Jeanne d'Arc 2.0 ~Infinity

infinityからjeanne d'arc 2.0
言わずと知れた、あのジャンヌ・ダルクと同名。
こっちのjeanneからのバージョンアップということで2.0になっている模様。
レビューにはステップダウンと書かれてるけど。

素材はホワイトメタル。
パーツは、体、右腕、左腕、腰マント+剣、ポニーテール(後頭部)の5つで構成。
全高3.5cm、ベース25mmのいつものinfinityサイズ。

で、プライマを吹いたところと、塗装中の一枚。
後頭部と腰マントは別塗り。カラースキームはなんとなく赤をメインに。
そしたら、ほどなく完成。
疾走感のあるポーズがナイス。
デカイ銃もカッコイイ。

でも重そう。剣もデカイし。こんなの持って走ったらすぐバテそう。
──などと、いらぬ心配は無粋と言えよう。
この未来的なアーマーに筋力アップの効果があるに違いない。

そのアーマーの赤はvallejoのscarlet bloodで。赤というか朱色っぽい感じではあるけど。

顔は相変わらず小さい。しかも顔のど真ん中にパーティングラインが走ってたりする。
塗装の途中で気づいたものの、今更どうしようもないのでプライマごとヤスリで削った。
結果、顔がちょっとデコボコすることに。

マント(あるいはクローク)は単色だとつまらないので、ピンクをうっすらと端っこに適用。
これぞglaze。glazeの用途は広い。

ベースは割れたコンクリートぽいのを作成。
使ってるのはgale force nineのconcrete。わりかし脆いけど耐久性は大丈夫なのだろうか。

全体的に良くできたミニチュアではあるけども、剣の鞘に書いてある文字のモールドがかなり浅い。
塗膜を薄くしないと簡単に埋まる(実際、多少埋まった……)。
浅いし細いしで色を入れるのも一苦労なので、いっそ無視しても良いかもしれない

それでも、このサイズで銃口に穴が開いているというディテールは衝撃的。
jeanne1.0の方も買ってみようかしら。
そう思わせるクオリティである。

Chapter Mage ~Conquest The Last Argument of Kings

conquestからchapter mage
『聖職会の魔道士』とでも訳しておく。
所属はハンドレッド王国。

キットの素材はレジンで、パーツは頭、体、両腕、マントに分割。
ディテールは良好ながら、パーティングラインはそれなり。腕とか。
塗装時点で気づいたけど、そのまま強行したのは内緒。

胸をやたらと強調するプロポーションに一抹の疑問を感じつつ、靴が尖ってたり、服装からして道化師ぽくも見える。
カラースキームはそのあたりも考慮して、できるだけ魔法使いらしく。
したらどこぞの白魔道士みたいになった。
今回のハイライトは、腰に携えてる試験管とフラスコの表現。
ガラス器具なので実物は透明なわけだけど、それを塗装に落とし込むのが難しい。
特に液体のない部分。具体的には試験管やらの上の方(公式作例では水色になってるとこ)。
人によっては黒にしてたり、あるいは入ってる液体の色を使ってたりと、やり方はいろいろある模様。
ので、無難な黒を選択し、最後にグロスバーニッシュで全体をツヤ出し。
小さいし写真では分かりにくいけど、なんとなくそれっぽく見えれば雰囲気モデラーとしては満足である。

ベースは聖堂の床っぽいモザイクを、マントの三角模様同様にフリーハンドで書いた。擦り切れてる感もプラス。
ただ床の色はもっと白っぽくすべきだった。
これだとまるでmdf、いや段ボールの色ではないか。
気になり出したのはフリーハンドで模様を書いたあとだったので、いちからやり直す気力もすでになく……。
そういうわけで、ここは素直に反省する次第。

さて、conquestのキットはjarlに続いてこれで2つ目。
品質はなかなかで好印象と言えよう。
ミニチュア自体もヒストリカルぽくありながら、ファンタジーな雰囲気がナイス。
あと1つ在庫として抱えてるけど、そいつも近いうちに作ってゆきたい。

Oniwaban Shinobu Kitsune ~Infinity

日本語でも『お庭番 忍 狐』。
忍が名前で、狐が苗字。あるいはその逆か。それとも、姓名関係なしのコードネームみたいなものかも。
いずれにせよ、海外的ジャパン感あふれる謎の名前と言えよう。

設定自体はよく分からないものの、infinityにはこの手の味わい深いジャパン的なミニチュアがいくつか存在する。
忍者、サムライ、くの一と、いずれもinfinityの世界観に合わせて未来的な格好をしているのが特徴。

ところで、くの一と言えば女忍者というのが時代劇含めた世間一般の認識なわけだけど、wikipediaによれば、江戸時代にはくの一にそうした意味はなかったらしい。むしろ、山田風太郎の忍法帖シリーズが広めたものと知ってちょっとびっくりした。

さて、kitsuneのキットはホワイトメタル製。
パーツ構成は頭と体と右腕、それに左腕が2本入ってて、抜刀状態と刀を半分くらい納刀した状態とを選択できるコンパチ仕様。
全長3cmのサイズながら、モールドはシャープ。が、パーツの小ささにちょっとビビる。

ジャパニーズ忍者なので黒髪にして、派手になりすぎない色で塗装することを決定。
で、サイズがサイズなのでそんなに時間はかからず完成。
まず顔が小さすぎて目を塗るのが大変。特に黒目。
これまで塗ってきたものの中で、一番小さいような気がする…。
infinityはリアル寄りなミニチュアだけに、こうしたところもリアルな縮尺なのかもしれない。

