Death High White Speaker ~Kingdom Death

この前のブラックフライデーのセールで買った、death high white speaker。
久しぶりのkingdom deathのミニチュア。
すでに商品ページがなくなったためリンクはない。
が、新作というわけでもないので、検索すればいくらでも情報は見つかる。

そんなwhite speakerは3dプリンタ出力のレジン製。
パーツは本来3つと思われるものの、木刀部分が折れて4つになってた。
でも半額だったし、これくらいなら文句は言わない。
ディテールは良いけど、いつものように積層痕が目立つ。特に足や胸が顕著。
パーティングラインと積層痕、どちらも遠慮願いたいものではあるものの、いずれにしたところで逃れられない宿命である。

折れたパーツを修復しつつ組み立て。
で、プライマを吹いたところ。
ベースのレンガはgreen stuff worldのやつ。
わりと塗りづらい箇所が多いので、頭は最後に接着で良かった。

カラースキームは金色なモザイクに出てくる人を参考に。
そして塗ったら完成。
まあ、いかにもkingdom deathなミニチュアである。
感想はそれだけ。

肌をvallejoのheavy orangeを元に立ち上げたら、ちょっとピンク気味になった。ハイライトは同sunny skin toneとwhite flesh。
変に生っ白いよりマシとはいえ、もう少しsunny skin toneを強めにしとけば良かった。

他には特に書くこともないから、持て余しているサンダージョーと対峙させる。
厳密にはスケールが違うものの、そこまでかけ離れてはいないはずなので、実際もこれくらいのサイズ差があることになる。
なにやら、ゲーム内より大きく感じるのは気のせいか。
アーロイさんはよくこんなデカブツと戦ってるなぁ。

以上、半額じゃなければ買わなかったであろうdeath high white speaker。
もっと積層痕が目立たなければ良いんだけど、今の3dプリンタの解像度では難しいのかも。
そういうわけで、当面はパーティングラインのあるミニチュアを好んで買ってゆきたい。できれば、ほどほどのやつを。

Thunderjaw ~Horizon Zero Dawn

ケモノ型メカ、通称ケモメカが多数登場し大興奮のゲーム、horizon zero dawn。
その新作が来月リリースされるというのに、ps5が全然買えない。
抽選に応募しても、ちっともまったくさっぱり当たらない。
発売して1年以上たつというのに、なぜこんなことになっているのか?
答えろ、ソニー!!
ちゃんと仕事しろ、ソニー!!!
任天堂を見習え!!!!

煮えたぎる怒りの中、気づけば買っていたのがこのthunderjaw expantionであった。
ps5の約10%の値段のサンダージョー、これで怒りが収まるなら安いものである。
なお、こちらは拡張キットなのでボードゲームとして遊ぶには別売りの本体が必要。もちろんそんなものは買っていないけども。

ps5の1/10の値段のサンダージョーはレジン製でパーツは3つ。
こうして見ると、ケモノというよりは魚である。足の生えた魚的生物。

ディテールの方は極めて大味。
背中のアンテナを見ても分かるように、シャープさには欠ける。というより、シャープさなんてものはどこにも見当たらない。子供向け玩具レベルの安全性でも確保したのかと、そう皮肉りたくなるほどの眠さ。
そしてパーツの合いも全然良くない。特に左足がひどくて、そのままではハマらないから凸部分をかなり削ることになった。
パーツは3つしかないんだからもう少し頑張れよ……。

テンションを下げつつも、プライマを吹いたところ。
全長は25cmくらいで重量約350g(ベース込みだと400g)のディメンション。
まあ、デカいだけが取り柄である。それ以外に褒めるところがない。
あれ?  これでps5の1割の値段って、もしかして高いのでは……? 

そんなことを思い始めたらカラースキームを考える気力がなくなったので、設定に近い感じに塗って完成。
ところどころに野暮ったいモールドが散見。
ムダにデカいせいでそれが余計気になる。
あと写真を撮るのも一苦労。

目に当たると思われる顔先端のled部分は青でglaze。
ps5が買えない怒りで赤くしようと思ってたけどやめた。
機械獣も王蟲も青い方が良いに決まっている。

ベースはタミヤのテクスチャペイントに荒めの石ころ素材を蒔いただけ。
このペイント、vallejoやcitadelのものに比べると塗料がやや乗りづらい気がする。
値段的には手頃だけど、容量なども考えるとvallejoに軍配が上がる印象。

以上、怒りに任せて買ったサンダージョーは正直イマイチなミニチュア。
たとえps5の1/10の値段であったとしても、その価値があるかどうかは怪しいと言えよう。
このディテールではゲーム本体のミニチュアも期待できないので(実際の塗装サンプルもアレな感じだし)、horizonシリーズはこれで終了である。

