Pinup Twilight Knight Deserter ~Kingdom Death

kingdom deathのpin up of death3から、twilight knight deserter。胸や尻を塗っていれば、やる気が出てくるかもしれない。そんな錯覚にすがる今日この頃である。

ミニチュアの素材はプラスチックで以下ランナー。
ディテールは良好、パーツの合いも良い。ただ、足のパーティングラインは目立つ。適当に処理をしてからプライマを吹いた。
見れば見るほど、状況のよく分からないミニチュアである。ちなみに、背中の剣と足元の水しぶきは別で塗って最後に接着予定。

カラースキームは青系メイン。色に迷ったら青。実にシンプルなルールである(思考停止とも言う)。
設定イラストだと胸は丸出しだけど、キットの方はパーティングラインなのか凸モールドなのか判別不明な線が横に走っている。ので、それを尊重して下半分は布で覆われていると解釈した。露出度は高ければ良いというものではない。ほどほどが一番なのである(持論)。

肌はやや白っぽいけど、色合いは悪くない印象。レシピはvallejoのold roseを元に、beige red、basic skin tone、light fleshでハイライト。ほのかなピンクが良い感じ。

目は実際のモールドの3倍くらいの大きさで塗ってある。こうでもしないと黒目を描くのは難しい。神経をすり減らして米粒以下の領域に筆を入れ、結果、得られるものは自己満足だけ。最高に無益で、最高に素敵な徒労とはこのことと言えよう。

以上、kingdom deathのtwilight knight deserterはイマジネーションあふれる不思議なミニチュア。躍動感しかないポーズと、ダイナミックに広がる髪の造形が愉快で興味深い。おかげで少しだけやる気が回復した(ような気がする)。今後もミニチュアのどうでも良さそうな細部に注目し、刺激を受けながらモチベーションを管理してゆきたい。

Hunzakuts ~Infinity

涼しくなったと思ったら、夏と一緒にやる気も去っていった。ので、今回も作業量が控えめなミニチュアで凌いでゆく。infinityのhunzakutsは、それにふさわしいと言えよう。

素材はホワイトメタルで以下パーツ。
ディテール、パーツの合い、ともに良好。組み立ても容易でさっさとプライマを吹いた。
前に下ろしている腕が塗るのに邪魔……なような気もしたけど面倒なので全部接着した。

カラースキームは見ての通りミリタリー風味に。あとは深く考えずに塗って完成。
パンツには迷彩パターンを入れた。それっぽく見えれば良いので、わりと適当である。

例によって目は白目だけ。筆の穂先がバッチリ整っていればこのサイズでも黒目を入れられそうだけど、くたびれ気味なのでやめておいた。細かいところを塗る際、基本的には、筆の性能が物を言う。特に目においてはそれが顕著である(経験則)。

以上、infinityのhunzakutsはデカいライフルがカッコいいミニチュア。作るのは簡単だし、小さいからすぐ塗れるし、なにかと手軽なのがストロングポイントである。

あー1ドル120円くらいにならないものか。そうしたら気になるあれこれを海外から買って在庫の充実を図るのに。それは結果的にやる気へと繋がって、消化がさらに促進されるという好循環を生むはず。はーまったく本当に残念でならない。

……などと、やる気のなさを円安のせいにして、今日も在庫の山を眺めるのである(ため息)。

Tormentor ~Etherfields

やる気がどこかへ飛んでいってしまったので、作業量の少ないものを片付けてゆくシリーズ。今回はetherfieldsのtormentor。イメージイラストの段階ではbaron crowという名前だったはずだけど、いつの間にか改名していたミニチュアである。

素材はプラスチックで、組み立て不要の完成品。ディテールはそこそこに、パーティングラインが散見。やっつけで処理してからプライマを吹いた。
全高約10cmとそれなりにデカい。カラースキームは暗めの寒色でまとめる。一応、クリーチャーという設定なので。
クチバシの色が周囲から浮いている。カラスがモチーフだろうし、素直に黒で塗っておけば良かった。

他、垂れ下がった細長い物体の色が変。金色ぽくしようと思っていたのに、気づいたら中途半端な革のようになっていた。背中の毛皮の色合いはやや単調な印象。模様を入れるにしても、このミョーに細長い動物が何なのか分からないし面倒くさいのでそのまま。

