limboのkickstarterで買ったelya。
かつてはlimboのサイトでも買えたけど、今はpetals of the rose knightsと名を変えて痕跡を残すのみである。
にしても、この"薔薇騎士の花弁"という名前はなかなかにクール。複数形になっているのは、ゲームでは部隊として登場するためと思われる。
そんなelyaさんのパーツは以下。
ディテールはまぁまぁ。
右胸や髪飾りなど一部のモールドが不鮮明だったり、パーティングラインが消しづらいところにあったりと、それなりの出来。
パーツの合いはそこそこ。首のところに出来るスキマがやや気になる。
組み立ててプライマを吹いたところ。
躍動感あふれるなびく髪、うつむき加減の顔、そして良く分からない謎ポーズがイイ。
スケールは75mm。実寸は8cm強なので、1/20から1/22くらいと勝手に想定。
カラースキームは金色の鎧に青の衣ということだけを決めて、あとはその時の気分次第。
で、塗ったら完成。
鎧のお腹部分のモールドがやや浅め。ここは潔くエナメルでスミ入れしても良かった。もちろん、グロスバーニッシュか光沢クリアを吹いてから。
剣はちょっと白すぎ。形状が円筒なのでnmmがやりづらいというのもあるけど。
とはいえ、作例からして白いから気にし過ぎても仕方ない。
目はかなり小さい。ので白目だけ。
黒目をどう入れてもミョーな感じになりそうだし、ポーズ的に横から見るミニチュアなので、顔にこだわるのは時間の無駄と判断した。
そもそもがリアル寄りの造形で全然カワイくないというのも一因。むしろ怖いと形容した方が的確である。スカイリムに出てきそうなくらいに。
台座はgreen stuff worldの8cm径のやつ。
広げた足のせいで手持ちの木片には載らなかったため、付属のベースごと台座にオン。
なお、ミニチュアの接地面が小さいのと重心が高めとあって、揺らすと上半身が細かく震える。真鍮線は仕込んだけど、ガッチリ固定できるほどのマージンを取る余裕がミニチュア側になく、保持力に不安を残す結果となった。このあたりはヒール系の履物の泣き所である。
以上、elyaは鑑賞する方向を限定するミニチュア。
立体物としての存在価値を否定するかのようなスタンスながら、その分、一点特化した強みを遺憾無く発揮しているとも言えよう。
今となっては入手困難だけど、limboのこっちのkickstarter次第でまた買えるようになるかもしれない。ちなみに、支援していないから状況は不明である。
そういうわけで、今年も淡々と在庫消化を進めてゆきたい(すでに在庫を増やしながら)。