そして、残されたこのビミョーなサンダージョーとともに、ps5が買えない怒りと向き合ってゆきたい。

Sù-Jiàn Immediate Action Unit ~Infinity

infinityの自律可変兵器、sù-jiàn
チーターのようなフォルムとそこからほどばしる疾走感がナイス。とりわけシッポがイイ。
なお解説によれば、sù-jiànというのは『高速の剣』という意味らしい。

ミニチュアの素材はホワイトメタルで、以下パーツ。
ケモノ型の高速移動形態と人型の戦闘形態の2体入り。
ディテールは良好。
人型の方は左足の接地がやや悪いので、すり合わせを推奨。

組み立ててプライマを吹いたところ。
スケールからすると、人型の全高で2m強と思われる。
変形機構がなければパワースーツでも通りそうだけど、例によって無人機である。

カラースキームは白メイン。黒と並んで陰影の付けづらいこの色をあえて試してゆく。
結果、白っぽい色にはなった。
レシピはvallejoのpale blueを元に、同deck tanと白のミックスでハイライト。
影の部分(pale blue)はもう少し明度を落としてコントラストを際立たせても良かったかも。
とはいえ、白単色で塗るよりは表情が出たのでまずまずの出来。

が、ものすごく地味ではある。
ほぼ白、黒、グレーしか使ってないし。
そういうこともあって、ベースには追い越し禁止の線を引いておいた。

さらには肩に手裏剣マークみたいなものを描いて、にぎやかしに。
戦闘形態がどことなく忍者ぽくもあるので。
逆の肩には"玖"の字を。言わずと知れた九の大字である。
九番であり九号機であるかもしれないものの、特に意味はない。

以上、sù-jiànは高速移動形態がワイルドでスタイリッシュなミニチュア。
変形したらシッポがどこへゆくのかは気になるものの、それなりに現実的で説得力のあるデザインは好印象である。
ケモノ型メカことケモメカ愛好の士としても満足できる一品と言えよう。

Elya ~Limbo Miniatures

limboのkickstarterで買ったelya。
かつてはlimboのサイトでも買えたけど、今はpetals of the rose knightsと名を変えて痕跡を残すのみである。
にしても、この"薔薇騎士の花弁"という名前はなかなかにクール。複数形になっているのは、ゲームでは部隊として登場するためと思われる。

そんなelyaさんのパーツは以下。
ディテールはまぁまぁ。
右胸や髪飾りなど一部のモールドが不鮮明だったり、パーティングラインが消しづらいところにあったりと、それなりの出来。
パーツの合いはそこそこ。首のところに出来るスキマがやや気になる。

組み立ててプライマを吹いたところ。
躍動感あふれるなびく髪、うつむき加減の顔、そして良く分からない謎ポーズがイイ。
スケールは75mm。実寸は8cm強なので、1/20から1/22くらいと勝手に想定。

カラースキームは金色の鎧に青の衣ということだけを決めて、あとはその時の気分次第。
で、塗ったら完成。
鎧のお腹部分のモールドがやや浅め。ここは潔くエナメルでスミ入れしても良かった。もちろん、グロスバーニッシュか光沢クリアを吹いてから。

剣はちょっと白すぎ。形状が円筒なのでnmmがやりづらいというのもあるけど。
とはいえ、作例からして白いから気にし過ぎても仕方ない。

目はかなり小さい。ので白目だけ。
黒目をどう入れてもミョーな感じになりそうだし、ポーズ的に横から見るミニチュアなので、顔にこだわるのは時間の無駄と判断した。
そもそもがリアル寄りの造形で全然カワイくないというのも一因。むしろ怖いと形容した方が的確である。スカイリムに出てきそうなくらいに。

台座はgreen stuff worldの8cm径のやつ。
広げた足のせいで手持ちの木片には載らなかったため、付属のベースごと台座にオン。
なお、ミニチュアの接地面が小さいのと重心が高めとあって、揺らすと上半身が細かく震える。真鍮線は仕込んだけど、ガッチリ固定できるほどのマージンを取る余裕がミニチュア側になく、保持力に不安を残す結果となった。このあたりはヒール系の履物の泣き所である。

以上、elyaは鑑賞する方向を限定するミニチュア。
立体物としての存在価値を否定するかのようなスタンスながら、その分、一点特化した強みを遺憾無く発揮しているとも言えよう。
今となっては入手困難だけど、limboのこっちのkickstarter次第でまた買えるようになるかもしれない。ちなみに、支援していないから状況は不明である。