以上、ehterfieldsのtormentorは不気味さを醸し出すデザインが秀逸なミニチュア。サイズの大きさもあって塗りやすい。そういうポジティブな面だけを見て、少しずつやる気をチャージしてゆくのである。

Penthesilea, Amazon Warrioress ~Infinity

infinityのバイクシリーズ、penthesilea。買ったのは4,5年前で、もう商品ページすら見つからないミニチュア。ポーズを含めて気に入ったのでもう1つ買おうと思っていたのに、結局店頭の在庫は復活することはなく、そのままディスコンになってしまった。こんなことなら、はじめから3つくらい買っておけば良かった。後悔至極。

そんな絶版ミニチュアの素材はホワイトメタルで以下パーツ。
ディテール良好、パーツの合いはフツー。組み立ては容易ながら、バイクにまたがる構成のため位置調整は必須。今回は慎重にすり合わせた。何しろ予備はもうないのである。

プライマを吹いたところ。
乗ってる人は置いてあるだけで未接着。バイクとは別で塗る。ベースは付属の55mmを40mmのものに変更。このはみ出し具合が逆にカッコイイ、みたいな。作例もそうしてるし。

カラースキームはいろいろ迷って赤に決定。なお、金田のあのバイクに影響されたわけではない。紅葉の季節だから赤にするのである(嘘)。
背中がむき出しのライダースーツがセクシー……ではなくデンジャラス。燃料タンク(?)で見えないけど、お腹も丸出しである。

実はこのバイクを塗るのは2度目。そっちでも思ったけど、タイヤの謎形状のせいで乗り心地が悪そう。もしかするとバイクのように見えるだけで、本当は浮くのかもしれない──などと妄想が広がる優れたデザインと言えよう。

そんなバイクのカウルにはパターンかラインでも描こうかと思ったけどやめた。赤のレシピはkimeraのthe red, toluidine red。ここに単純に白を足すとピンクが強くなるのでdiarylide yellowを加えて緩和。コントラストはまぁまぁ、と言ったところ。

他、剣の色はピンクと迷って緑に。目立つ方が良いだろうという判断。ベースはいつものvallejoテクスチャペイントでアスファルト。2本のラインはもう少し右にオフセットしても良かったかも。が、些細なことには違いない。

以上、infinityのpenthesileaは最高なバイクミニチュア。具体的には、市場在庫を求めてネットを彷徨いたくなるほどの出来。special editionの方はまだ買えるのに、通常版がディスコンなのはなぜなのか。大きな疑問を胸に復刻を願いつつ、今後もinfinityのバイクシリーズを追いかけてゆきたい。

Pinup Gold Smoke Knight ~Kingdom Death

kingdom deathのpinup of death3から、gold smoke knight。いつもの胸と尻と内股ポーズが特徴のミニチュアである。

素材はプラスチックでランナー1枚。
ディテール、パーツの合いは良好。パーティングラインがそれなりに散見され、特に足(モモ)の部分が目立つ。

組み立ててプライマを吹いたところ。
頭+髪、弓+矢のパーツは仮留め。

カラースキームは名前の通りに鎧をnmmのゴールドで塗る。時には設定を尊重してゆくということで、以前にも試したkimeraのdark fairy talesの使い勝手を再度検証するのである。

まずは指定通りにベースの色を適用。今回はリーフレットと近い色になった。
ハイライトその1。
ハイライトその2。
最後のハイライトと仕上げをして終了。
結果、ゴールドではなく真鍮ぽい色になった。求めているものとは違うけど気にしないことにする。にしても、毎度毎度リーフレットの写真とまるで違うものになるのはなぜなのか。検証が検証を呼ぶ展開に終わりは見えない。

そんなこんなでひとしきり悩んだ後、残りを塗って完成。
弓の配色がイマイチ(白の部分)。でも緑や青という感じでもないし、難しいところである。

他は特に書くことがない。強いてあげれば、尻が丸出しなところがkingdom deathらしくて結構なことである。

以上、kingdom deathのpinup gold smoke knightは多くの人の期待を裏切らないミニチュア。相変わらず小さくて塗りづらいところはあるものの、出来は良いので丁寧にお尻を仕上げていただきたい(なぜか敬語)。

