Wellington Limited Edition ~Guild Ball

guild ballのwellington。
コック帽でも分かるように、料理人ギルド所属。
その風貌が気に入ったので購入。
クリアランスセールで6ドルだった。格安である。

ミニチュアの素材はたぶんレジン。パーツは本体のみのシンプル構成。
パーティングラインが多少目に付くものの、ディテールは例によって最高レベル。
顔の表情まで分かるところが素晴らしい。

右手の包丁がひん曲がっていたのでお湯につけて修正したあと、最低限の処理を実施。
組み立てはベースに接着するだけ。それからプライマを吹いた。
カラースキームは、どこぞの死の料理人ぽく紫をメインに。
最初からそうする目的で買ったようなもの。

で、完成。
サイズが小さいのですぐ塗れた。使ってる色が少ないというのもあるけど。
地獄釜なあの人には似ても似つかないけど、邪悪な感じの料理人ぽくはなった。
不敵な笑みを浮かべながら近づいてくる感じがあってナイス。

目の面積はいつにも増して小さいので白目だけ。
こっちの方が不気味でイイ。

二刀流の包丁はnmm。
毎回思ってるけど、光ってる白の部分を多めにするか、それとも暗い部分を多めに塗るか、どっちにすべきなのか不明。
白が多すぎると刃物っぽさがなくなるし、暗すぎるとコントラストがイマイチになりそう。
いずれにしても、光源を想定する能力が不足しているのが原因。
さらなる妄想、ではなく空想に励まなくては。

さてこのwellington、どこがlimited editionなのかと思ってたら、公式サイトのフツーのeditionを見て納得。ポーズが違う。
そして、フツーのeditionの方がカッコイイという驚愕の事実……!!
limited editionの意義について考えさせられるミニチュアと言えよう。

guild ballのミニチュアは、ディテールが最高でありつつ他にはない味があるので、今後も良さげな市場在庫を見つけたら積極的に買ってゆきたい。
できるだけ安く。できれば10ドル以下くらいで。

8-Ball, Greenskin Oni ~Aristeia

aristeiaの8-ball, greenskin oni。訳して、八玉の緑鬼。
仮面をかぶっているようなので実際に鬼なのかどうかは不明ながらも、モチーフとしては斬新。
ので買った。

ミニチュアの素材はホワイトメタル。パーツ構成は以下。
目立つパーティングラインはあるけど、ディテール自体は良好。
パーツ数も少なく、組み立ては余裕。

作ってプライマを吹いたところ。
全長6cm強、さらに体格の良さもあってかなり重め。
完成後の重量は堂々の81g。
infinityの25mmサイズのミニチュアが15g程度だから、実に5倍以上。
なのに値段は2倍と、重量比で考えればかなりお得。

見て分かる通り、8-ballこと八玉の漢数字モールドは全部パテで埋めた。
数字ではつまらないので、別の字を描く。

鬼といえば赤鬼であり、何なら獅子舞の頭も赤なのでそっちも参考にしよう。
ということでカラースキームはすんなり決定。

で、完成したらこうなる。
風呂敷みたいな服の唐草的文様を塗るのがソーゼツに面倒だったものの、ディテールの良さのおかげで見栄えはスーパーナイス。
とっくりにデカデカと"酒"とモールドしてあるのも愉快。
ゼヒ漢字を使ってゆきたい!! ──という、作り手の明確な意思を感じる。

八玉の方には"仁義礼智忠信孝悌"の八文字を描いた。もちろん、里見八犬伝から。
左からではなく右から順に並べたのは、"義"の字の形状が複雑なので面積の広いところが必要と判断したため。結果、"悌"の玉が小さくなって字の上の方がつぶれたけど。
でもまあ、なんとなく読めればそれで良し。

鎧はnmm。
ハイライトの位置を決めるには光源を意識する必要があるわけで、そのあたりの想像が難しい。
ので、適当に。
あと金棒を金棒っぽく塗るのも難しい。シルバーとも違うし、黒めの鉄というか。

以上、8-ball, greenskin oniは、ズッシリ重い満足感あふれるミニチュア。
タコを背負っているという謎すぎる一点をのぞけば十分にクール。

というか、タコは背負うものじゃなくない?  ヌメヌメするし、吸い付くし。
鬼とタコに何か関係はあったっけ?  浮世絵からの発想?
などと、疑問は尽きないながらも、実に趣深い一品と言えよう。

Domaru Takeshi ~Infinity

不可解極まるネーミングかと思いきや、つまりはドマルのオヤマタケシであり、ドマルというのは部隊の名称のことであって、そうと分かれば、まあ、理解できる名前ではある。

名前と苗字の間にある""をのぞけば。

えぇ……何これ……。
ミドルネーム? 猫なのに? 

