Penthesilea, Amazon Warrioress ~Infinity

infinityのバイクシリーズ、penthesilea。買ったのは4,5年前で、もう商品ページすら見つからないミニチュア。ポーズを含めて気に入ったのでもう1つ買おうと思っていたのに、結局店頭の在庫は復活することはなく、そのままディスコンになってしまった。こんなことなら、はじめから3つくらい買っておけば良かった。後悔至極。

そんな絶版ミニチュアの素材はホワイトメタルで以下パーツ。
ディテール良好、パーツの合いはフツー。組み立ては容易ながら、バイクにまたがる構成のため位置調整は必須。今回は慎重にすり合わせた。何しろ予備はもうないのである。

プライマを吹いたところ。
乗ってる人は置いてあるだけで未接着。バイクとは別で塗る。ベースは付属の55mmを40mmのものに変更。このはみ出し具合が逆にカッコイイ、みたいな。作例もそうしてるし。

カラースキームはいろいろ迷って赤に決定。なお、金田のあのバイクに影響されたわけではない。紅葉の季節だから赤にするのである(嘘)。
背中がむき出しのライダースーツがセクシー……ではなくデンジャラス。燃料タンク(?)で見えないけど、お腹も丸出しである。

実はこのバイクを塗るのは2度目。そっちでも思ったけど、タイヤの謎形状のせいで乗り心地が悪そう。もしかするとバイクのように見えるだけで、本当は浮くのかもしれない──などと妄想が広がる優れたデザインと言えよう。

そんなバイクのカウルにはパターンかラインでも描こうかと思ったけどやめた。赤のレシピはkimeraのthe red, toluidine red。ここに単純に白を足すとピンクが強くなるのでdiarylide yellowを加えて緩和。コントラストはまぁまぁ、と言ったところ。

他、剣の色はピンクと迷って緑に。目立つ方が良いだろうという判断。ベースはいつものvallejoテクスチャペイントでアスファルト。2本のラインはもう少し右にオフセットしても良かったかも。が、些細なことには違いない。

以上、infinityのpenthesileaは最高なバイクミニチュア。具体的には、市場在庫を求めてネットを彷徨いたくなるほどの出来。special editionの方はまだ買えるのに、通常版がディスコンなのはなぜなのか。大きな疑問を胸に復刻を願いつつ、今後もinfinityのバイクシリーズを追いかけてゆきたい。

Pinup Gold Smoke Knight ~Kingdom Death

kingdom deathのpinup of death3から、gold smoke knight。いつもの胸と尻と内股ポーズが特徴のミニチュアである。

素材はプラスチックでランナー1枚。
ディテール、パーツの合いは良好。パーティングラインがそれなりに散見され、特に足(モモ)の部分が目立つ。

組み立ててプライマを吹いたところ。
頭+髪、弓+矢のパーツは仮留め。

カラースキームは名前の通りに鎧をnmmのゴールドで塗る。時には設定を尊重してゆくということで、以前にも試したkimeraのdark fairy talesの使い勝手を再度検証するのである。

まずは指定通りにベースの色を適用。今回はリーフレットと近い色になった。
ハイライトその1。
ハイライトその2。
最後のハイライトと仕上げをして終了。
結果、ゴールドではなく真鍮ぽい色になった。求めているものとは違うけど気にしないことにする。にしても、毎度毎度リーフレットの写真とまるで違うものになるのはなぜなのか。検証が検証を呼ぶ展開に終わりは見えない。

そんなこんなでひとしきり悩んだ後、残りを塗って完成。
弓の配色がイマイチ(白の部分)。でも緑や青という感じでもないし、難しいところである。

他は特に書くことがない。強いてあげれば、尻が丸出しなところがkingdom deathらしくて結構なことである。

以上、kingdom deathのpinup gold smoke knightは多くの人の期待を裏切らないミニチュア。相変わらず小さくて塗りづらいところはあるものの、出来は良いので丁寧にお尻を仕上げていただきたい(なぜか敬語)。

Ava Bust ~BigChild

あまりに暑いし円安は止まらないしムシャクシャするので、デカめのミニチュアを作ることにした(支離滅裂)。在庫から選んだのはbigchildのava。剣と鎧のファンタジーではなく、アンドロイドでロボ的なsci-fiバストモデルである。

ミニチュアの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール、パーツの合い、ともに良好。ストレスフリーで組み立ては完了し、プライマを吹いた。
スケールは1/12で、全高約8cm。
両腕は仮留め。肩のロボ同様、別で塗って最後に接着予定。団子状の髪がヘッドフォンを塗る際にちょっと邪魔なので、これらも後付けで良かったかもしれない。

