贖罪のKingdom Death
そういうわけで、贖罪の時間である。
某kingdomことkingdom deathからミニチュアが届いた。
まるでアップル製品のようなパッケージ。
と思ったら、本当にアップルを意識してるぽい。
designed in californiaならぬ、new york。
ところで、なぜechoes of deathではなく2の方を買ったかというと、2のミニチュアの方が良さげだったから。それだけ。
基本的にゲームには興味ないので、購入の決め手は立体に惹かれるかどうかの一点に尽きる。ゲームやる時間があるなら模型を作る、みたいな。
これはgamesworkshopやprivateer pressも同じ。軍勢とか勢力に関係なく、カッコイイと思ったものだけを買う。
どうでもいい前置きはここまでにして、早速echoes of death 2を開封。
中身はプラスチックのランナー1枚とベース4つ、ゲーム用のカード一式。
組み立て説明書はなし。はい、いつものことです。
パーツのディテールはかなり、というか、相当スゴイ。
コピー品とはワケが違うぜ!
見たところ、パーツ分割は素直な感じ。
少なくともgamesworkshopみたいな変態的(褒め言葉)なものではない。
あっちは人体を前上からスライスするような分割をするから……それはそれで面白いんだけど。
ちなみに、c6のメイスみたいなパーツの先端が曲がってたので直してある(白くなってるとこ)。
まあ、これくらいなら問題ない。
細かいことを気にしてたら海外通販なんてやってられないから、ホントに。
もうひとつのdetective twilight knightも開封。
日本語だと、探偵 黄昏の騎士、といった感じか。
中二病的な響きのあるパワーワードである。
ランナーはこちら。
パーツ数も少なく、シンプルな構成。
はて、右上の体のパーツ、何をはめるんだ? と思ってたら…
まさかの胸だけ別パーツ!
この謎のこだわり……製作者はただものではないな(確信)。
で、一通り堪能したから、そっと箱に戻した。
残りの1つは開封すらしてない。
だというのに、追加でSci-Fi Erzaも買った。
どうも倉庫の場所が別らしく(ニューヨークとシカゴ)、echoes of death2とかとは一緒に買えなかった(カートに入れると、別倉庫のアイテムはsold outになる)。
ので、送料17ドルを別途お支払い。
これは贖罪であり、散財でもあるのだ。
こちらの材質はレジンで、3dプリンタで出力したもの。
足のあたりにサポートがある。表面も年輪みたいな層になってるので分かりやすい。
塗装したらこの年輪は気にならなくなるのか…? 顔にもあるんだけど。
以上、kingdom deathへの贖罪はこれで完了した(と見なす)。
が、ハロウィンやblack fridayにセールをやりそうなので、そうしたらまた買うかも。
在庫ばかり増やしてどうすんだという気もするけど、在庫は在庫を呼ぶから仕方ない。
積んどくモデラーになる前に消化しなくては……。
とりあえず、上のerzaから手を付けるか。
そう思いつつ、今日もまたキットを眺めるだけで、時は過ぎてゆく──。
ヤンマー コンバイン YH6115 ~ハセガワ
久しぶりにプラモデルを作った。
ここ最近はミニチュアばかりだったので、少しだけ懐かしさを覚えた。
プラ用接着剤の匂いに。
モノはハセガワのコンバイン、yh6115。スケールは1/35。
まず、パッケージのイラストが最高にナイス。
単駆郎という作者の名前にも味がある。
塗り分けは最低限の色プラ仕様。
組み立ても難しいところはなく、同じハセガワのトラクターyt5113aに比べればかなり素直なキットと言える。
クソみたいな窓枠デカールもないし。ただし、平面には貼る必要がある(うちはまた塗装にしたけど)。
唯一気になったのは、運転席後部から生えてる煙突のデカールが貼りにくいこと。
曲面に巻きつけるように貼る必要があるため、位置決めが難しい。
案の定ズレた。
が、細かいミスには積極的に目をつぶる。それが雰囲気モデラー。
製作途中の写真はないので完成品がこちら。
窓をマスキングしたところくらいは撮っとけば良かったと思いつつ(労力のわりに報われないパターン)。
メインカラーの赤は説明書通りにマルーンと赤で調色したけど、ごくフツーの赤に見える……。
ところどころツヤの出方が違うのは、塗装が梨地になったところと、なってないところの差。
