aristeiaの8-ball, greenskin oni。訳して、八玉の緑鬼。
仮面をかぶっているようなので実際に鬼なのかどうかは不明ながらも、モチーフとしては斬新。
ので買った。
ミニチュアの素材はホワイトメタル。パーツ構成は以下。
目立つパーティングラインはあるけど、ディテール自体は良好。
パーツ数も少なく、組み立ては余裕。
作ってプライマを吹いたところ。
全長6cm強、さらに体格の良さもあってかなり重め。
完成後の重量は堂々の81g。
infinityの25mmサイズのミニチュアが15g程度だから、実に5倍以上。
なのに値段は2倍と、重量比で考えればかなりお得。
見て分かる通り、8-ballこと八玉の漢数字モールドは全部パテで埋めた。
数字ではつまらないので、別の字を描く。
鬼といえば赤鬼であり、何なら獅子舞の頭も赤なのでそっちも参考にしよう。
ということでカラースキームはすんなり決定。
で、完成したらこうなる。
風呂敷みたいな服の唐草的文様を塗るのがソーゼツに面倒だったものの、ディテールの良さのおかげで見栄えはスーパーナイス。
とっくりにデカデカと"酒"とモールドしてあるのも愉快。
ゼヒ漢字を使ってゆきたい!! ──という、作り手の明確な意思を感じる。
八玉の方には"仁義礼智忠信孝悌"の八文字を描いた。もちろん、里見八犬伝から。
左からではなく右から順に並べたのは、"義"の字の形状が複雑なので面積の広いところが必要と判断したため。結果、"悌"の玉が小さくなって字の上の方がつぶれたけど。
でもまあ、なんとなく読めればそれで良し。
鎧はnmm。
ハイライトの位置を決めるには光源を意識する必要があるわけで、そのあたりの想像が難しい。
ので、適当に。
あと金棒を金棒っぽく塗るのも難しい。シルバーとも違うし、黒めの鉄というか。
以上、8-ball, greenskin oniは、ズッシリ重い満足感あふれるミニチュア。
タコを背負っているという謎すぎる一点をのぞけば十分にクール。
というか、タコは背負うものじゃなくない? ヌメヌメするし、吸い付くし。
鬼とタコに何か関係はあったっけ? 浮世絵からの発想?
などと、疑問は尽きないながらも、実に趣深い一品と言えよう。