カラースキームはまたもや青。涼を求めて寒色系でまとめるのである。あとは、暑さに負けながら塗って完成。
アメコミに出てきそうなキャラクタデザインがイイ。まつ毛がかなり強調された造形で濃い目の顔立ち。まさに西洋的と言えよう。

某ボーカロイドのあの人を思い出させる髪色はvallejoのblue green。ハイライトにはivoryやら白を加えてある。影の部分がやや弱い気はするけど、コントラストはまずまず。これくらい誇張した方が見栄えがすると思うのであった。

肩から覗くロボの色は赤と迷って紫にしたけど、ピンクでも良かったような気もしなくはない。目(あるいはメインカメラ)はvallejoのgreen fluorescentとscale75のophiuchus greenで周囲をosl。多少やりすぎた感はあるものの、ケレン味も時に必要である。

他、デカい銃に使ったマゼンダがイマイチ。小物の配色を考えるのは常に難儀であり、後悔の連続である。肌はピンクを強めに入れたので心配だったけど(写真では伝わりづらい)、完成してみれば案外気にはならない。全体のバランスで見ないと分からないこともある。たぶん、そういうことであろー。

背中にはカラースキームを表す文字をフリーハンドで書いた。もう少し太い字体にしたかったけど、各部位のバランスを取るのが難しく思うようにはいかなかった。フリーハンドは、いつだってままならぬものである(諦観)。

以上、bigchildのavaはまつ毛が特徴的なバストモデル。一癖あるデザインながら、キットの出来は良いし、スケールから来る存在感も申し分ないので、サイバーでsf志向な人にはオススメである。

Triskel ~Aradia Miniatures

昨今の暑さにゲンナリするなか、aradia miniaturesのtriskelを作成。あーやる気がしねーとか、何もかもが面倒くせーとか、いつもの口実でサボりながら進めていたら3週間も経ってしまった。ミニチュア自体はaradiaのkickstarterでicxtakaと一緒に買ったもの。多少の割引がされていたのでつい。

そんなtriskelの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール良好。パーツの合いはフツー。
両腕に関しては位置のすり合わせが必要(肩にかぶせる形のフサフサ毛皮パーツが内外で干渉する)。ので、腕を削ったり、毛皮の方を修正したりして対応。

そんな作業に辟易しながら組み立て。で、プライマを吹いた。
頭、肩の毛皮、左右の腕、腰の生首は仮留め。スケールは75mmで、実寸約8cm。この後、左腕だけ接着して塗装へ。

カラースキームは鎧を青系にする。髪の色は最後まで悩んで暗めの色に。そして完成。
肩に乗っているリスがキュートでナイス。このミニチュアの癒しポイントはそれくらい。今回はシマリスぽい模様を追加。

髪がせり出しているせいで目は塗りづらい。その目元には、作例にならい戦化粧を追加。肌はコントラストを意識してハイライトを置いた。そこそこイイ感じになったのに、写真では伝わりづらいのが残念である。

腰の生首は付けなくても良かった気がする。左腕の位置を合わせる際にちょい邪魔だし。付けない場合は差し込み用の穴を埋めるだけで済むので、たいした手間でもない。

ベースには凄惨な生首との対比が際立つよう、カラフルな花を植えてみた。が、赤と黄色だけでは物足りないので、もう一色くらいは欲しいところ。

以上、aradia miniaturesのtriskelは背面がほぼ毛という、どこまでもフサフサなミニチュア。正面の情報量にくらべて背中側が退屈ではあるものの、ディテールは悪くないので、戦士好きにはオススメと言えよう。もちろん、リス好きの御仁にもピッタリである。

Errant Of The Order Of The Shield ~Conquest The Last Argument of Kings

暑くてやる気が出ない。しかし手は動かす。1日1工程を進めるだけでも良い、1日1色を塗るだけだって構わない。そうした積み重ねの上で完成したのが、conquestのerrant of the order of the shieldである。にしても、長い名前のミニチュアである。

そんな盾の秩序さんの素材はレジンで以下パーツ。
ゲーム用のトレイが目を惹くものの、無用の長物なので廃棄予定。
ディテールは良好ながらバリが多く、パーティングラインもハッキリ。パーツの合いはフツー。