そういうわけで、今年も淡々と在庫消化を進めてゆきたい(すでに在庫を増やしながら)。

Origon The Denouncer ~Archon Studio

ヘビのように長いドラゴンが好きであるからして買ったorigon
dungeons&lasersとかいうボードゲームに登場するらしい。
ダンジョンとレーザー、そこに一体何の関係が?
謎すぎる名称が気になるところである。

そんなorigonの素材はプラスチック。
どう見てもプラモデルながらパッケージにミニチュアと明記されているので、そのように扱うことにする。
ランナーは2枚。なお、英語ではsprueと呼ぶので注意(目を凝らせば下記写真でも確認可能)。
ディテールはフツー。作りやすさもフツー。
正面側の合わせ目に関しては、ウロコの形状に沿わせるなど目立たないような工夫はあるものの、背面側は丸見えで中途半端な印象。
羽根の有無は選択式。体の長いドラゴンにそんなものは不要なので付けずに組む。

で、組み立てたところ。
まあ……思ったよりもフツーである。期待以上でもなく以下でもないくらいにフツー。

カラースキームは朧村正の龍神を参考に。最初からそのつもりで買ったので。
塗ってみても、やっぱりフツーだった。
たいていは塗装が進むと良いところや悪いところが見えてきたりして、多少なりともモチベーションに影響するのに、それが全然ない。
まさしくニュートラルドラゴンである。

全部繋がっているように見える背中のトゲのモールドがイマイチ。
背面から見るとそれが顕著。ダメってほどでもないけど、気にはなる。

いわゆる蛇腹ではなく、デカいウロコが連なっているお腹側の表現は好みが分かれそう。
他では見ないのでユニークとも言えるけど。

目はvallejoのdeck tanで塗っただけ。黒目を入れるとコミカルになるのでやめた。

以上、origonはとことんフツーなミニチュア。
インパクトに欠けるためクセがないとも言えるけど、やたらと薄い味噌汁のような味気なさも感じる。
来年が辰年であればちょうど良い置物になって救いようもあったのに、このままではただの薄味ドラゴンで終わりそう。その意味では、作る時期を間違えたこちらの責任でもあると言えよう。

しかし心配は無用である。
同ブランドのドラゴンシリーズをもう1つ買ってあるので、そいつを再来年の年末に作成し、origonの分も干支として祝福してゆきたい。

なるほど──こうして死蔵品が増えてゆくのであるなぁと、感慨深く思う年の瀬である。

Morlok, Son of Wolves ~Kimera Models

kimera modelsのmorlok
peagsoのkickstarterで割引されていたので追加購入したもの。
このキャンペーン、結果的には遅れもなくリワードもスケジュール通りに到着するという優秀なプロジェクトであった(一部のモデルはキャストの不具合が見つかったらしく遅延している様子)。

素材はレジンでパーツは以下。
とりあえず、ディテールがスゴすぎて笑う。
よくこんなのがキレイに型から抜けたなぁ、と感心する箇所多数。
パーツの合いも問題なし。前垂れの部分にできるスキマを埋める程度。
なお、カブト(あるいはヘルメット)の有無で頭部が選択可能。

マッスル狂戦士にすべく、頭はカブトありを選択し組み立て。
で、プライマを吹いたところ。
この時点でもうカッコイイ。
スケールは1/24で全高8cm強。カーモデルと並べたら存在感で圧倒しそう。
腕と膝当ては仮留め。ツノも塗装の邪魔だったので接着は最後で良かった。

カラースキーム、というほど色を選択する余地がない。半裸だし。
そういうわけで塗って完成。
剣と斧と筋肉のハーモニーが壮絶にアメイジングで、ぐうの音も出ない。
造形も細部に至るまで素晴らしいの一言である。
鎧にも武器にもオオカミの装飾があって、その数6。
ゆえに二つ名が"オオカミたちの息子"なのかもしれない。

鎧はvallejoのdark sea blueとdark greyのミックスを元に、cold greyと白などでハイライト。
武器はkimeraのnmm。あまり変わり映えはしないけど、実はレシピが違っていたりする。

狂戦士たるもの、目は赤く光っているべきである。
そんな偏見から顔は黒のままにして目だけを白く塗り、赤でほんのりとglaze。
オオカミ装飾の目も同様。
要するに、作例のマネである。