タレる寸前まで吹くのは分かっていても、塗膜が厚くなりすぎても困るし、そんなこんなで迷ってたら中途半端なものが出来上がりましたよ。赤の濃淡があるのもそのせい。
クリアは、クレオスのuvカット光沢スプレーをエアブラシで吹いてある。
それから2000番のヤスリを軽くかけて、タミヤの細目コンパウンドで研ぎ出し。最後にモデリングワックス。
あんまりテカテカしてても仕方ないので、控えめに。バイクや車じゃないんだし。
今回、タミヤのラッカーシンナーでミスターカラーを希釈したんだけど、どうもあまり相性がよろしくない感じ。表面がザラザラになって粉っぽくなったり、光沢が出ないというか。
ガイアノーツの薄め液は問題なかったので、同じように考えてたら甘かった。
タミヤのラッカーシンナーは他と違ってプラ用接着剤みたいな匂いがするし、タミヤ専用にした方が良さそう(タミヤアクリルは問題なく吹けた)。
その弊害が出てるのがホワイトの部分。
写真では分かりづらいけど、スミ入れしたエナメルが落ち切らないほどに塗装表面が荒れてる。
他にも、クリアを吹きすぎてタレたり、研ぎ出しにミスってエッジが出たり、赤のタッチアップをcitadelのmephiston redでやったら明らかに違う色だったり、運転席の組み付けが悪くてスキマがあったりと、例によってミスしまくり。
でも遠目で見れば、細かいところなんて気にならないから不思議!
どんどん遠目で見てゆこう!
運転席はこんなの。
ドアの可動部分がユルユルなこともあって、本体を傾けると勝手に開くことも。
塗膜を厚くするとかで対策を取った方が良さげ。
キットには運転手のおっさんフィギュアも付属してるけど、ハンドルを接着したら椅子に座らせるのは不可能。
あとで塗って乗せようと思ってただけにショック…。
でもまあ、その時間を他の在庫の消化にまわせるので結果オーライとも言えよう。
最後にトラクター(yt5113a)と一緒のところ。
赤の違いがほぼ分からない件。
トラクターの方はミスターカラーのキャラクタレッドをそのまま吹いたはず。
もしや、調色なんていらなかったのでは……。
総評としては、良いキット。完成後のプロポーションも良好。
おまけに、コンバインの仕組みがなんとなく分かる。
デカールは多少、頑張る必要があるかもしれないけど、マークソフターがあれば乗り切れる。レース用のバイクとかに比べれば簡単。
トラクターは1/24でも良い気はしたけど、コンバインはこのスケールが正解か。
手のひらサイズでちょうどいいカタマリ感。
ただでさえ四角いので、これ以上大きいと間延びしそう。
そういえば、一部赤を塗り忘れたので
vallejoの白プライマー → mephiston redをエアブラシで吹いたんだけど、写真ではほぼ分からない。光沢クリアのおかげである。でもよく見ると、やっぱり違うんだけど。
くれぐれも、アラ探しはご遠慮ください。
参考書 ~Angel Giraldez MasterClass
本を買った。塗装の参考書。
著者はangel giraldez。
ミニチュアペイント界隈では有名らしい。vallejoと組んでいろいろやってる模様。
ragecraftのfallen queenの作例もこの人。確かに超絶技術である。
なお、youtubeにもチャンネルがある。
送料込みで全部で1万くらい。高い買い物と言えよう。
vol2はボークスでも売ってるけど、amazonで買った方が安い。
ボークスは送料高すぎ。
そのvol2、今amazonで調べてみたら、買った時より9ドルも安くなってる…。
なんてヒドイ話。
参考になるだけで、同じことができるようになるわけではない。当然ながら。
具体的にはこんな感じで塗装手順を解説。
基本はエアブラシで、細かいところは筆、というスタイル。
ライティングやハイライトの考察は、それなりには、ためになる印象。
ただ、筆塗りオンリー派には不要な本かもしれない。
一応、顔塗りとかは筆なので、役に立たないことはない…気もする。
とりあえず、革服の質感の表現がスゴすぎて鼻血が出そう。
塗装してるミニチュアはInifityのもの。
ヨーロッパでは有名なのだろうか。あんまり聞いたことないなぁ。
vol1とvol2、両方買うべきかと聞かれたら、正直vol2だけで良い。
シンナーによる希釈の割合とか、vallejoをエアブラシで塗る際の説明が載ってる。
amazonのレビューにも同様の指摘あり。
ただ、youtubeの動画だと水でしか希釈してないので、
シンナーなんて必要ないのかもしれない(本には、水かシンナー、とある)。
個人的に、目からウロコだったのがコレ。
エアブラシをコップにイン!
