Una the Skyhunter ~Privateer Press

privateer pressのhordesからuna the skyhunter
名前はユナなのかウナなのかは不明。でもスカイハンターという二つ名はカッコイイ。

仮組みをして面倒くさそうだと直感したので寝かせてたもの。
そのまま1年以上熟成。
素材はホワイトメタル。パーツ構成は本体と左右のマントで3つ。
塗りやすさを考慮すると、塗装してから組み立てと行きたいところだけど、マントに持ち手を付けるのが大変そう。パーツの合いも良いとは言えないし、さらに接着面が小さいので強度確保のために真鍮線を仕込んだりしないと──。
そんなことを考えてたら面倒になって放置へと至る。

仕方ないので今回は多少の塗りづらさには目をつぶることにして、先に組み立てることに。
で、グレーのプライマを吹いたところ。
限りなくホワイトに近いグレー。それがvallejoのプライマ。

モールドは良好。
が、顔の右半分にパーティングラインがあったりする。回り込まなければ見えないとはいえ、油断ならない。privateer pressのキットはわりとこんな感じである。

鎧を青とnmmの金で塗ることだけは決めて、塗装開始。
その鎧の塗り分けが細かいので手間がかかる……。
マントの色をどうするかなかなか決まらず、30分くらいミニチュアをじっと観察したり。
そんなどうでも良いことに時間を費やしつつ完成。
最近はこのサイズの顔塗りにも慣れてきた。
が、慣れただけで上達しているわけではないのがポイント。何度か白目のサイズを修正したり、黒目も入れ直してる。
なお、顔の右側がマントの形状もあってかなり塗りづらい。おかげで目の位置が左右でズレた。まあ、いいけど。
さらに杖のうしろのマント部分があまり塗れてない。なにしろ筆が届かないから。
こういうのが作る前から想像できたので、それも含めて面倒だと感じていたわけである。
経験に基づく的確な予測と言えよう。

ベースは再びのバークチップ。今度は必要な分だけ切り出して使用。
岩に見えるかもしれないけど、一応は木のつもり。
なかなか木の色を再現するのが難しい。自分なりのレシピを開発せねば。
他にもミニチュアを固定するスリットを開けたり、それを上から塞いだりと地味な作業をいろいろと。

以上、面倒面倒と言いながらも、完成してみればそれなりに満足。
杖がデカすぎるような気はするけど、これもケレン味という名の演出ならば許容できよう。

さて、privateer pressの在庫は残り2つ。
でも次は別ブランドのものを作ってゆきたい。プライマだけ吹いて放置してるのもあるし。

国際物流が復活するとまた新しいものが届くはずなので、それまでにどれだけ在庫を減らせるかが勝負である。
こうして見えない敵と今日も戦い続ける──。

Valka Curseborn, Chieftain of the North ~Privateer Press

privateer pressのゲームhordesから、valka curseborn, chieftain of the north
名前はヴァルカさん。種族はトロル(勢力はtrollbloods)で、二つ名にもあるように『北方の族長』らしい。
amazon.comで買って以来、1年ほど熟成させたあとでようやく日の目を見た。

仮組みの写真はここ
素材はレジンとホワイトメタルのハイブリッド。
パーツの接合部分にはそれぞれ真鍮線を入れてある。

途中経過の写真はないので唐突にベース。
岩はバークチップ。そこにジオラマ用のパウダーで苔を生やした。
この手のパウダーは、草の表現よりもこういう用途の方が良さげなことを発見。
完成したベースにまたもや真鍮線を刺してミニチュアを固定する。

肌を紫にすることだけは決めて、他のカラースキームは塗りながら決めた。
したら北国トロルというより、森トロルみたいになった。
まず第一の感想として、バークチップが厚すぎる。
おかげでバランスがイマイチ。半分くらいに割って使うべきだった。

金属部分はフツーにメタル系で塗った。
nmmにするか迷ったけど、在庫消化の意味合いも強いので、極力、楽をする方向で。
今回、シルバーの部分はarmy painterのplate mail metalを使用。
結構明るめの銀で、citadelのstormhost silverとrunefang steelの中間ぐらいの色合い。

ところでそのcitadelのボトル、
使ってるうちに塗料がフタに付いてしまりづらくなるわ、そうなると開ける時に手が汚れたりするわで、いいところが何一つない(フタに付く分、絶対塗料がムダになってるし)。
ので、最近はできるだけvallejoなどのドロッパーボトルのものを買うようにしてる。
入手性は劣るものの、値段は半分だし、品質にも値段ほどの差は感じない。

youtubeで、citadelをわざわざドロッパーボトルに詰め替えて使っている海外勢を見かけるたびに、「ですよねー」とうなずいてる。citadelボトルが使いづらいのは、もはや世界共通の認識と言えよう。

と、ボロクソに書いてるうちに思い出した。
そんな残念ボトルにもたったひとつだけ良いところがある。
それは、ドライブラシをする時、筆に塗料を付けやすいこと。
パレットに塗料を出さずに済むのは、ちょっとだけ楽(混色する場合をのぞく)。

でも本当にそれだけ。他には何も思い浮かばない。
無理してあげれば、地震が来ても倒れにくいことくらい。
それって利点?? と突っ込みたくなるレベルだけど。

──さて本題に戻ろう。
このミニチュア、細部までよくできてるし、多少毛皮マントの形状が平坦すぎてつまらないことをのぞけば、特に気になるところはない。が、それと同時に、カッコイイとかそういうわけでもない。

となると、今さら疑問に思うのである。
なぜこのミニチュアを買ったのか?

