カイに乗るナウシカ ~バンダイ

カイに乗るナウシカ1
nhkで再放送してた久石譲のコンサートを見て、なんとなく買ったナウシカ
元はツクダホビーが出してたキット。スケールは1/20。
その頃から似てないことで有名だった気がする。
バンダイからリリースされた際に多少改修されたようだけど、相変わらず似てない。
あまりに似てなくて絶望するかと思ったら、むしろ笑えてくる始末。
だってコレだもの。
もはや似せようとする努力を放棄している、そう言われても仕方のない出来。
コイツは一体誰だ!? もっとやる気出せ!! バンダイ!!

最大の問題は、ほっぺた。
なぜこんなにむくれているのか?
というか、こんな顔にする必要あった?
唇もムダに厚いし。
そういうわけで、このほっぺたと唇を削る。
で、その結果。
だいぶスッキリした。
まだ似てないけど、これ以上修正しようとすると目の形が根本的に違うからモールドを埋めて彫り直したりとイバラの道が待ってる。ので、ここらでやめる。
したら、顔を塗る。
やっぱり似てない。
なお瞳用のデカールは未使用。
まあ、デカールを使おうと使わまいと似てないので同じこと。
これはナウシカではなく、風の谷の誰かさんである。
そういうことにして体の組み立てへ。

服の肩と袖とは縫い合わせのように見えるので、隙間にならない程度に接着。
他は最低限の継ぎ目だけを埋めた。
顔の部分をマスキングして服やら何やらを塗ったら、風の谷の誰かさんは完成。
服は主にエアブラシ。細かいところは筆塗り。
銃を持ってるようには見えない手の形が気になる……でも放置。
説明書の設定画を元に、銃にはプラ板でストラップを追加した。
手を入れたのはそれくらい。

次はカイ。
ダチョウというか、チョコボというか、アカイライというか、そんな生物。
こっちもいろいろ気になるところはあるけど、ナウシカに似てない人を作るのに疲れたのでそのまま組む。
ただ、後頭部に付ける羽のパーツだけはしっかり隙間を埋めた方が良さげ。
モールドを復活させたりするのが面倒なのでやってないけど。

カイのつぶらな瞳はカワイイな〜とか、こっちが本体じゃないのかとか思いながら塗り終えたら、風の谷の誰かさんを乗せて完成。
カイに乗るナウシカ2カイに乗るナウシカ3
カイに乗るナウシカ4カイに乗るナウシカ5
一見して、プロポーションを含めた全体のバランスは良い。
ナウシカみたいな人の足がちょっと長すぎる気はするものの。

ナウシカみたいな人に関しては、手綱で体を支えているせいか、イマイチ座りが悪い。
ここはもっと位置のすり合わせをした方が良かった。
それ以前に手綱が太すぎるような。細く削ってヒモみたいにした方が見栄えが良くなりそう。
カイの目ももっと見やすくなるし。
あと、カブトあるいは戦闘用額当ては取り外せるようにした。
設定画だとゴーグルが全部露出するくらいの位置にあるけど、キットだと半分くらい隠れる。
なんともビミョーな感じなので普段は付けない方向で。

カイの装備品である鞍とかカバンの色は好きに塗った。
全部同じ皮の色だとあまりに単調なので、何色かで塗り分け。
他、どうでも良いところだけど、カイが運んでる長剣の柄を延伸。
刃の長さからすると柄が短すぎて気になったので。
この刃渡りなら両手持ちくらいがちょうど良かろう──という妄想。

ベースはキットのままだと砂漠ぽくないから、タミヤのテクスチャペイントで起伏を付けて砂をまいた。
でも砂の色が少し黄色い。塗装してトーンを抑えた方が良かったかも。
それから、重心がカイの胴体あたりにあってさらに重いので、ベースの尾羽側が多少浮く。
倒れるほどではないものの、気になる人はベースにバラストを仕込むのを推奨。
そのうち紙粘土でも入れよう。

最後にテトはこちら。
ナウシカとテト
ナウシカみたいな人にくらべれば似てる。
にしても銃のストラップが太いな……。もっと幅を詰めるべきだった。

以上、問題点は多いけど雰囲気だけはそれっぽいし、1000円もしない格安な値段はナイス。
でもナウシカがアレなので、残念賞は進呈しておく。
似てたら他のシリーズも作るのに。
カイとテトが救いである。
そんなキットと言えよう。

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