水性塗料なんだし、水に突っ込んでうがいすれば良いよね、っていう。
豪快すぎて笑えるが、理にはかなってる。
色を変えるたびにシンナー(あるいはクリーナー)を使ってキレイにしてたら、vallejoのボトルなんてすぐになくなるから。
本書では、上記の方法で洗いつつ、ノズルが詰まったらクリーナーで掃除とあるけど
塗料を入れて吹き付け。
なくなったらコップインでうがい。
また塗料を入れて吹き付け。
以下、繰り返し。
これで、vallejoもcitadelも固まることなく吹けることは確認済み(シンナーで希釈)。
塗料がなくなるたびにうがいをするのが、ちょっと面倒だけど。
それでも、ナイスな示唆をありがとう、angel!
注意点として、塗装が終わったあとの、クリーナーによる掃除は必須。
うがいだけでは色が落ち切らない。
この本を読んでると、細吹きできるエアブラシが欲しくなるなぁ。
0.3mmしか持ってないし。
angelが使ってるのは0.15mmのinfinity——いくらくらいするんだろうか。
そう思って検索してみたら、値段を見て無事死亡。
…まあ、高いエアブラシを買っても持ち腐れになるかもだし、使いこなせなければ意味もない。
スキルレベルが10くらい上がったら、また考えよう。
中華コピーの話
最初に某中華ショッピングサイトでこれらのブツを見つけた時は、
「中国人すげぇ…」
と思ってしまった。
なにしろ、他にも良さげなフィギュアやミニチュアが多数売られていたから。
造形スキルすごすぎだろ、みたいな。
安い上に、日本までの送料が無料ってマジかよ、みたいな。
で、いくつか買ったわけ。もう届くまでワクワクですよ。本当に。
が、よくよく調べてみたら、それ全部コピー品でした。海賊版です、はい。
感心して損した。あの時の感心返して。ホントに。
と、買ってから気付いても、もう遅い。
全部廃棄しようかとも思ったけど、貧乏性ともったいない精神がそれを許してくれない。
だから捨てるにしても、色を塗ってからにしようと決めた。塗装経験値も上がるし。
そういうわけで、今年の暑い夏は中華コピーと向き合ってた。
パーティングラインすら放置でさっさと組み上げ、あとは塗装の実験。
リターダを使って目を塗ってみたり、citadelやvallejoをエアブラシで吹いてみたり。
で、できたのがこんなの。
知ってる人は知ってる、某kingdomのミニチュア。
コピー品に文句をつけても仕方ないけど、精度は全然良くない。
ものによってはパーツが足りないし、欠けてたりもする。
写真のものと合わせて4つ買ったけど、残り1つは組み立てる気が失せるレベルでパーツが合わない。
ゴミを買った気分。まさに自業自得。
何にしても、このままでは某kingdomに申し訳が立たないので、公式サイトで100ドルくらいお布施した。
したら送料を30ドル取られて死んだ…。って、高くない?
