Meteor Zond ~Infinity

わりと謎形状の飛行メカ、meteor zond 。
地上戦力だらけのinfinityでは珍しい航空戦力ということで購入。
と言っても、低空を浮遊するだけで高高度の飛行はしなさそうではある。

素材はホワイトメタル。
パーツを見ただけで、作るのが面倒なことが分かるキット。
しばらく寝かせたのも無理はない。
飛行メカらしくクリア製のスタンドが付属。
が、ミニチュアがそれなりに重いこともあり、これで支えるのはかなり不安。
重心が高すぎる上に、土台のベースが小さいので簡単に倒れそう。

で、いろいろ思案した結果、スタンドの棒をカットして低重心化、それを非クリアのベースに突き刺して海面を作ることにした。

まずは青く塗ったベースの周りにマスキングテープを貼って、グロスポリマーメディウムを流し込む。海面だけなら不要だけど、水の層が欲しいので。
乾燥して透明になるまで60時間。乾くの遅すぎ。
グロスポリマーに塗料を混ぜなくてもベースに塗った色のおかげで青く見える。
もう少し濃い青でも良かったと思いつつ。
で、この上にジェルメディウムを適当に盛って波を作る。
さらに24時間くらい待って、最後に波の先端を白く塗って終了。
波っぽく塗るのが難しい。
ミニチュアを固定したらあんまり見えなくなるから良いんだけど。

一方の本体を組み立ててプライマを吹いたところ。
見れば見るほど良く分からない形状をしたメカ。
足の先端の平らなところとか、砲塔後端のウィングとか、尾ビレとか……何のためにあるのか謎。

真ちゅう線を仕込んだのは、両足と砲塔、尾ビレの接続部分。
小さいウィングのところにも0.3mmあたりを仕込もうと思ったけど、面倒なのでやめた。
なお、作業中に0.8mmのドリル刃が折れた。消耗品とは分かっていてもヘコむ。

カラースキームは黄色っぽい色にしようとだけ決めて塗る。
が、完成したら柿の種みたいな色になるの巻。
謎形状に謎カラーリングでますますミステリアス。

作例はサビの表現がちょっとうるさい。先端部分がのっぺりしすぎで物足りないとはいえ。
よってウェザリングはせず、重ね塗りなどで生じた風合いそのままで済ますことにした。

ベースは面積的に海というか何というか中途半端な感じ。
でも水の層が視認できるのは満足。

塗ってる途中で、胴体部分がコレと似てることに気づいた。
勢力は別だけど、汎用的な無人ユニットとしてinfinityワールドでは広く使われているのかもしれない。
そういう意味では設定としてリアルと言えよう。
まあ、全部妄想だけど。

以上、謎のデザインながらユニークには違いないmeteor zond。
首を傾げつつも見慣れてくると、あれ? カッコイイかも? と感覚がマヒしてくる不思議なミニチュア。

カッコイイとは一体どういうことなのか。
このmeteor zondを眺めながら、今一度考えてゆきたい。

Marilith ~WizKids

ラミアとアシュラが合体したようなd&dのミニチュア、marilith
買わなくても良かった、あるいはなぜ買ったのかよく分からないシリーズの一つ。

そんなに欲しくもないものを、送料がもったいないという理由でついでに買ってしまう。
別に送料がタダになるわけでもないのに(単品よりはまとめて買った方が安い)。
なぜおまえはこんなものを買ったと、自分を問い詰めたくなる案件である。
ふぅ。

パッケージはよくあるブリスター。
primedなのですでにプライマが吹かれた状態。箱から出せばすぐ塗れる。
が、パーティングラインがまるごと残ってる……。
これを削ればプライマも一緒に削れるわけで、それではprimedの意味がなくなってしまうではないか、というモヤモヤ感。

でも平気。
こういうのは一切処理しないから。
細かいことは気にせず、大きなことには目をつぶり、あるがままを受け入れる。
それがprimedミニチュアとの付き合い方と言えよう。

中身近影。
全高約6cmとサイズはやや大きめ。
ちなみに、ひとまわり小さいスケール違いのやつも売ってたりする。
というか、そっちで十分だった気がしなくもない。

ディテールは正直ビミョー。
剣は歪んでガビガビだし、モールドもイマイチ。
でも値段を考えれば可もなく不可もなくといったところ。
食玩レベル(あるいはそれ以下)と割り切ればあきらめもつく……かも。

あんまりやる気が出ないので御供養ペインティングと決め込み、何も考えず適当に塗って完成。
目はvallejoのgreen fluorescentで光ってるぽく。
写真では緑成分が飛んでるけど、実物はもっと緑なので一応。
他、やっつけnmmなどでお茶を濁した。

地面ぽいところが曲がって浮いてるのも気になる……。
なんというか、いろいろ中途半端な印象が強め(塗装含む)。

本当は残念賞を進呈したいところだけど、今回ばかりはミニチュアに責任はないので、これを買ってしまった自分に残念賞を贈りたい。
そして今年は、こういう残念な買い物をなくしてゆく。
有限の金と時間をもっと有効に使うのである。