刀はnmm、というより煌めきというか輝きを白で入れただけの簡単フィニッシュ。
あとは服の方に適当に模様を書いたりした。

ベースは枯山水ぽいものを作ろうと思ったけど、サイズが小さすぎて無理だった。
その結果、よく分からない荒野的なものになった。
こんなことなら、もっと未来的な感じでも良かったかも。
"未来的な感じ"の定義については諸説あるものの。

よく言われることだけど、黒と白を塗るのは難しい。
特に黒は陰影を付けるのが難しいので、グレーやら何やらで試行錯誤することになる。
黒と言っても様々な黒があるわけで、このあたりの表現には毎度苦心しておる次第。
当面は手探り状態が続く──。

以下、関係のないグチ。
bloggerのuiが変わっておそろしく使いにくくなった。特に画像まわりの改悪がひどい。
イチイチhtmlを書いて修正しないと思った通りにならないって何なの? いつの時代のサービス?
ホント、どうにかして。

Arkazan Greatwing ~Wrath of Kings

wrath of kingsのarkazan greatwingとかいうミニチュア。安いから買った。
2個セットでまさかの3ドル
定価25ドルが86%オフ。
むしろ送料の方が高くつくという驚異のプライス。

…と言いつつ、実売は13ドルくらいなので実質77%割引。
それでも十分に安いけど。

なお、wrath of kingsというゲームについては知らない。
ざっと見たところ、ミニチュア的には多少クセのあるデザインが多め。
こいつが所属するnasierとかいう勢力は誰もがツノを生やしてる模様。そのツノ、長すぎじゃない? みたいな。

パッケージの内容はこちら。
素材はプラスチックながら、プラ用接着剤があまり効かない。瞬着は必須。
モールドは良好(乳首もある)。が、パーティングラインの主張がかなり強くて、パーツには欠けやら穴も散見される。
とてもじゃないけど、25ドル払ってまで買いたくなる品質とは言えない。
でも3ドルなら余裕で許せる不思議。
カード記載の名前がarkizanになってるのは誤植と思われる。

で、仮組みの図。
商品写真を見て思ってたけど、剣というかナタというか、とにかく武器の尺が短いのが気になる。もっと長い剣の方が似合いそう。
──というわけで、プラ板を使って延伸した。残りの1体も改修済み。
工作が済んだので、色を検討。
それぞれ緑とオレンジで塗ることを決定。すなわち、ギガンテスとアトラスである。

で、完成。
ほぼ裸のミニチュアということで、省力化のためエアブラシで肌を吹いた(吹きっぱなしではなく、そこから筆塗りで手を加えてある)。
手順はこんな感じ。

緑:
  1. caliban green(citadel)
  2. caliban green と warpstone glow(citadel)のミックスを上から
  3. warpstone glowを上から
  4. biel-tan green(citadel)を下から
  5. moot green(citadel)を上から
オレンジ:
  1. khorne red(citadel)
  2. khorne red と heavy orange(vallejo)のミックスを上から
  3. heavy orange と fire dragon bright(citadel)のミックスを上から
  4. fire dragon brightを上から
オレンジの方はアトラスのようなキレイなオレンジにはならず、ピンクっぽいミョーな色になってしまった…。heavy orangeが思ってたのと違う色だったのと、赤色系を下から吹かなかったことも影響してそう。

ちなみに、緑の下地は黒のプライマ、オレンジはグレーのプライマを使用。
正直、両方とも黒で良かったような気はしてる。

他にエアブラシで吹いたのは翼の膜と、武器の白いとこ。
肌同様に筆塗りでも修正。

ギガンテスと言えばロンダルキアであり、ロンダルキアと言えば雪である。
そんな理由で緑のベースには雪を追加。使ったのはタミヤのテクスチャペイント
岩っぽいのはコルクボード。ちなみにダイソーのコルクボードは100%コルクではなく、裏面がウレタンフォームになってる。買った後に気づいた。

アトラスはハーゴン城に出てくるので、石床をタミヤのレンガで再現。
床の手前は水面。その水の表現に、リキテックスのグロスポリマーメディウムを使ってみた。
が、どうもイメージ通りにならない。乾き方にムラがあるせいか表面が自然な感じにならず、表面張力でフチが盛り上がる。
これなら他のものを使った方が良さそう。

ミニチュア自体の感想としては、体がデカくて筋肉隆々なところが良い。
でもスゴイ猫背。
まさにデフォルメしたプロポーション。

これで3ドルは安いと思うけど、同じものを塗ってると飽きてくることも事実。
緑を先に完成させて、オレンジを塗ってる途中に何度も『あーもーメンドくせー』となった。
緑の方と被らないよう、いちいち色を考える必要があるし、だからと言って同じ色で塗ったらもっと飽きそうだし。

というか、律儀に2個とも作らず1個で十分だったのではなかろうかと、色違いのミニチュアを眺めながら今更ながらに思うのであった。

Z3R0 ~Bigchild

bigchild のアンドロイドシリーズ(勝手に呼称)からz3r0。現在、当のbigchildはサイトリニューアル中ということで商品ページにはアクセス不可。今年1月からずっとこんな感じなので、このままフェードアウトしてしまうのではないかと危惧している。ミニチュア販売だけではあまり...