いや、中華サイトの送料が異常なだけで、これくらいが普通か。
まとめて買えば、日本での販売価格よりは安く済むし。
それら正規品が手元に来たらまた報告する予定。
コピー品を買った事実が消えるわけではないけれど、少なくともケジメにはなる。たぶん。
なお、中華サイトでは他に1/24のファンタジーフィギュアも買ってるので
そっちも塗り終えたら恥と一緒に晒してゆきたい。
「中国人すげぇ…」
と思ってしまった。
なにしろ、他にも良さげなフィギュアやミニチュアが多数売られていたから。
造形スキルすごすぎだろ、みたいな。
安い上に、日本までの送料が無料ってマジかよ、みたいな。
で、いくつか買ったわけ。もう届くまでワクワクですよ。本当に。
が、よくよく調べてみたら、それ全部コピー品でした。海賊版です、はい。
感心して損した。あの時の感心返して。ホントに。
と、買ってから気付いても、もう遅い。
全部廃棄しようかとも思ったけど、貧乏性ともったいない精神がそれを許してくれない。
だから捨てるにしても、色を塗ってからにしようと決めた。塗装経験値も上がるし。
そういうわけで、今年の暑い夏は中華コピーと向き合ってた。
パーティングラインすら放置でさっさと組み上げ、あとは塗装の実験。
リターダを使って目を塗ってみたり、citadelやvallejoをエアブラシで吹いてみたり。
知ってる人は知ってる、某kingdomのミニチュア。
ものによってはパーツが足りないし、欠けてたりもする。
写真のものと合わせて4つ買ったけど、残り1つは組み立てる気が失せるレベルでパーツが合わない。
ゴミを買った気分。まさに自業自得。
何にしても、このままでは某kingdomに申し訳が立たないので、公式サイトで100ドルくらいお布施した。
したら送料を30ドル取られて死んだ…。って、高くない?
いや、中華サイトの送料が異常なだけで、これくらいが普通か。
まとめて買えば、日本での販売価格よりは安く済むし。
それら正規品が手元に来たらまた報告する予定。
コピー品を買った事実が消えるわけではないけれど、少なくともケジメにはなる。たぶん。
なお、中華サイトでは他に1/24のファンタジーフィギュアも買ってるので
そっちも塗り終えたら恥と一緒に晒してゆきたい。
Fallen Queen ~Rage Craft
予告通り、ragecraftのfallen queenを作った。
すでにサフは吹いてあるけど、こんなの。
頭と左腕が別パーツ。
さらに頭はロング三つ編みのやつと選択できる。
本体と土台の部分も別パーツ。
例によって塗装後に組み立てる方針。
タミヤのホワイトサフはcitadelを多少はじく。が、グレーサフはそうでもない。
ホワイトは表面がツルツルしてるので、そのせいと思われる。
大人しくcitadelのアンダーコートスプレーを使えって?