意味不明すぎて頭痛がひどい。
そうした日本人の常識に挑戦するような名前は、海外産ジャパニーズ風ミニチュアあるあると言えよう。

ミニチュアの素材はホワイトメタル。パーツはこちら。
組み立ては容易であり、プライマを吹くとこうなった。
表情まではっきり認識できる顔のディテールがマーベラス。
さすがオヤマタケシ。

カラースキームは青系メインの寒色でまとめることにした。赤は使わない方向で。
突きを繰り出そうとしているポージングが最高にナイス。
への字になった口も歌舞伎役者ぽくてイイ。

黒目を入れるには、白目をモールドよりもかなり大きめに塗らないと無理なので回避した。基本的にはオリジナルのモールドを尊重してゆく。それが最良のバランスなわけだし。

アーマーその他はnmm。
が、モモ当てみたいなやつに違和感。これはいらないんじゃ……。
日本の甲冑からの発想なんだろうけど。

相変わらず刀を塗るのが難しい。ので、中心部分だけ光らせて終了。

羽織の背中の紋には、猫の足跡っぽいものを。
"猫"と漢字で書こうと思ってたけど小さすぎて無理だった。
作例の猫顔マークも悪くないと思いつつ。

以上、唐突な"猫"に困惑しきりのdomaru takeshi neko oyama。
ミニチュアの出来自体は良好なので、猫好きにもオススメである(適当)。

Arcadia the Sunrise Knight ~Signum Games

一見して野蛮に見えながらも合理的なフォルム。
どこまでも強固に叩きつけてゆく、ただその一点のみを追求した機能美。
重量感をたたえつつ、同時にロマンもあふれ出す最高にグレートな武器。
それが、メイス(あるいはハンマー)である。

signum gamesのarcadia the sunrise knightは、そんな偏愛の向きを満たすミニチュアと言えよう。

ミニチュアの素材はレジン。パーツはこちら。
ディテールは良好。
が、腰に提げた剣が歪んでる。体と一緒になっててキャストしづらそうな形状だし、ここは別パーツにした方が良い気がする。
仕方ないのでお湯につけて直そうとしたら、あっさり折れた……。
中に気泡による空洞ができていた模様。
ため息をついてから、瞬着で固定。あとは軽くヤスリをかけて終了。
歪んだままだけど剣はメインの武器ではないし、まあ、良いかっていう。

で、プライマを吹いたところ。
プロポーションの良さが光る。
細身の鎧騎士が重量武器をブンブン振り回すフィクション的カッコ良さもある。
それを一通り堪能して塗る。
したら完成。
sunrise knightということで、鎧は赤にしてみた。ハイライトはオレンジ系。
でもあんまりnmmぽく見えないので、フツーに白を加えたピンク系で良かったような気はする。

他、メイス(あるいは(以下略))などもnmm。
黒を強めにするとシルバーというより鉄っぽくなるなぁ、と思いつつ。

あと今回はエッジのハイライトを控えめにして、必要そうなところにだけ入れた。
あった方がメリハリは付くけど、なければないで平気……なのか?
正直、全部に入れるべきなのか、分からなくなってきた。
ので、今後はその時の気分で決めてゆく。
気まぐれエッジハイライティングの誕生である。

以上、細身なだけに脆弱な箇所もあるけど、そのシャープさはまた美点とも言える、arcadia the sunrise knight。
全体的にwhite witch hunterよりも出来は良さげ。これならsignum gamesの3体目にも期待がでそう。
が、その前に、プライマだけ吹いて放置してあるミニチュアをまずは片付けるのである。

Joan of Arc 2.0 ~Infinity

ポーズが斬新。でも顔が怖い。
ので買うかどうか迷ったinfinityのjoan of arc 2.0

joan of arcはジャンヌ・ダルクの英語表記らしい。
ちなみにフランス語表記がこっちのjeanne
公式ストアではもう売っていないことから、いつものディスコンの模様。
joanは旧バージョンで、新バージョンのjeanneに置き換わったものと思われる。

ミニチュアの素材はホワイトメタル。パーツ一式はこれ。
未塗装の段階でも分かる顔の怖さ。それくらいディテールは良好。
組み立ててプライマを吹く。
このタイミングでベースに砂を撒いた。プライマの前にやっとけば良かったと思いつつ。

剣は青で塗ろうと決めて、そこからアーマーなどの色を策定。
で、塗ったら完成。
疾走感のあるポージングがナイス。ここまで前傾姿勢なのも珍しい。
でも顔が(以下略。

作例みたいに黒目を入れようと思ったけど、どうもしっくりこないので白目だけ塗ってvallejoのfluorescent greenで光ってるエフェクトに変更。

剣はまた中央部分が平坦なタイプ。
この手の剣は刃の面積が相対的に狭くなるのでglazeがやりづらい。
でもまあ、それっぽく塗れたような気はする。

ちなみに、レシピはdarrenさんのpower sword。持ってない色は適当に。
この人の塗り方はわりと参考にしてる。革とか木とか。
が、チャンネルの更新はもうないとアナウンスされてて残念至極。
神レベルのスキルの持ち主なだけに、なおさら。