Ava Bust ~BigChild

あまりに暑いし円安は止まらないしムシャクシャするので、デカめのミニチュアを作ることにした(支離滅裂)。在庫から選んだのはbigchildのava。剣と鎧のファンタジーではなく、アンドロイドでロボ的なsci-fiバストモデルである。

ミニチュアの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール、パーツの合い、ともに良好。ストレスフリーで組み立ては完了し、プライマを吹いた。
スケールは1/12で、全高約8cm。
両腕は仮留め。肩のロボ同様、別で塗って最後に接着予定。団子状の髪がヘッドフォンを塗る際にちょっと邪魔なので、これらも後付けで良かったかもしれない。

カラースキームはまたもや青。涼を求めて寒色系でまとめるのである。あとは、暑さに負けながら塗って完成。
アメコミに出てきそうなキャラクタデザインがイイ。まつ毛がかなり強調された造形で濃い目の顔立ち。まさに西洋的と言えよう。

某ボーカロイドのあの人を思い出させる髪色はvallejoのblue green。ハイライトにはivoryやら白を加えてある。影の部分がやや弱い気はするけど、コントラストはまずまず。これくらい誇張した方が見栄えがすると思うのであった。

肩から覗くロボの色は赤と迷って紫にしたけど、ピンクでも良かったような気もしなくはない。目(あるいはメインカメラ)はvallejoのgreen fluorescentとscale75のophiuchus greenで周囲をosl。多少やりすぎた感はあるものの、ケレン味も時に必要である。

他、デカい銃に使ったマゼンダがイマイチ。小物の配色を考えるのは常に難儀であり、後悔の連続である。肌はピンクを強めに入れたので心配だったけど(写真では伝わりづらい)、完成してみれば案外気にはならない。全体のバランスで見ないと分からないこともある。たぶん、そういうことであろー。

背中にはカラースキームを表す文字をフリーハンドで書いた。もう少し太い字体にしたかったけど、各部位のバランスを取るのが難しく思うようにはいかなかった。フリーハンドは、いつだってままならぬものである(諦観)。

以上、bigchildのavaはまつ毛が特徴的なバストモデル。一癖あるデザインながら、キットの出来は良いし、スケールから来る存在感も申し分ないので、サイバーでsf志向な人にはオススメである。

Triskel ~Aradia Miniatures

昨今の暑さにゲンナリするなか、aradia miniaturesのtriskelを作成。あーやる気がしねーとか、何もかもが面倒くせーとか、いつもの口実でサボりながら進めていたら3週間も経ってしまった。ミニチュア自体はaradiaのkickstarterでicxtakaと一緒に買ったもの。多少の割引がされていたのでつい。

そんなtriskelの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール良好。パーツの合いはフツー。
両腕に関しては位置のすり合わせが必要(肩にかぶせる形のフサフサ毛皮パーツが内外で干渉する)。ので、腕を削ったり、毛皮の方を修正したりして対応。

そんな作業に辟易しながら組み立て。で、プライマを吹いた。
頭、肩の毛皮、左右の腕、腰の生首は仮留め。スケールは75mmで、実寸約8cm。この後、左腕だけ接着して塗装へ。

カラースキームは鎧を青系にする。髪の色は最後まで悩んで暗めの色に。そして完成。
肩に乗っているリスがキュートでナイス。このミニチュアの癒しポイントはそれくらい。今回はシマリスぽい模様を追加。

髪がせり出しているせいで目は塗りづらい。その目元には、作例にならい戦化粧を追加。肌はコントラストを意識してハイライトを置いた。そこそこイイ感じになったのに、写真では伝わりづらいのが残念である。

腰の生首は付けなくても良かった気がする。左腕の位置を合わせる際にちょい邪魔だし。付けない場合は差し込み用の穴を埋めるだけで済むので、たいした手間でもない。

ベースには凄惨な生首との対比が際立つよう、カラフルな花を植えてみた。が、赤と黄色だけでは物足りないので、もう一色くらいは欲しいところ。

以上、aradia miniaturesのtriskelは背面がほぼ毛という、どこまでもフサフサなミニチュア。正面の情報量にくらべて背中側が退屈ではあるものの、ディテールは悪くないので、戦士好きにはオススメと言えよう。もちろん、リス好きの御仁にもピッタリである。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...