いやいや、あれは容量を考えても高すぎる。400mlで2400円とか。
タミヤなんて180mlで400円くらいですよ。
…まあ、アンダーコートスプレーも持ってるんですけどね。あんまり使ってないだけで。
とはいえ、うちではこれからもタミヤを多用してゆく。
サフのコストをケチって、その分、新しい模型を買うのに金を回すんだ。
さて、塗った後がこちら。
後ろ姿の半ケツがチャームポイント。
それは良いとして、ちょっと服の青が鮮やかすぎたかもしれない。
もう少し暗い方が雰囲気に合いそう。
アートワークとか、公式サイトのイラストを見る限りは。
あと剣の色。
服とのコントラストを考えて、もうちょっと映える色にすべきだった。
——などと、いろいろ反省することはあるけれど、造形ナイスの良ミニチュア。
同じrageでも、heroesと違ってcraftの方がレジンの質は高い印象。
サイズ感は以下。
ベースを含めて8cmくらい。
はみ出したらアウトなので、口紅を塗る時が一番緊張した。
これでragecraftのミニチュアは3つ完成。残りは5。
最近はアホみたいに暑いけど、メゲずに在庫を消化してゆきたい。
The Vampire Wizard ~Rage Craft
現在ragecraftで買えるミニチュアはすでにコンプ済みなので、その中からvampire wizardを作る。上の画像は買った時に付いてきたアートワークのカード。本家サイトで買うと、もれなく付いてくるようなのでオススメ。
なお、積んどくモデラーにならないためにも、在庫は適宜消化してゆく方針。
石坂浩二は言った、「積んでないで作ろうよ」と。
まさに至言である。
まずはパーツの確認。
ベースの彫刻がスゴイ。他モールドも良好。
が、左手の親指が欠損してた…(写真は修正後)。
親指の根元に穴が空いてたのでキャストミスが濃厚。
輸送途中の破損なら、こうはならないはず。
買った時に、気になることがあれば何でも言ってくれというメールはもらったけど
代替パーツが届くまでに1週間以上はかかるので、自分で再構築する。
そう思って作業を始めたは良いものの、ヤスリでゴシゴシ削ってたら
その勢いで他の指(人差し指と中指)まで折ってしまうという、まさにやっちまった状態に…。
折れた指はアホみたいに小さいし、どこかに飛んでったし、無事死亡——
とあきらめかけるも、どうにか発見して瞬着でくっつけた。
指の向きがおかしい…途中に段差もできてる…。
でもこれ以上の修復はスキル的に無理なので、このまま塗装へ進む。
ディテールには目をつぶり雰囲気を重視する、これぞ雰囲気モデラーの生き様。
そしていつものように、唐突に完成。
指は多少開いてるけど、色を塗ったらそんなに気にならなくなったよ! やったね!
それは置いといて、以下が塗装でやったこと。
黒系の色は立体感を出しづらいので、グレーで適当に強調。
目は黄色で塗ってごまかした。モールド的に奥まったところにあるので筆も入りにくいし。
ベースの魔法陣の下にあるブツブツしたやつが何なのかよく分からないので、植物と想定して緑で塗った。
公式サイトの製品写真にはないし、まったくの謎。
ちなみに、レジンのベースの下にもう1枚3.2cmのベースをかまして安定性を向上してある。
ちょっとズレたけど気にしない。
それにしても、小さいくせにポージングがイイ。
よくできたキットと言えよう。
例のものと比較してサイズを確認。
この大きさなので、細い部分はとにかく壊れやすい。
指とか指とか指とか。
bansheeも指が華奢そうなので慎重に扱った方が良さげ。
ぱっと見た感じ、キャストミスはなさそうだけど。
こうして、アクシデントを乗り越えた末にvampire wizardをやっつけた。
次はfallen queenを予定。
なお、積んどくモデラーにならないためにも、在庫は適宜消化してゆく方針。
石坂浩二は言った、「積んでないで作ろうよ」と。
まさに至言である。
まずはパーツの確認。
ベースの彫刻がスゴイ。他モールドも良好。
が、左手の親指が欠損してた…(写真は修正後)。
親指の根元に穴が空いてたのでキャストミスが濃厚。
輸送途中の破損なら、こうはならないはず。
買った時に、気になることがあれば何でも言ってくれというメールはもらったけど
代替パーツが届くまでに1週間以上はかかるので、自分で再構築する。
そう思って作業を始めたは良いものの、ヤスリでゴシゴシ削ってたら
その勢いで他の指(人差し指と中指)まで折ってしまうという、まさにやっちまった状態に…。
折れた指はアホみたいに小さいし、どこかに飛んでったし、無事死亡——
とあきらめかけるも、どうにか発見して瞬着でくっつけた。
指の向きがおかしい…途中に段差もできてる…。
でもこれ以上の修復はスキル的に無理なので、このまま塗装へ進む。
ディテールには目をつぶり雰囲気を重視する、これぞ雰囲気モデラーの生き様。
そしていつものように、唐突に完成。
指は多少開いてるけど、色を塗ったらそんなに気にならなくなったよ! やったね!
