infinityの自律可変兵器、sù-jiàn。
チーターのようなフォルムとそこからほどばしる疾走感がナイス。とりわけシッポがイイ。
なお解説によれば、sù-jiànというのは『高速の剣』という意味らしい。
ミニチュアの素材はホワイトメタルで、以下パーツ。
ケモノ型の高速移動形態と人型の戦闘形態の2体入り。
ディテールは良好。
人型の方は左足の接地がやや悪いので、すり合わせを推奨。
組み立ててプライマを吹いたところ。
スケールからすると、人型の全高で2m強と思われる。
変形機構がなければパワースーツでも通りそうだけど、例によって無人機である。
カラースキームは白メイン。黒と並んで陰影の付けづらいこの色をあえて試してゆく。
結果、白っぽい色にはなった。
レシピはvallejoのpale blueを元に、同deck tanと白のミックスでハイライト。
影の部分(pale blue)はもう少し明度を落としてコントラストを際立たせても良かったかも。
とはいえ、白単色で塗るよりは表情が出たのでまずまずの出来。
が、ものすごく地味ではある。
ほぼ白、黒、グレーしか使ってないし。
そういうこともあって、ベースには追い越し禁止の線を引いておいた。
さらには肩に手裏剣マークみたいなものを描いて、にぎやかしに。
戦闘形態がどことなく忍者ぽくもあるので。
逆の肩には"玖"の字を。言わずと知れた九の大字である。
九番であり九号機であるかもしれないものの、特に意味はない。
以上、sù-jiànは高速移動形態がワイルドでスタイリッシュなミニチュア。
変形したらシッポがどこへゆくのかは気になるものの、それなりに現実的で説得力のあるデザインは好印象である。
ケモノ型メカことケモメカ愛好の士としても満足できる一品と言えよう。