Nesaie Alke ~Infinity

 ナイスツインテール。
そういうわけで、infinityのnesaie alkeはツインテールである。
それ以上でも以下でもなく、特徴から買った理由まで、すべてがそこに集約される。
ツインテールゆえに我あり。もはや意味不明と言えよう。

そんなnesaieさん、上記リンク先の設定画を見る限りはリアル寄りの美少女なご様子。萌えとは一線を画していて、むしろカッコよくてクール。
そして同リンクが公式ストアでないことからも分かるように、いつものディスコンであり、探せば見つかるくらいの市場在庫状態である。

素材はホワイトメタルでパーツは3つ。
ガイドがかなりアバウトなので、右腕の位置は割と自由に決められる。
背中のデカイ銃も同様。

カラースキームはこれまであまり使ってこなかった色にしようということで、オレンジを選択。あとは塗りながら決めた。

で、完成。
オレンジのレシピは、vallejoのheavy orangeとorange fireのmix。
ハイライト部分は同sunny skin toneと白を適当に加えたものを主にgalzeで。
逆に暗いところは、同periscopeをほんの少し足したものをごく薄く。
結果、単色よりメリハリが付いて良い感じになった気はする。

髪の色は金髪ぽく。青で塗っても良かったけど、ここは全体の統一感を優先。
金髪ツインテールがそこにある以上、黒目も必要である。
そんな謎の使命感のもと、黒目も根性で入れた。

剣は水色と迷って、結局黄緑に。
なにかと青系を使ってしまう傾向があるので、今回はあえてそれを避けた。

ベースは困った時のアスファルト。
ロードサインも書きたいところだけど、ミニチュア固定後だと書きづらくて白線だけになりがち。この問題についてはおいおい考えてゆきたい。

以上、まったくもってツインテールは最高である……こともないけど、新鮮には違いないので塗る分には愉快である。
ツインテールと言えば某魔法少女が頭に浮かぶわけで、最初はそれを元にカラースキームを決めようと思ってたけど、まあ、結果的にはそうしなくて良かった。

衝動的に動くのではなく、冷静に状況を見て判断することの大切さ。そのことを今改めて認識するのである(おおげさ)。

Liang Kai ~Infinity

 infinityのさすらい坊主、liang kai
ユニークな構図ながら仏像を踏みつけているという、ある意味で罰当たりなミニチュア。
そんな反骨精神に惹かれて買った──のではなく、セールで安くなってたから購入。
元々23ドル(高い)のところ、40%offで13ドル。
ふむ、よろしい、ならば買おう。みたいな。

上記のページにもあるように、期間限定商品らしく公式ストアではもう売ってない。
が、市場在庫は潤沢ぽいのでまだ買える。

ミニチュアの素材はホワイトメタル。
パーツは以下を参照。
組み立ては容易ながら、右腕がなぜか2本入ってた。
おそらくは入れ間違いと思われるが、ありがたく頂いておく。いずれ有効活用するために。

カラースキームは紫をメインにしようとだけ決めて、なんとなく塗装開始。
したら完成。
朽ちてなお尊いは仏の微笑み──などと言ってる場合ではなく、作例をマネして足のアーマーだけ色を変えたら、ちょっとウルサイ感じになってしまった。体と合わせて紫にすべきだったと後悔。

今回は全体的にハイライトを強めに入れた。ボリュームとも呼ぶらしい。
光源を意識するのが難しいので、わりと適当感満載だけど。

剣はビームサーベルぽくピンクで。
が、柄の後端にも刃があって腕に触れているという矛盾。
これでは危険が危ないのでは……と思ってたら、脳内設定がエネルギーブレードから実体剣へと更新されたので無事解決できた模様。

腰やらモモの鎖かたびら的防具の模様が細かくて塗るのが大変。モールドも浅くてドライブラシもやりづらい。ちまちま塗るにも限度がある。よって、ほどほどに。

仏像はvallejoのピグメントでさらっと汚した。
このピグメントは手軽に良い感じなウェザリングができるので、もっと色を増やしてゆきたい。
5色くらいを目標に。

それにしても、この紫と赤紫の組み合わせはどこかで見たことがあるような。
何かのアニメのロボだったか……思い出せないけど。

以上、密度たっぷりで23ドルの価格もやむなしのliang kai。
本体もさながら仏像の出来も良く(たとえ踏まれていたとしても)、総合的な品質は高め。
定価で買う気にはならないもののセールなら大歓迎という、ワガママな消費者心理が錯綜するミニチュアと言えよう。

グレートな掘り出し物に乾杯して、今年も在庫消化をチマチマ進めるのである。

Z3R0 ~Bigchild

bigchild のアンドロイドシリーズ(勝手に呼称)からz3r0。現在、当のbigchildはサイトリニューアル中ということで商品ページにはアクセス不可。今年1月からずっとこんな感じなので、このままフェードアウトしてしまうのではないかと危惧している。ミニチュア販売だけではあまり...