ベースには久しぶりにタミヤのを使用。
雪が残っているのにほぼ裸というワイルドさ。さすがの筋肉と言えよう。

台座は角材で、例によって溶きパテを塗って適当に表面処理。
ヤスリをかけている時間は無心になれるから好きだけど、それ以外の作業は面倒なだけで面白くもなんともない。
既製品で済ましたいところながら、サイズ的にしっくりくるものが見つからない。載せるミニチュアの大きさにもよるし、難しいところ。
で、結局安価で手頃な木材を使うことになるというパターン。

以上、おおかみこどものmorlokは極めて良くできたミニチュア(あるいはフィギュア)。
惚れ惚れするディテールがインプレッシブでスタニング。しかも作りやすくて全方位にスキがない。
その品質の高さから思わずkimera modelsの他のミニチュアを買いそうになるも、増加を続ける在庫がそれを許さないのであった。

Cassandra Kusanagi ~Infinity

infinityのcassandra kusanagi
某少佐にインスパイアされたのかもしれない名前がナイス。
ゆえに購入、したわけではなくポーズが気に入ったので買った。

ミニチュアのパーツは以下。
ディテール良好、組み立て簡単。
いつものinfinityクオリティで安心した。
ロクでもないものを作った後だけに余計そう感じる。

プライマを吹いた状態の写真はない。撮るのを忘れた。

カラースキームは特に考えず、なんとなく塗ったら完成。
やっぱりポーズがイイ。
このサイドステップ的シューティングで命中するのかは不明だけど。

他、銃が邪魔で顔がやや塗りづらい。
目は白目だけ。位置的に右目がほぼ塗れないため、なんとなく白を置く程度に。
髪の色は某少佐をリスペクト。
コートはテクスチャを付けて革っぽく済ませた。

ベースはこのscenery base
実を言えば今回の目的はコレを使うことであり、kusanagiさんはオマケみたいなものなのであった。

そのベース、彫刻済みなので手軽ではあるものの、使い勝手はフツーな感じ。
素材はレジンと思われ、プラスチックのものより厚みがあってミニチュア固定用の穴が開けづらい。
ので、真鍮線を通す方が向いてるかも。
今回はいつものように、穴を開けてミニチュアのタグごと埋めた。

alphaシリーズと名乗っていることから、今後は工場的雰囲気以外のものもリリースされそう。
ともすれば単調になりがちなベースの作成にアクセントを加えられるので、密かに期待。

以上、kusanagiさんはグレートなポーズが好印象で、小さいながらも満足度の高いミニチュア。
こういう良質なミニチュアがモチベーションの糧となり、次の在庫消化および在庫増加へと繋がるのである。
つまりは、減らない在庫を屁理屈で正当化してゆくのであった。

Indryhten ~Cult of Paint

cult of paintのindrythen。
このkickstarterのリワードで、計画より5ヶ月遅れで到着。
選択したのはこれ1つだけ。
それはある意味で英断であり、不幸中の幸いでもあった。

素材はレジン、以下パーツ。
頭と右腕が選択式。
ディテールは悪くないけど、アホみたいにパーツの精度が低い。
欠けも歪みもあって、組んだだけでは直立すら不可能。
足(靴)裏からして平面ではないので、そこから調整する必要があるというスパルタンさ。

イライラ最高潮で放り出したくなるのを、何度も我慢しながら組み立て。
完成を待たずにゴミ箱へ直行できるのは1000円以下のキットだけ、そう心に決めている関係で途中放棄は許されなかったのである(貧乏性とも言う)。

そしてプライマを吹いたところ。
全高は約9cm弱(ツノをのぞけば7cm)。スケールは1/26くらいと推測。
頭は仮留め。長い飾り毛ともども塗装の邪魔なので接着は最後。

カラースキームは緑や青の寒色でまとめる。それだけ。ただ塗るのみ。
結局まっすぐに立たせることができず、やや左に傾斜気味。
そういう細かいことには積極的に目をつぶってゆく。最後はもうやる気が尽きていたので。

本体とのコントラストを考えると、頭から生えているシッポみたいな毛をピンクにしても良かったかも。感想はそれくらい。

台座は4cm四方のmdfベースを4枚重ねて表面処理したもの。
が、手間がかかりすぎるので次からは素直に木材を使うことにする。

以上、indrythenはまったくもってストレスフルで多くを語る言葉を持たないキット。
なぜ買ったのか、そもそも買う必要があったのかについて議論が待たれるところである。
いや待ってる場合ではなく、今回のことをちゃんと反省し、買うものは慎重に吟味しろと自分に言い聞かせねばならない。

こうなったら腹いせに、そして失敗を取り戻すためにも、もっと精神に優しいブランドのミニチュアを探してゆく。
広大なネットの海はきっと応えてくれるはずである(ちっとも反省してない)。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...