それは置いといて、以下が塗装でやったこと。
黒系の色は立体感を出しづらいので、グレーで適当に強調。
目は黄色で塗ってごまかした。モールド的に奥まったところにあるので筆も入りにくいし。
ベースの魔法陣の下にあるブツブツしたやつが何なのかよく分からないので、植物と想定して緑で塗った。
公式サイトの製品写真にはないし、まったくの謎。
ちなみに、レジンのベースの下にもう1枚3.2cmのベースをかまして安定性を向上してある。
ちょっとズレたけど気にしない。
それにしても、小さいくせにポージングがイイ。
よくできたキットと言えよう。
例のものと比較してサイズを確認。
この大きさなので、細い部分はとにかく壊れやすい。
指とか指とか指とか。
bansheeも指が華奢そうなので慎重に扱った方が良さげ。
ぱっと見た感じ、キャストミスはなさそうだけど。
こうして、アクシデントを乗り越えた末にvampire wizardをやっつけた。
次はfallen queenを予定。
Varanith ~Raging Heroes
raging heroesのvaranith captain of the draahk ridersを作る。
こんなの。
キャストはそれなり。目立つパーティングラインはマントの下くらいか。
しかし、トカゲの右胸あたりにある深い溝が気になる、何だこれ…。
面倒なキットの予感がプンプンする。
不安になりながら、仮組み。
…あれ、君、パッケージ写真(というかCG)とだいぶ違うね。
頭の側面のトゲが短いし、アゴの接続部分も何かおかしい。
てか、足を開きすぎじゃない?
接地が悪すぎて自立すらしない。
個体の問題かとも思ったけど
製品写真にあるサンプルからしてこんな感じなので、どうやら仕様っぽい。
自力で修正するしかないのか…でも、すげぇ面倒だ。
目をつぶってこのまま行くという手もあるぞ。
どうする、どうするんだ!?
——そして結局、修正した。
以下、修正箇所。
- 頭のトゲを延伸 x4
- アゴのパーツを一部切断して付け替え(羽みたいなとこ)
- 左足を膝下で切断、向きを変更して接地感向上
- 上記の調整不足により、人を乗せた際に水平にならないことが判明(アホ)。解消のため、土台(左足がのってる岩部分)のカサ上げ
- 右胸の気になる溝埋め
ずいぶん手間がかかったけど、これでようやく塗装できる。
しかし、その過程は飛ばして一気に完成するのであった。
ダークエルフの右手には炎の剣が、そして左手には氷の剣が握られていた…
というやや厨二病な設定。
一応、鎧の青と剣の青は別の色にしてるんだけど、ほとんど同じに見える。
こんなことなら雷の剣にしておけば良かった…。
今回も根性で目を入れた。
実際のモールドよりも、幾分大きくはなったけれども。
左目は髪に隠れてるので白目だけをなんとなく塗って、shadeでごまかしてある。
トカゲを一色で塗るのはつまらないので、お腹の色は変えた。
が、手と足の内側もお腹と同色なのか?
