Alexia, Mistress of the Witchfire ~Privateer Press

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久しぶりのprivateer pressから、alexia以下略。
面倒なキットだと判定されたため、すぐさま在庫で眠ることになったシロモノ。
これも一応は馬乗りミニチュアということで、どうにかやる気を絞り出して作成へと至る。

素材は全部ホワイトメタル。
馬のパーツは、首の根本から上、背骨にそって2分割された馬体、それにシッポの4つで構成。
乗ってる人の方は、頭、体、左右の腕、クローク(あるいはマント)、腰布の6パーツ。

ディテールは良いけど、やたら目立つパーティングラインあり。消すの面倒。
パーツの合いは全然良くない。というよりヒドイ。馬も人もスキマだらけ。埋めるの面倒。
クロークやら腰布やら、接着剤の保持力だけでは不安(パーツが重い)。軸打ち面倒。
馬に人を乗せる際のガイドは皆無(いつものこと)。位置合わせが面倒。

そんな理由で在庫へ放り込んだのを思い出しながら、チマチマ組み立て。
最初はめんどくせーを連発しつつも、徐々に形になってくると少しずつやる気が出てくる不思議。

馬と人をそれぞれ組んだら接着するのは最後にして、カラースキームを検討。
全体は暗めでところどころ赤系でアクセント、という方針をざっくり策定。
したらあとは塗るだけ。
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なんというか、乗ってる人の顔が怖い。
ので黒目はあえて入れないことにした。白目だけだとさらに怖いので。
まあ、目が小さくて黒目を入れるのが大変なのもある。無理してまで入れる価値もない。
いっそ、青か緑で光った感じにするのも良さそう……と一瞬思ったものの、馬の目を光らせる関係上、乗ってる人まで目が光ってたらちょっとうるさい気もする。

前方を指さしている右手は、もう少し上向きにして接着すべきだった。パーツの接着面的には今の位置が適正だと思うけど、下を向きすぎ。
こうした仮組みの面倒くささもゲンナリするポイント。
この手のキットは、パーツにあるガイドなんて基本的に当てにならない。信じて接着すると足がしっかり接地しないとか、水平が出ないとか、わりとフツーに発生する。最適な位置は自分で探せ、そう突き放してくる容赦のなさ。
ゾクゾクするほどサディスティック。それでもやめられないマゾヒスティック。

馬、というか馬っぽい謎生物の目はピンク、ではなくvallejoのfluorescent magenta。蛍光色に見えないのは仕様。
毛色は実際の馬にはない感じの色を適当に。

剣と鎧はnmm。これも塗装面積が小さいからやりづらい。
が、実践してゆく。そうやって経験値を稼ぐのだ。

ベースには、オーバスケール気味ながら、タミヤの1/35レンガ壁を配置。
馬がジャンプしているからには、なんらかの障害物が必要だという判断。
なお、ただ立ち上がっているだけの可能性については考慮しない。

以上、作るのは面倒だったけど、完成してみれば悪くない。むしろ良い出来のミニチュア。
逆に言えば、良い出来のミニチュアは作るのが面倒なのかもしれない。

とはいえ、なるべく楽をしたいのが本音であり、面倒なことを頑張るのは月1回くらいまでにしようと、やや後ろ向きな決意をするのであった。

Father-Officer Gabriele De Fersen ~Infinity

infinityのおっさんミニチュア、gabriele de fersen
こう見えてハッカーという設定。物理攻撃も強そうなハッカーとは新鮮である。

ミニチュアの素材はいつものホワイトメタル。
パーツ構成は、両腕と、体部分は3枚に下ろしたような分割で、前後で挟み込む形式……だったような気がする。
なにしろプライマを吹いたのは数週間前で、組み立て工程についてはさらにその前のことであって、細部はもうアヤフヤに。
だがそれは、軸打ちやらパテ埋めなどの面倒な作業がなく容易に作成できた証拠とも言える。
苦労して作ったものほど記憶に残り、そうでなければ忘却が促進されるのである。

ゆえに途中経過の写真もなく唐突に完成するのであった。
カラースキームは、以前に作成した同陣営のjeanneにならって赤。
ただしレシピは別で、citadelのkhorne redを基本に、scale75のbaal crimson + 白でハイライト。一見して似たような色ながら、並べれば分かる程度には明度が異なる。

その赤部分の塗装はウェットブレンドを試行。
この手の小さいミニチュアはウェットブレンド向きではないと思ってたけど、zumikitoさん(ヒゲがすごい)の動画を見てリターダを使えば良いことに気づいた。
結果はともかくとして、今後もナイスなトランジションを目指しウェットブレンドを実践してゆく。

