オークとゴブリンの違いは曖昧である。
細かい定義に興味がない身からすれば、立派な牙が生えているのがオークであり、それ以外はすべてゴブリンという、極めて大雑把な認識である。むしろ互換性があるくらいにも考えている。
そういうわけで、ragecraftのblack fangs' veteranはオークのミニチュアである。
商品名にもオークとあるので間違いない。牙も生えているしまさに模範的なオークと言えよう。
ミニチュアの素材はレジン。セットで買ったので、パーツは3体分。
ディテールは良く、パーツの合いは悪い。
いわゆるフツーのレジンキットである。
ベースは中央部分が窪んだタイプ。ミニチュアによっては縁の部分に干渉するため座りが悪い。
このあたりは縁のない別のものを用意するか、ベースに手を加えることを推奨。
組み立ててプライマを吹いたところ。
こいつは足幅が控えめなのでベースの縁には干渉しないけど、他と合わせるためにコルクボードに載せてある。
カラースキームがさっぱり決まらなかったので、とりあえず服の中央部分を青で塗って、それから決めることにした。ぼんやりミニチュアを眺めていても仕方がない。塗りながら考える作戦。
で、完成。
骨シールドの主張が強め。どの程度の防御力があるのかも謎。
定番である緑のオークにはしたくなかったので、服の色とのコントラストにも配慮してオレンジオークに。
あとは派手になりすぎないようまとめた。
こういうツギハギ系のマントを何色で塗るかはいつも迷うポイント。
今回は皮みたいな色で塗りつつ、適当にテクスチャを付けたけどほぼ視認できない。
今後はもう少し誇張してゆこう。
武器や鎧はnmm。
暗めのグレーを使ったせいでだいぶ黒い。黒鉄みたいな感じに。
金色の部分は面積が小さいこともあって、それっぽく塗るのが難しい。
ベースには前述の通りコルクボード。
それだけでは物足りないので草を生やした。久しぶりの草な気がする。
そしてセットの3体が集合。
残りはまた別の色のオークにする予定。が、いつ塗るかは未定。
在庫は減ってるはずなのに、プライマだけ吹いたミニチュアは増えてゆく……。
そういう不可解な謎には、積極的に目を背けてゆく所存である。