。

今後も鋭意、馬乗りミニチュアを買ってゆきたい。

Z3R0 ~Bigchild

bigchild のアンドロイドシリーズ(勝手に呼称)からz3r0。現在、当のbigchildはサイトリニューアル中ということで商品ページにはアクセス不可。今年1月からずっとこんな感じなので、このままフェードアウトしてしまうのではないかと危惧している。ミニチュア販売だけではあまり...