鉄炮侍 蛭子八郎太 ~モデルカステン

和風なミニチュアが作りたくなったので、モデルカステンの蛭子さんを買った。
スケールは1/35で本体の全高は5cm強。
普段作ってるミニチュアと比べるとかなり大きく感じる…。
このサイズになるとフィギュアと呼ぶ方が適切かもと思いつつ、ミニチュアとの違いは正直、曖昧である。

パーツ構成その他は公式ページを参照。
モールドは良好なものの、腕部分の鎖かたびらが中途半端。
作例からも苦心している様子がうかがえる。
右手の指のあたりも怪しい。猫の手みたいになってる。たいして見えないからいいけど。
あと、旗指物がデカイ。ミニチュア本体より大きい。
ちなみにベースは付属しないと明記あり。

旗が紙製なこともあって、他との素材の差が際立ちそう。
ので、旗指物は省こうかとも思ったけど、穴を埋めたりスペースを詰めたりするのも面倒なので、結局そのまま組むことにした。
唯一、兜の飾り(『立物(たてもの)』と言うらしい。また一つ無駄な知識が増えた)が円盤すぎて気に入らないので、プラ板を三日月形に切り出して換装した。こんなの。
ご覧の通り、思い切り板状である。
もう少し薄くするか、エッジを削って丸みを付けておくべきだったと反省。

甲冑といえば赤備えであろう、という思考停止な連想からカラースキームはすんなり決まって完成後の姿。
見返り美人よろしく、ポーズは振り向き状態。
菱川師宣的であり、浮世絵的であり、これぞまさに和風テイストでグレイト!
……なのかどうかは不明である。

気になってた腕の部分は、ひょっとして点をたくさん描けば鎖かたびらっぽく見えるかも!?
と思ったけれど、そうはならなかった。たんに鹿の子模様っぽい服になっただけというオチ。

ベースは戦場ぽくしたかったので、やっつけで刀を作って地面に突き刺した。
矢の方は爪楊枝から削り出し。プラ板で羽を付けた。が、折ったことで耐久度に不安が残る。

問題の旗指物は、どこから見ても紙製なのが丸分かり。
しかも切り出し方がミョーに分かりづらい。説明書ないし。
こうして見ると、プラ板で作った方が良かったかも。が、それはそれで棒に巻きつけるところの再現が大変そう。あと風になびいてる感じにするのも。

以上、いろいろ気になるところはあるものの、キット自体は良い出来。
この手の需要があまりなさそうなものは、えてして高くなりやすいので、価格も適正の範囲内と言えよう。むしろ実売1600円くらいなので安い気さえしてくる。

ただし、普段からこのキットより小さいミニチュアを15ドルくらいで買ってるので、ある意味で感覚がマヒしている可能性があることは、是非断っておきたい。

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