アメリカで大人気らしい小説、a song of ice & fireのボードゲームからranger trackers。
馬に乗って弓を構えた姿は、名前の通り、まさに狩人そのものである。
ミニチュアの素材はプラスチックで、pre-assembledこと組み立て済みのものが4体入ってる。ゲームで使うためのトレイも付属。
なお、こいつは拡張パックなのでゲームを遊ぶには本体が必要。night's watch starter setとかいうやつ。ゲームはしないので買ってないけど。
ミニチュアのディテールはかなり良好。
が、取り付け位置がズレてたりデカイ隙間が空いてたりと、組み立て精度(あるいはパーツの精度)が目を当てられないくらいにヒドい。
自分で作るから未組み立てのまま売ってくれ、そう言いたくなるレベル。
ガッチリ接着してあるのでバラせないし。
それよりも気になったのは手綱の部分。
なにこれ……馬のヨダレ掛け?
商品cgに忠実ではあるものの、いくらなんでもコレはない。
仕方ないから不要な部分をくり抜いて削る。ついでに気になる隙間をパテで埋める。
組み立て済みの上、ベースにミニチュアが固定されていることもあって、かなり作業がしづらい。削り切れないところがありつつも適当なところで切り上げ。
で、プライマを吹いたところ。
これでディテールがはっきり。すでにカッコいい。
そして塗る。したら完成。
まず何が言いたいかというと、とにかく馬の造形がスゴイ。
力を入れる場所を間違えてるんじゃないかと突っ込みたくなるほどの出来。
浮かび上がる筋肉といい、なびいて倒れたタテガミといい、ヒヅメの先まで実に良く表現されてる。乗ってるおっさんの方も良いけど、馬はさらにその上をゆく。
まさにナイスホース、いやグレートホース。
その素晴らしい馬は栗毛をイメージして塗った。足先と鼻筋には白のマーキング。
おっさんの方はレンジャーであり狩人ということなので、全体的に暗い色を採用。
さすがに赤やら黄色やらの派手な服は着ないはず。
サイズ的に目を入れるのは無理だと判断して白目だけ。それでもカッコよく見えるのは、馬のおかげに違いない。
この手のミニチュアにありがちではあるけど、弓の弦は省略されてる。スケールを考えると再現が難しいのは分かるものの、物足りないのも事実。
最初は艦船模型用の張り線を使えばどうにかなると思ってたけど、この弓の位置だと下側から手元に伸びる弦が服に干渉してまっすぐにならないことが判明。
左の手首から先が別パーツになってるのでここの組み付け精度の問題なのか(商品cgだともっと弓を立てているように見える)、それとも仕様なのか、いずれにしても今回はあきらめた。
残りのおっさんの方で試そう。
え、その残りの3体はどうしたって?
そんなの4つも一度に塗る気力がないから、とりあえず1つだけ塗ったに決まってる。
もちろんこのまま放置はせず、時間を見つけてボチボチ塗ってゆく。
馬の出来が良いだけに、塗らないでおくのはもったいない。
それぞれ別の毛色で塗るのも楽しそうだし。
そして馬が最高なので、a song of ice & fireの他の馬乗りミニチュアも買ってゆく。
在庫に平穏が訪れる日はまだ来そうにない。