左足で踏んでる物体については謎。でも屋外というよりは屋内という感じがする。そこはかとなく。
よってベースは床っぽいものを手書き。

剣はハイライトだけエアブラシ。
glazeでやろうと思ったけど、文字のモールドが邪魔(埋まりそう)だったので。
citadelのtemple guard blueとvallejoのturquoiseのミックスを筆塗りしてから、根本と先端の2箇所をtemple guard blue、それと白のミックス、白の順で上方向から吹いてある。
そうしたらエネルギーブレードみたいになって満足。さすがエアブラシ。

以上、infinityはおっさんのミニチュアも良い出来。今後も性別を問わず、カッコイイと思ったものを買ってゆく。
在庫が増えても気にしない……こともないけど、うまいこと折り合いをつけながらやってゆく──いや、ゆければいい、もとい、ゆけることを祈る。

Zombie Dragon ~Reaper Miniatures

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ゾンビドラゴンなのかドラゴンゾンビなのか、それが問題である。

ミケ猫を猫ミケとは呼ばないことからすれば、ドラゴンゾンビという呼称は正しくないのかもしれず、一方でカレーライスとライスカレーが今では同じものを意味することから考えれば、どちらもまた正しいことになる。
ゾンビのドラゴンと、ドラゴンのゾンビ。その本質的な違いとは何なのか。
まったくもって謎は深まるばかりである。

そんなどうでも良い疑問を胸に、reaperのゾンビドラゴンを作成。
ゾンビ大国アメリカに敬意を示し、フツーのドラゴンではなく、あえてゾンビを選んでゆくスタイル。

ミニチュアの素材はプラスチック。パッケージには特に表記がなく、上記リンクの商品説明にそうタグが付いてる。
プラスチックと言ってもかなり柔らかく、曲げても折れる気がしない。ビニール樹脂的マテリアル。

ディテールは良好なれど、パーツの合いはイマイチ。腕やら足やらに隙間ができるし、土台に載せる箇所なんてキッチリとはまらない。まあ、値段相応と言ってしまえばそれまでである。

ドラゴンと土台部分を分けて塗ろうと思ったけど、持ち手を作るのが大変そうだし、何より土台との接続部分の隙間がハンパないので、全部接着して目立つところはパテで埋めた。
それからプライマを吹いたところ。
当初は緑で塗ってポイズンドラゴンぽくしようと思ってたのに、青に変更。内臓の赤とのコントラストが良さそうという雑な理由。
ウロコとか翼膜とかはエアブラシで大まかに塗って、他の細かいところは筆塗り。したらほどなく完成。
腐った皮フ、剥き出しのハラワタ、ところどころ飛び出た骨……実に良い感じに朽ちたゾンビドラゴンである。
少々こぎれい過ぎる気はするものの、あんまり汚くすると見ていられないので、これくらいがちょうど良い、という判断。
ただ、翼膜の色は青系以外に変えるべきではあった。単調というかなんと言うか。

内臓その他の内部組織は塗装後にgloss varnishでツヤ出し。これでヌメヌメ感アップ。
粘液を再現して糸を引かせたりするのも良さげ。

目に瞳を入れるとコミカルになることが判明したので、またもやvallejoのfluorescent orange。 困ったら蛍光にしとけば良いや、みたいな。

土台にはジオラマパウダーをまいてコケっぽくしただけ。
ベースに載せようと思ったけど、このサイズに合うものが手持ちになかった。

にしても、左腕と胴体との接続部分が丸分かり。もう少しパテを盛っとけば良かった。
他、右足、しっぽの半分、両翼が別パーツ。それらは一見して接続部分が分からないのでまずまず。
頭ももちろん別パーツ。こっちは差し込んで終わり。

さて、ゾンビはこれで満足した。
次はごくフツーのドラゴンを買って並べて比較してゆきたい。
そして良さげであればドラゴンコレクションと称してさらに買い足してゆく。

……そんな妄想を一瞬だけして、積まれた在庫と向き合う現実に戻るのである。

Ranger Trackers Part II~A Song of Ice & Fire

4人そろって、レンジャートラッカーズ!