もう1年以上前のことなので、当時の記憶はすでに忘却の彼方である。
衝動買いなのか、送料がもったいないからついでに買ったのか……。
いずれにしても積極的な理由ではなさそう(さもなければ忘れないし)。

…とにかく、在庫を減らすと同時に、増やさない努力もしてゆきたい。
時間も金も有限であり、保管スペースもまた限られている。
宇宙のようにどこまでも膨張できないのである。

などと適当なことを言いつつ、
モデラーが在庫の山をせっせと積み上げるのは、カラスが光るモノを収集するかのごとく、その習性ゆえなのではないかとも、また思うのである。

Alain Runewood, Lord of Ash ~Privateer Press

privateer pressのlord of ash
商品cgがカッコよくてナイス。
『灰の主』という名前もクール。
これは買うしかない。だから買った。

が、届いてみると何かが違う……。
『パッケージの写真と実際の商品とは異なることがあります』
そんな言葉が頭をよぎる(写真ですらないけど)。

ちょっと比較してみよう。
商品cgと実物。
全体的に実物の方がぽっちゃりしてるような…。
なにより頭のサイズが違う。
少し角度を変えてみよう。
この視点から見ると、頭の大きさがさらに良く分かる。
そして本体右側になびくマントのボリュームが明らかに多い。むしろ多すぎる。
どうしてこんなに盛った?
バランス悪くない?

cgと実物がまったく同じでないことは百も承知。ゆえに多少の差異は許容できるし、気にもしない。
でもここまでイメージと違うと邪推してしまうのである。

なぜ商品写真がcgのままなのか?
なぜ他と同じように塗装した実物を載せないのか?

それは実物と(かなり)違うからではないのか、と。

もし実物の写真が掲載されていたら、買わなかった気がする…。
googleで検索すれば少ないながらも塗装した実物が見つかるので、ちゃんと確認しとけば良かった。

そういうわけでどうも気乗りしなかったので、glazeを使ったnmmの練習台にした。
ベースも盛り付けてドライブラシをかけただけのやっつけフィニッシュ。
これは純粋な在庫消化作業である。
一番の収穫は、金色のnmmのコツが少し分かってきたこと。
glazeの方は、なかなかキレイな仕上がりにはならない様子。先は長いな……。

こうしてあらためて見ても、どうにも愛着が湧かないミニチュアと言えよう。
そんな君には残念賞ラベルをプレゼントする。
今後、個人的にガッカリしたミニチュアには漏れなく贈呈してゆきたい。

cgしかないミニチュアには気を付けろ!

そんな教訓を得て、さらなるミニチュア探索に今日も勤しむのである。

鉄炮侍 蛭子八郎太 ~モデルカステン

和風なミニチュアが作りたくなったので、モデルカステンの蛭子さんを買った。
スケールは1/35で本体の全高は5cm強。
普段作ってるミニチュアと比べるとかなり大きく感じる…。
このサイズになるとフィギュアと呼ぶ方が適切かもと思いつつ、ミニチュアとの違いは正直、曖昧である。

パーツ構成その他は公式ページを参照。
モールドは良好なものの、腕部分の鎖かたびらが中途半端。
作例からも苦心している様子がうかがえる。
右手の指のあたりも怪しい。猫の手みたいになってる。たいして見えないからいいけど。
あと、旗指物がデカイ。ミニチュア本体より大きい。
ちなみにベースは付属しないと明記あり。

旗が紙製なこともあって、他との素材の差が際立ちそう。
ので、旗指物は省こうかとも思ったけど、穴を埋めたりスペースを詰めたりするのも面倒なので、結局そのまま組むことにした。
唯一、兜の飾り(『立物(たてもの)』と言うらしい。また一つ無駄な知識が増えた)が円盤すぎて気に入らないので、プラ板を三日月形に切り出して換装した。こんなの。
ご覧の通り、思い切り板状である。
もう少し薄くするか、エッジを削って丸みを付けておくべきだったと反省。

甲冑といえば赤備えであろう、という思考停止な連想からカラースキームはすんなり決まって完成後の姿。
見返り美人よろしく、ポーズは振り向き状態。
菱川師宣的であり、浮世絵的であり、これぞまさに和風テイストでグレイト!
……なのかどうかは不明である。

気になってた腕の部分は、ひょっとして点をたくさん描けば鎖かたびらっぽく見えるかも!?
と思ったけれど、そうはならなかった。たんに鹿の子模様っぽい服になっただけというオチ。

ベースは戦場ぽくしたかったので、やっつけで刀を作って地面に突き刺した。
矢の方は爪楊枝から削り出し。プラ板で羽を付けた。が、折ったことで耐久度に不安が残る。

問題の旗指物は、どこから見ても紙製なのが丸分かり。
しかも切り出し方がミョーに分かりづらい。説明書ないし。
こうして見ると、プラ板で作った方が良かったかも。が、それはそれで棒に巻きつけるところの再現が大変そう。あと風になびいてる感じにするのも。

以上、いろいろ気になるところはあるものの、キット自体は良い出来。
この手の需要があまりなさそうなものは、えてして高くなりやすいので、価格も適正の範囲内と言えよう。むしろ実売1600円くらいなので安い気さえしてくる。

ただし、普段からこのキットより小さいミニチュアを15ドルくらいで買ってるので、ある意味で感覚がマヒしている可能性があることは、是非断っておきたい。

Z3R0 ~Bigchild

bigchild のアンドロイドシリーズ(勝手に呼称)からz3r0。現在、当のbigchildはサイトリニューアル中ということで商品ページにはアクセス不可。今年1月からずっとこんな感じなので、このままフェードアウトしてしまうのではないかと危惧している。ミニチュア販売だけではあまり...