という、恐ろしくどうでも良い疑問がわいてきたので、トカゲとかワニを画像検索したりした。ちなみに、ドラクエの竜王(変身後)はお腹だけ別色みたいです。
写真のサイズの違いは気にしない方向で。
にしても、あれだけ修正したのに、やっぱり水平が出ていない件。
あんまり気にしても仕方ないんだけどさ。
さて、これでraging heroesの在庫は一掃。
そこそこの頻度で新商品がリリースされてるので、また気になるものがあれば買ってみたい。
その時は、できれば、こいつみたいな面倒なキットではないことを祈る——。
Warpbone Alpha
privateer pressのwarpbone alpha、作業終了。
全体的に、パーティングラインが消しづらい(実際、消しきれてない)のが難点。
顔のど真ん中にあったり、武器の持ち手の突起の間にあったり。
privateer pressのキットならいつものことではあるけど。
マントはcontrastの上から全部塗り直し。
snakebiteを手袋と足のバンド部分(鎧と反対側)にだけ適用。
それでも単独での使用は物足りないので、ハイライトは引いた。
contrast paintは確かに手軽だけど、今のところ、そんなに必要性は感じない。
あの淡い感じが中途半端に見えて、それが結果として物足りなさに繋がっているものと思われる。
水彩画的な手法に慣れていないというか、模型脳とでもいうか。
ベースにも手を加えようと、岩みたいなものを作ったけど、結局使わなかった。
ホワイトメタル多用で重いこともあって、ベース自体を高くすると重心の位置も上がって不安定になる。ミニチュアとベースの接着面が少ないのも一因。
エポキシで固めてはあるものの、現状でもヒヤヒヤするし。
それに何より、この岩にミニチュアを載せたら、筋斗雲に乗ってるみたいで萎えた。
もう少し、こいつの足幅が狭ければベースの自由度も上がったのに…。
設定では、lokiさんと同じ勢力らしいので、アーマーの色は合わせた。
どこにどの色を塗るかいつも迷うので、こういう指針があると助かる(見本通りには塗らない主義)。
lokiさんはほぼレジンできていて、alphaはほぼホワイトメタル。
amazonのレビューを見ると
「レジンは脆いからダメ、ので1star」とか書いてあったり、
人によっては素材はこだわるポイントの模様。
うちはまあ、カッコ良ければ何だっていいです。はい。
さらに作りやすければ言うことなし。
Citadel Contrast ~gore-gruntaとsnakebite
citadel contrastのgore-grunta furとsnakebite leatherを買った。
が、外見だと色の違いがあまりよく分からない。
ので、少し試してみよう。
guilliman-freshは、gore-gruntaとよく似た色をしてたので、ついでに比較してみる。
プラ板で適当に作ったサンプル。
gがgrey seerで、wがwraithbone。この上に対象のcontrastを塗る。
にしても、プラ板がcitadelを弾きまくりで参った。
少しでも水を含んでると、ちっとも塗料がのらないという…。
ボトルから出して直接塗るくらいでいいレベル。
面倒くさがらずにサフを吹け、という話ではある。
で、塗った結果。
当然だけど、下地の色でcontrastの色合いが左右される。
感想は以下。
だったら実物で試してみよう。そうしよう。
被験者はprivateer pressのミニチュア。現在色塗り中。
すでに手袋にはsnakebiteが適用済みだけど、 より面積の広いマントでテストする。
ツギハギで分かれてるので好都合。
サンプルと同じように、grey seerとwraithboneで塗り分けたあと、gore-gruntaとsnakebiteを重ねる(guillimanはもういらない)。
でも意外と悪くない。皮っぽさも出てる気がする。
下地が透けるので淡い感じの色合い。そこに物足りなさを感じたり、感じなかったり。
2段になってる上の部分は、contrast mediumで薄めたものを塗ってある。薄まる分、ムラができにくい様子。
マントの裏側。
…ムラがヒドくて泣ける。
こんなもの、上から別の色で塗りつぶしてしまいたい!