そういうわけで、ちまちま塗ってたホースメン、ではなくranger trackersが完成。
勢力ごとの色分けとかには興味ないけど、せっかくゲームで使う専用のトレイもあることだし、今回は部隊ということにして服とクロークの色は統一した。

統一してしまえばカラースキームを考える手間が省けるものの、それぞれ装備しているものがちょっとずつ違ったりして(腰に巻いてるスカート的なやつ)、結局、全部同じにはできないという罠。
馬の毛色は最初から変えようと思ってたので罠にはならず。

では順に見てみよう。
栗毛についてはこちら

次、黒鹿毛。
黒に見えるけど、一応、茶色と黒の混色。
お腹のあたりは茶色が強めだけど写真だと分かりづらい。
矢筒に手を伸ばし、今まさに矢を取り出そうとするその一瞬を切り取ったポージングがスーパーナイス。

で、鹿毛。
腰の防具は革製かもしれない。緑で塗ったけど。
流鏑馬的なポーズはオーソドックスでありながらもダイナミック。
ニーグリップで馬にしがみつけ!(適当)

最後に栃栗毛。
と言いながら、こいつは栃栗ではないな……。もっと濃い色にすべきだった。
スカート的な装備はタータンぽく塗り分け。
にしても、矢が太すぎな件。

以上、馬の毛色の再現が難しいことを痛感したのであった。
唯一満足できたのは、栃栗の鼻先がピンクになってるところ。
白のマーキングが鼻まで達するとそうなるようなので。

他、弓の弦はどれも張れそうにないので省略。
4人とも弦を無視した弓の持ち方をしているので仕方ない。
まあ、演出とは得てしてそういうものである。
リアルであることが必ずしも正義ではない。

最後に、ミニチュアの入ってた箱が保管にちょうど良いことを発見。
このあたりは組み立て済みミニチュアの利点と言えよう。
かさばるけど。

なお、もう一方の馬乗りミニチュアであるflayed menの方は一向に進んでいない様子。
ので、年内……年度内をめどに塗ってゆきたい。
努力目標であって予定ではないことに留意しつつ、今後も在庫の消化に勤しむのである。

Shàng Jí ~Infinity

infinityのshàng jí
中国語の発音表記ぽいけど、どう読むのかは不明。
シャン・ツィー?  シェン・ジー?
それは置いといて、公式ストアにもあるように、すでに生産中止のシロモノ。
とはいえ市場在庫はそれなりにあるようで、今でもフツーに買える。

ミニチュアの素材はホワイトメタル。
構成は体と左右の腕、背中のファンネルみたいな突起x2の合計5パーツ。

組み立てて最初の印象は、小さい。
infinityの25mmベースのミニチュアは全部こんなものだと分かっていても、やっぱり小さい。
小さいながらもディテールは良好で、モールドも鮮明。
よく出来てるなー、と細部を鑑賞してたら顔が虫っぽいことに気づいたので、緑色で塗ることにした。
銃口をピンバイス(0.5mm)で穴開けしてから、プライマを吹いて塗装開始。

したらすぐ完成。小さいと早く済むのである。
この筋肉をなぞるような形状のスーツと、可動部を埋めるパイプみたいなのがカッコイイ!
背中の突起もアクセントとして効いてる。銃を構えたポージングもナイス。

目はvallejoのfluorescent magenta、すなわち蛍光マゼンタで、腕とヒザ裏の部分はfluorescent orangeこと蛍光オレンジ。ベースに白を塗ってから、それぞれを載せるように塗ってある。かなり薄いので何度か重ね塗り。
マゼンタというかピンクっぽいし、オレンジというよりは赤っぽいけど、この蛍光色、手軽に光ってる感を出せるので便利かも。今後も多用してゆきたい。

ベースはタミヤのテクスチャペイントに、石っぽい素材をまいて色を塗っただけ。
乾燥時間込みで30分もかかってない。まさに適当フィニッシュと言えよう。

虫っぽいと思って緑で塗ったけど、そんなに虫っぽくなかった。
むしろカメに近いような。
でもクール。
ならば良い。
そう自己完結して、次へと進むのである。

Bolton Flayed Men ~A Song of Ice & Fire

 
ranger trackersに続き、a song of ice & fireからbolton flayed men
馬乗りミニチュアということで購入。
こちらも拡張パックなので、本体であるstarter setがないとゲームは遊べない。
ので、ゲームが目的な人は要注意。ミニチュア目的の人は心置きなく買うが良い。