さて、これでまたひとつ在庫の消化が進んだ。
今後も増える在庫からは目を逸らし、減らすことにだけ集中してゆく。
いずれは在庫がなくなる日が来ることを信じて。
たとえ、その可能性がゼロだと分かっていても。

White Witch Hunter ~Signum Games

白髪に顔のキズ。2本の剣を携え、胸には見覚えのあるペンダント。
突き出した左手は今にも印を結びそう。
これはもう、清々しいまでにwitcherなあの人である。

signum gamesのwhite witch hunterはそんなミニチュア。

signum gamesのことはangel giraldezの動画を見て知った。1年くらい前に。
で、あらためて公式サイトを見てたらいくつか気になるものがあったので買ってみた次第。
そしてウクライナから1週間で到着。エコノミーなのに早い。

ミニチュアの素材はレジンで、パーツ一式がこれ。
一部潰れてたり、不鮮明だったりもするけど全体的なディテールは悪くない。
ただし、パーツによっては盛大に曲がってたりするので注意。剣とか。お湯につけて直そう。
あと、フツーに組むと、右足が接地せずに浮く。
作例の方も右足側の地面を盛ってるし、どうやら仕様っぽい。

組み立ててプライマを吹いたところ。
左足の接着位置と生首の方を調整して極力平準化してある。
これで地面をカサ上げせずに済んだ。

カラースキームはせっかくなので、witcherぽく塗ることにした。
白髪はそのままに、装備は猫流派で。
とりあえず、目は入れた。
infinityよりもミニチュアのサイズが大きいので、ほんの少しだけ入れやすい。
witcherさんの目の色は黒じゃないけども。

この手の形状の剣は、どうやって塗ったら良いのかイマイチ分からない。
刃に挟まれた中央の平坦な部分が特に。ここも刃と同じように塗るべきなのか……。

実は踏んづけられてる生首の出来が良い。
モールドくっきりでパーツもキレイに抜けてる。
一方、背中の剣と石弓のパーツがやや残念な印象。
まあ、あんまり見えないから良いんだけど。

そういうわけで、white witch hunterは及第点な感じ。
モールドが甘めなところはありながらも目立つ部分はしっかりしてるので、プラスマイナスゼロというか。
signum gamesのミニチュアをさらに買い集めるかについては、一緒に買った残りの3つを全部作ってから判断してゆく。
もちろん、いつになるのかは目下不明である。

Veteran Hemlocke ~Guild Ball

guild ballより、葬儀屋ギルドのベテラン、hemlocke。
同ゲームからはharrietに続く2体目で値段は10ドル。まあ、相応……かも。

ミニチュアの出来は変わらず良好。
モールド潰れも若干あるけど目立たないからほぼ問題なし。
harrietの時は素材はプラスチックかと思ってたけど、どうやらレジンぽい。
パーツはキャストそのものだし、強度や弾性もプラとは違う感じ。
実際、大鎌の刃の部分があっけなくポッキリと逝ってしまった……。

この通り修正はしたものの、公式の商品サンプルを見て角度が間違っていたことが判明。
でもこのまま進める。気にしたら負けである。

葬儀屋らしくカラースキームは白黒にしようと思ったけど、白の代わりにあえてピンクを採用。派手すぎてもアレなので黒も使って塗ってゆく。

で、完成。
筆を新調したので目もちゃんと入れられた。タレ目になったけど。
あとこのサイズのミニチュアだと、白目の色はvallejoのdeck tanよりも単純に白の方が良さげ。
そうしないと、目自体が小さいこともあって黒目を含めて視認しづらくなる。

持ってる武器が左右ともに鎌なのは死神のイメージから……なのか?
それは良いとして、武器などは適当にnmm。
nmmで重要なのはコントラスト、ということを学んだので最近はそのあたりを意識してる。が、キレイに塗るのは難しい。

腕に巻きついてるのはヘビ。ヘビをヘビっぽく塗るのもまた難しい。

全体的に良くできたミニチュアながら、パーツがかなり細いこともあって何かと気を遣うのが難点。
両肩の部分をつまむようにして持ち上げないと、武器の後端の枝みたいなところを折りそうだし、さらに足も細いので正面(あるいは背面)からテンションをかけるのもヤバい感じ。

海外ではこんな繊細なものを本当にゲームに使っているのだろうか。
雑に触ってると、軒並み折れそうなんだけど。
こいつに限っては鑑賞目的にとどめた方が良さそう。
いや、ゲームはしないけれども。

以上、ナイスなディテールとスーパーな脆弱さを併せ持つhemlocke。
guild ballはすでにリタイア済みのゲームながらミニチュアはまだ売っているようなので、今度はシンプルでタフそうなものを選んで買ってゆきたい。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...