さっさと組み立ててプライマを吹いた。
盾を持った右手は仮留め。雰囲気の良さげなおっさんミニチュアの予感がする。

カラースキームはコートを青系、鎧はスチール、他は適当に。で、塗ったら完成。
今さらだけど、背中のハンマーのようなものを塗るのを忘れた(作例参照)。プライマは吹いてあるので、近いうちに片付けて接着しよう。

コートの色は青というよりターコイズに近い。そして上半身のコントラストが弱め。下側に比べて陰影の強調が不十分というか。レシピはvallejoのperiscopesでハイライトはプラス白。

鎧と盾はastridの時にも使った、citadelのwarpfiend greyとvallejoのfrozen fleshのレシピ。手軽にナイスなnmmになる印象なので、今後も微調整しながら使ってゆきたい。対して、盾のフチ部分の金色nmmがイマイチ。基本に立ち返る必要がありそう。

他、フードがあるせいで目が塗りづらい。よって黒目を入れるのはあきらめた。

以上、長い名前のerrantさんは期待を裏切らないおっさんミニチュア。この暑いなか、暑苦しいおっさんミニチュアを作る。こんなに楽しいことがあるだろうか?(いやない)。どうやら今年の夏もまた、錯乱気味のようである。

Pinup Storm Knight Armor ~Kingdom Death

地獄のように暑い夏が到来しているので、涼を求めて露出度が高めのミニチュアを作成してゆく。それが、kingdom deathのpinup storm knight armorである(pinup of death 3より)。

素材はプラスチックでランナー1枚。
ディテールは最強。このサイズで手の指までシャープに再現されている。
パーツの合いはフツー。首と体との間にスキマができるけど、埋めるのは諦めた。

3分割された頭の構造がミョーに分かりづらく、完成写真と見比べながら組み立て。そしてプライマを吹いた。
頭と背中の煙状パーツは仮留め。細かい造形が目を惹くものの、その細かさゆえにキッチリ塗るのは困難。ので、ある程度無視してハイライトだけを入れる想定。

カラースキームは鎧を紫、他はその時の気分で決める。で、完成。
どこかで見たことのある色の組み合わせ。具体的な名前は出てこないけど、記憶にはあるみたいな。

髪は青系の方が良かったかも。あるいはもっと明るいピンクにするとか。このように、髪の色決めはいつも迷うポイントである。印象を左右しやすい箇所だけに、どうにかしたいところ。

背中から生える煙状の謎物体はパーティングラインの処理が不完全。プライマを吹いたあとに気が付いた。色に関してはやや黄緑が強すぎる感じ。

他、ベースとの固定がほぼ点なので強度面で不安。0.5mmの真鍮線を仕込んではいるものの、ミニチュア側にもベース側にも余裕がないこともあって、横からの力で簡単に倒れそう(塗ってる最中にもやらかした)。

以上、kingdom deathのpinup storm knight armorは胸といい尻といい構造的繊細さといい、いろいろな意味でkingdom deathらしいミニチュア。が、涼などどこにもないので注意が必要である(知ってた)。

RX-7 ~マックスファクトリー

トップをねらえ! 第1話のシーンを再現した、マックスファクトリーのrx-7。カシハラさんの冴え渡る顔芸、その次くらいに印象深いあのキックが炸裂した瞬間を切り取ったプラモデルである。

ランナーは以下の2枚。
ディテールはフツー。パーツの合いはガンバスターよりも良い。が、合わせ目が目立つ構成は同様で、気になるから適当に処理しておいた(赤いノリコ機の左足をのぞく)。

組み立ててプライマを吹いたところ。
各パーツは仮留め。
頭がやや小さい感じはするものの、全体のプロポーションは悪くない。

カラースキームは設定通りで、特に考えることなく塗ったら完成。
ダイナミックなポーズがナイス。このキットの良さはそれに尽きると言えよう。

両機体の色は写真だと白に見えるけど、実際はivory(vallejo)である。劇中ではもっと黄色がかってはいるものの、個人的にはivroyが最適と判断した。白系ということでコントラストが出しづらく、影の部分が不足している。そこは塗装面での反省ポイント。

以上、マックスファクトリーのrx-7は固定ポーズの良さを最大限に生かしたプラモデル。出来が良いだけに、カシハラ機(青い方)の下半身の省略が惜しまれる。ここはプラスチックの使用量をケチらず、全身を作って欲しかった。それにより多少の値段が上がっても、この手のキットを買う物好きならば、きっと許してくれるだろうと思うのである(すでに許した)。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...