パッケージにはミニチュアが4体入ってて、ゲームで使うトレイとカードが付属。
素材は柔らかめのプラスチック。ディテールは良好ながら、パーティングラインが消しづらいところにあったり、盛大に隙間があったりと、ranger trackers同様の特徴を持つ。
もちろん、馬のヨダレ掛け(仮称)も健在。
ranger trackersよりは面積が小さいのでそこまで目立たないものの、やっぱり気になる……。
仕方ないのでくり抜いて削ることに。
馬さんの鎧が邪魔でナイフやヤスリが入りづらい。面倒くせー、と思いながらも4体処理してプライマを吹く。
これでディテールがくっきり目視可能になった。
一通り鑑賞したら、あとは塗る。塗ったら完成。
イカツイ鎧をまとってウォーフレイル(と呼ぶらしい)を振り回すその姿は、世紀末感たっぷり。
「ヒャッハァァァァッーーー!!」とか叫びながら悪逆の限りを尽くすのである。
そして「ひでぶあべし」と因果応報……となるのはa song of ice & fireとは別のお話。

解説文によれば、この分厚い鉄の鎧は、もちろん黒ずんでいるらしい。
よって暗めのnmmにすべく、vallejoのdark greyをベースに、stonewall grey、wolf grey、blackを使用。
形状が形状だけに、光がどこに落ちるかを想像するのが難しい。とりあえず適当にハイライトを入れた。

ヘルメット、ではなくフルフェイスのカブトはモールドがやや潰れ気味。しかもパーティングラインまで走っているという始末。
他にもそういう箇所があって(フレイルのチェーンとか)、それが残ってるのは消すのをあきらめたところである。

馬の方はほぼ鎧で覆われているため、ディテールはあまり確認できず。
鎧との境界部分のモールドがイマイチでハッキリしなかったりと(耳とか、ほっぺたのあたり)、わりと残念ポイントが目に付く。
なお、胸部分の鎧の隙間が埋め切れていないのは仕様です。

例によって塗ったのはこの1体だけ。残り3体はおいおい塗ってゆく。
でもranger trackersの方が馬さんの露出が多いのでそっちを優先する。
で、ちゃんと塗ってるということで、最後に2ショットを。
やっぱりranger trackersの馬はグレートと言えよう。ヒゲモジャのおっさんもマーベラス。
なお、このおっさんは耳のモールドが完全に潰れてたのでそれっぽく塗り分けた。でもワンダフルなことに変わりはない。

今後も鋭意、馬乗りミニチュアを買ってゆきたい。

Tech-Bees Maintenance Battalions ~Infinity

infinityのtech-bees(以下略)、興味本位で買ったもの。
何に興味があったのかと言うと、その素材。一見して複雑なキットぽいので、てっきりレジンとホワイトメタルのハイブリッドだと思ってた。
が、開けてビックリ。すべてがホワイトメタルという衝撃。マジかよ……。

どうやらcorvus belli(infinityを作ってる会社)のミニチュアは、すべてホワイトメタル製らしい。手持ちの在庫もそうだし、infinity以外のゲームのミニチュアもやっぱりホワイトメタル。
infinityに70ドルくらいするキットがあるんだけど、そいつは一体どれくらいの大きさで重量はどのくらいあるんだろう……気になる。

なおこのtech-bees、すでに販売が終了したのか、公式ストアに商品ページがない。
のでパッケージをどうぞ。
まさかの美少女キャラに、中身よりも驚いたのは内緒である。
海外特有のバタ臭さがないので、ある意味、物足りないけど。

さて、キット自体のディテールは良好。
パーツの合いはそこそこで、ところどころに隙間あり。
腕が重いので本体との接続部分には軸打ちが必要そう。
美少女キャラことtech-beesさん(仮名)は接着剤だけで固定する方針。
尻に穴を開けて軸を仕込んでも良かったけど、位置的にロボの肩と本体との隙間部分になりそうだったのでやめた。

組み立てが済んだら、ハンガーぽいベースをプラ棒やら真鍮メッシュで作成。
それからプライマを吹く。ロボと人とは別塗り。
途中経過はなく、tech-beesさんを塗り終えてロボに載せたら完成。
ロボは軍用兵器ということで、外装は極力単色でシンプルに。
したらどこぞのエステバリスみたいになった。
頭部とか腹とか背中とか、外装からのぞくメカ部分がクールでナイス。
見えづらいものの、コックピットの中身を再現したディテールも地味によく出来てる。
でもここに人が乗り込めるとは思えない件。どう見ても狭すぎ。

肩の'09'は意味なしマーキング。なんとなく9号機な気分。それだけ。
メンテ中ということで、伸ばしランナーで作ったケーブル的なものも生やしてみた。もっと細くても良かったかなと思いつつ。