contrast、広い面を塗るのは得意じゃないような。
色が均一に伸びない塗料の特性上、広い面を塗ればどうしたってムラが目立つのは当然のことではある。
まあ、そのために contrast medium があるんだろうけど。
以上を踏まえて、今回の結論。
contrastだけでは物足りない。
顔を塗った時と同様、contrastはあくまでbase + shadeの代用として使って、そこからさらに色を重ねていくのが良さげ。
citadelのアプリとか見てもそうなってるし(parade ready)。
実験に協力してくれたミニチュアの場合、contrastと他の部分の雰囲気が違い過ぎて、違和感がありまくり。
結局、マントは上から色を塗ることになりそう(完成したものはこちら)。
とはいえ、ピンポイントで小物とかを塗るには使えそうなので
contrastはそういう用途で使ってゆきたい。
が、外見だと色の違いがあまりよく分からない。
ので、少し試してみよう。
guilliman-freshは、gore-gruntaとよく似た色をしてたので、ついでに比較してみる。
プラ板で適当に作ったサンプル。
gがgrey seerで、wがwraithbone。この上に対象のcontrastを塗る。
にしても、プラ板がcitadelを弾きまくりで参った。
少しでも水を含んでると、ちっとも塗料がのらないという…。
ボトルから出して直接塗るくらいでいいレベル。
面倒くさがらずにサフを吹け、という話ではある。
で、塗った結果。
当然だけど、下地の色でcontrastの色合いが左右される。
感想は以下。
- gore-gruntaは、まあ世間一般で言う茶色そのもの。mournfang brownと同じ系統のブラウン。
- snakebiteは他と結構違う。皮っぽいか? と言われればそうかもしれないけど。
- guillimanは色がずいぶん薄い……先生、これはほぼshadeです。
だったら実物で試してみよう。そうしよう。
被験者はprivateer pressのミニチュア。現在色塗り中。
すでに手袋にはsnakebiteが適用済みだけど、 より面積の広いマントでテストする。
ツギハギで分かれてるので好都合。
サンプルと同じように、grey seerとwraithboneで塗り分けたあと、gore-gruntaとsnakebiteを重ねる(guillimanはもういらない)。
なんという、茶色いマント。まさに圧倒的ブラウン。
下地が透けるので淡い感じの色合い。そこに物足りなさを感じたり、感じなかったり。
2段になってる上の部分は、contrast mediumで薄めたものを塗ってある。薄まる分、ムラができにくい様子。
マントの裏側。
…ムラがヒドくて泣ける。
こんなもの、上から別の色で塗りつぶしてしまいたい!
contrast、広い面を塗るのは得意じゃないような。
色が均一に伸びない塗料の特性上、広い面を塗ればどうしたってムラが目立つのは当然のことではある。
まあ、そのために contrast medium があるんだろうけど。
以上を踏まえて、今回の結論。
contrastだけでは物足りない。
顔を塗った時と同様、contrastはあくまでbase + shadeの代用として使って、そこからさらに色を重ねていくのが良さげ。
citadelのアプリとか見てもそうなってるし(parade ready)。
実験に協力してくれたミニチュアの場合、contrastと他の部分の雰囲気が違い過ぎて、違和感がありまくり。
結局、マントは上から色を塗ることになりそう(完成したものはこちら)。
とはいえ、ピンポイントで小物とかを塗るには使えそうなので
contrastはそういう用途で使ってゆきたい。
Anthea the Just
前回顔を塗ったraging heroesの例のやつが完成。ようやく。
頭から生えてる真ん中のトゲが曲がってたり(直そうとしたら折れたので短くした)
多少の問題はあったけど、全体的には良好なクオリティ。
なお、付属の銃パーツは雰囲気に合わない気がしたので採用は見送った模様。
ベースはコルクシートを載せただけで済ませた。
gamesworkshopもそうだけど、海外のミニチュアは、謎なモノを背負ってるのが多い気がする。
同シリーズのミニチュアと並べてみたところ。
やっぱり、目がある方が良いなぁ。描くのは大変だけど。
カメラも顔と認識するし(特に意味はない)。
これで raging heroes の在庫は残り1つ。
全部片付けたいところだけど、その前に privateer pressのこいつをやっつける。
ポーズはカッコイイ。
が、ホワイトメタルのパーツが多いので処理が面倒。
軸打ちがいるし、どうせ隙間も埋めないといけないし。
ベースの方も少し手を入れたかったりするので、塗装は少し先になりそう。
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