2個セットでまさかの3ドル。
定価25ドルが86%オフ。
むしろ送料の方が高くつくという驚異のプライス。
…と言いつつ、実売は13ドルくらいなので実質77%割引。
それでも十分に安いけど。
なお、wrath of kingsというゲームについては知らない。
ざっと見たところ、ミニチュア的には多少クセのあるデザインが多め。
こいつが所属するnasierとかいう勢力は誰もがツノを生やしてる模様。そのツノ、長すぎじゃない? みたいな。
パッケージの内容はこちら。
素材はプラスチックながら、プラ用接着剤があまり効かない。瞬着は必須。
モールドは良好(乳首もある)。が、パーティングラインの主張がかなり強くて、パーツには欠けやら穴も散見される。
とてもじゃないけど、25ドル払ってまで買いたくなる品質とは言えない。
でも3ドルなら余裕で許せる不思議。
カード記載の名前がarkizanになってるのは誤植と思われる。
で、仮組みの図。
商品写真を見て思ってたけど、剣というかナタというか、とにかく武器の尺が短いのが気になる。もっと長い剣の方が似合いそう。
──というわけで、プラ板を使って延伸した。残りの1体も改修済み。
工作が済んだので、色を検討。
それぞれ緑とオレンジで塗ることを決定。すなわち、ギガンテスとアトラスである。
で、完成。
ほぼ裸のミニチュアということで、省力化のためエアブラシで肌を吹いた(吹きっぱなしではなく、そこから筆塗りで手を加えてある)。
手順はこんな感じ。緑:
- caliban green(citadel)
- caliban green と warpstone glow(citadel)のミックスを上から
- warpstone glowを上から
- biel-tan green(citadel)を下から
- moot green(citadel)を上から
- khorne red(citadel)
- khorne red と heavy orange(vallejo)のミックスを上から
- heavy orange と fire dragon bright(citadel)のミックスを上から
- fire dragon brightを上から
オレンジの方はアトラスのようなキレイなオレンジにはならず、ピンクっぽいミョーな色になってしまった…。heavy orangeが思ってたのと違う色だったのと、赤色系を下から吹かなかったことも影響してそう。
ちなみに、緑の下地は黒のプライマ、オレンジはグレーのプライマを使用。
ちなみに、緑の下地は黒のプライマ、オレンジはグレーのプライマを使用。
正直、両方とも黒で良かったような気はしてる。
他にエアブラシで吹いたのは翼の膜と、武器の白いとこ。
肌同様に筆塗りでも修正。
ギガンテスと言えばロンダルキアであり、ロンダルキアと言えば雪である。
そんな理由で緑のベースには雪を追加。使ったのはタミヤのテクスチャペイント。
岩っぽいのはコルクボード。ちなみにダイソーのコルクボードは100%コルクではなく、裏面がウレタンフォームになってる。買った後に気づいた。
アトラスはハーゴン城に出てくるので、石床をタミヤのレンガで再現。
床の手前は水面。その水の表現に、リキテックスのグロスポリマーメディウムを使ってみた。
が、どうもイメージ通りにならない。乾き方にムラがあるせいか表面が自然な感じにならず、表面張力でフチが盛り上がる。
これなら他のものを使った方が良さそう。
ミニチュア自体の感想としては、体がデカくて筋肉隆々なところが良い。
でもスゴイ猫背。まさにデフォルメしたプロポーション。
これで3ドルは安いと思うけど、同じものを塗ってると飽きてくることも事実。
緑を先に完成させて、オレンジを塗ってる途中に何度も『あーもーメンドくせー』となった。
緑の方と被らないよう、いちいち色を考える必要があるし、だからと言って同じ色で塗ったらもっと飽きそうだし。
というか、律儀に2個とも作らず1個で十分だったのではなかろうかと、色違いのミニチュアを眺めながら今更ながらに思うのであった。