銃にきらめくLED(?)は、vallejoのfluorescent orangeこと蛍光オレンジを使用。
なんというか、変わった風味の塗料である。光る目とかに使うと良さそう。

tech-beesさんは例によって顔が小さくて塗りづらい。ので、とても美少女とは言えないお顔に。でも逆にバタ臭さが出たと自負。
服の色はロボと同じだと微妙な気がしたので、明度を上げてピンクを採用。
足の文字は作例より少なくして負担軽減。モモと足首のあたりとで太さが違うので、バランス良く文字を書くのが難しいのである。この細い足にあれだけの文字を書くとか作例は正気じゃないな……。

他、パッケージイラストにもあるマジックハンド的なパーツは省略。いまいち何だか分かりにくいので。

それにしてもtech-beesさん、なぜこんなに露出度が高いのか。機械いじりに向いているとはとても言えない格好である。
危険を危険と思わぬデンジャラス美少女か、あるいは全自動化された作業を管理する美少女オペレータか、それともただのマスコット美少女か。そんなどうでも良い妄想が広がって止まらない──!。

以上、ロボはカッコイイし、美少女の設定は謎だし、ホワイトメタルだし、やや作りづらいし、とてもおススメはできないけど、それでも構図は新鮮で世界観があって好き。
tech-beesはそういうミニチュアである。

Ranger Trackers ~A Song of Ice & Fire

アメリカで大人気らしい小説、a song of ice & fireのボードゲームからranger trackers
馬に乗って弓を構えた姿は、名前の通り、まさに狩人そのものである。

ミニチュアの素材はプラスチックで、pre-assembledこと組み立て済みのものが4体入ってる。ゲームで使うためのトレイも付属。
なお、こいつは拡張パックなのでゲームを遊ぶには本体が必要。night's watch starter setとかいうやつ。ゲームはしないので買ってないけど。
ミニチュアのディテールはかなり良好。
が、取り付け位置がズレてたりデカイ隙間が空いてたりと、組み立て精度(あるいはパーツの精度)が目を当てられないくらいにヒドい。
自分で作るから未組み立てのまま売ってくれ、そう言いたくなるレベル。
ガッチリ接着してあるのでバラせないし。

それよりも気になったのは手綱の部分。
なにこれ……馬のヨダレ掛け?
商品cgに忠実ではあるものの、いくらなんでもコレはない。
仕方ないから不要な部分をくり抜いて削る。ついでに気になる隙間をパテで埋める。

組み立て済みの上、ベースにミニチュアが固定されていることもあって、かなり作業がしづらい。削り切れないところがありつつも適当なところで切り上げ。
で、プライマを吹いたところ。
これでディテールがはっきり。すでにカッコいい。
そして塗る。したら完成。
まず何が言いたいかというと、とにかく馬の造形がスゴイ。
力を入れる場所を間違えてるんじゃないかと突っ込みたくなるほどの出来。
浮かび上がる筋肉といい、なびいて倒れたタテガミといい、ヒヅメの先まで実に良く表現されてる。乗ってるおっさんの方も良いけど、馬はさらにその上をゆく。
まさにナイスホース、いやグレートホース。

その素晴らしい馬は栗毛をイメージして塗った。足先と鼻筋には白のマーキング。

おっさんの方はレンジャーであり狩人ということなので、全体的に暗い色を採用。
さすがに赤やら黄色やらの派手な服は着ないはず。
サイズ的に目を入れるのは無理だと判断して白目だけ。それでもカッコよく見えるのは、馬のおかげに違いない。

この手のミニチュアにありがちではあるけど、弓の弦は省略されてる。スケールを考えると再現が難しいのは分かるものの、物足りないのも事実。
最初は艦船模型用の張り線を使えばどうにかなると思ってたけど、この弓の位置だと下側から手元に伸びる弦が服に干渉してまっすぐにならないことが判明。
左の手首から先が別パーツになってるのでここの組み付け精度の問題なのか(商品cgだともっと弓を立てているように見える)、それとも仕様なのか、いずれにしても今回はあきらめた。
残りのおっさんの方で試そう。

え、その残りの3体はどうしたって?
そんなの4つも一度に塗る気力がないから、とりあえず1つだけ塗ったに決まってる。

もちろんこのまま放置はせず、時間を見つけてボチボチ塗ってゆく。
馬の出来が良いだけに、塗らないでおくのはもったいない。
それぞれ別の毛色で塗るのも楽しそうだし。
そして馬が最高なので、a song of ice & fireの他の馬乗りミニチュアも買ってゆく。

在庫に平穏が訪れる日はまだ来そうにない。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...