Series7 No.00 ~Winsor & Newton

花粉のせいでやる気が出ない。

いつも通りの責任転嫁は置いておいて、これまで使ってきた筆、winsor&newtonのseries7(No.00)がそろそろ替え時なので、ここらで感想を書いておきたい。
と言っても、この筆はすでに2本目だったりもする。
写真を見ても分かるように、ボロ雑巾のようにくたびれている。
穂先は痩せてコシは失われ、まとまりも悪い。

使い始めたのは半年以上前(あるいはもっと)だと思うけど、正確な時期は忘れた。
そういう曖昧なところを解消すべく、今回は記録に残すことにしたのである。

ほぼ毎日(?)のように筆を使って、どれくらいもつのか。
コスト的にも興味津々と言えよう。

さて、このseries7、間違いなく自分が使ってきた筆の中では最高の1本であった。
塗料の含み、穂先のまとまり、扱いやすさ、耐久性、あらゆる面でダントツであり、不満らしい不満がない。
だから1000円以下の安い筆を買うなら、もうちょっとお金を出してこのseries7を買った方がずっと幸せになれる。
これが結論である。

ただし、サイズ的には面相筆なので、この1本ですべてが賄えるわけではない。
35mm程度のミニチュアならどうにかなると思うけど(目も含めて)、広い面積を塗る際(ベースコートとか)は太い筆を用意するのが賢明である。

以下、新品との比較。
穂先の大きさが全然違う。同じサイズとは思えない。
なお使い古した2代目は、今後どうでも良いところを塗る時などに利用する予定である。
毛がなくなるまで使い倒してゆく所存。骨までしゃぶるとはこのことか。

最後にちゃんと手を動かしている証拠を提示。
今回はデカいので同series7のNo.2も投入中。
今週……いや来週中には完成させたいけど、花粉のせいで(以下略。

Tiny Asteria Chibi ~Kimera Models

kimera modelsのkickstarterキャンペーン、tenebrae
そのリワードが予定通りのスケジュールで今月到着した。
アートブックに関しては遅れが出ているようだけど、注文していないので影響はなし。
で、早速このtiny asteriaを作ってみたのであった。

素材はレジンでパーツは以下の2つ。
ディテール良好。パーツの合いはフツー。
良い感じにデフォルメされたミニチュアである。
なおベースは付属しない。

組み立ててプライマを吹いたところ。
全高は約3.5cm。
5cmくらいはあると勝手に思っていただけに、届いた時はその小ささに驚いた。
まあ、元々が全部入りのプレッジを選んだ人用のオマケなので、コストを考えればサイズ的にはこれくらいが妥当とも言える。

ちなみに、そんな高額プレッジをする余裕はないので、別途10ユーロを払って購入したものであることは断っておく。
そもそもコンプリートに興味はないし、ましてゾンビのミニチュアとかいらないので。不死属性でもあれば別だけど。

そんなtiny asteriaを、一緒に買ったこのkimeraのカラーセット、dark fairy talesを使って塗ってみる。
セットには例によって簡潔(あるいは説明不足)なリーフレットが同梱、そこにゴールドのnmmの塗り方が掲載されている。これを実践してゆきたい。

まず、指示に従ってベースの色を塗る。
が、初っ端からリーフレットの写真の色と同じにならないという既視感。
gold 79, salmon skin、黒をどれだけ混ぜても赤味が足りないのはなぜなのか。
答えは出ないままハイライトへ進む。
次はkimeraのwarm yellowと白でivory的トーンを加えろとあるので、vallejoのivoryで代用。
さらにivroyの量を増やしていき……
指示にはないけど、ベース色に黒を混ぜたもので陰影を付けたりして……
もっともっとivory……
最後にパネルラインを入れて(これ重要)、エッジ部分にivoryをのせたら終了。
感想は、ゴールドにしては黄色味というかオレンジ味が不足している印象。
とはいえ、リーフレットの完成写真からしてそんな感じなので、これはそういうレシピなのだと理解した。
もう少し改良が必要な気はするけど、表現の1つとして使えそうな予感。

さて、残りの部分は適当に塗る。
したら完成。
顔のコントラストはまぁまぁ。
頬の部分はこれくらい大袈裟に赤を足した方が良さげ。
ただ肌がちょっと白すぎる。ハイライト(vallejoのlight flesh)の面積をもっと減らすべきだった。

一方で髪の色はコントラストが物足りない。
ベースの色(vallejoのsteel grey)が明るすぎるのが原因と思われる。

ベルトと手袋の革表現もイマイチ。
オレンジレザーのレシピはまだ模索中なので、試行を継続。

最後に、今回のキャンペーンで買った物(カラーセット以外に)。
asteria本体は気が向いたら作る。そのうち、いつか、遠くない未来に。
単品のボトルは、最高にクールな青色であるred shadeの予備。
これで気兼ねなく使いまくれるというもの。
あらゆる在庫を青で染めてゆくから覚悟しておけ(嘘)。

Pinup Scout of Death ~Kingdom Death

kingdom deathのpinup scout of death。
このpinup of death3に含まれる1体。
現在はバラ売りもしているので単品でも買える。

ミニチュアの素材はプラスチックでパーツはランナー1枚。
顔のモールド含めてディテールは良好。
パーツの合いはフツー。スキマはできるけど目立たないよう分割は考えられている。

組み立ててプライマを吹いたところ。
眉尻の下がった表情が特徴的。
見るからに目が小さく、この時点で黒目を入れるのはあきらめた。

パーツ構成的には、バックパック with 右手と本体部分とに分けられる。
ので、そこで仮留めしてある。

カラースキームは赤と黒を採用。
斥候あるいは偵察という設定を尊重し、あまり目立たないように。
全体的にコントラストが物足らず、塗装結果はいまひとつ。
とりあえず、カラースキームのせいにしておこう(責任転嫁)。

写真では分かりにくいけど、下腹部に控えめなたるみがある。
前屈みのポーズによるものなのか、キャラクタ的な特性なのかは不明ながら、リアルでナイスで感服した。
こういう、わりとどうでも良いと思われるディテールを見つけて堪能するのが好きなのであった。

目はこれでほぼモールド通りのサイズ。それでも右目はちょっと大きくなってるかも。
白目だけなので怖いけど、まあ仕方ない。妥協とはかくあるべし。

モモに巻き付いた、ヒモ的ベルトみたいなやつの色がビミョー。
素直に赤か黒にしとけば良かった。

他、バックパックは小物が多くて塗るのが面倒くさい。
肌の色がちょっと白すぎる気もする。
ベースはトーンに合わせた紫ではなく、うっすら緑系で塗るべきだった。

などと反省点は多くなったものの、ミニチュアの出来自体は悪くないので、ハの字眉毛の表情にソソられたら買って作ってみるのも一興と言えよう。

が、送料が超高いのでご利用は計画的に。

小岩井よつば ~Brick Works

増え続ける在庫から逃避すべく衝動買いした、小岩井よつば。
漫画よつばと!の主人公をリアルな造形で再現したミニチュア、あるいはフィギュアである。

そんなよつばの素材はレジン。付属のダンボーヘッドはプラスチック。
ディテール良好。ファスナー部分はやや曖昧だけどサイズを考えれば許容範囲。
パーツの合いはフツー。本体と後頭部(ドローンみたいなパーツ)の間にスキマができるので埋めるのを推奨。

組み立ててプライマを吹くとこうなった。
スケールは1/20で、全高5cm強。
足裏には磁石を埋め込んである。
台座に固定するよりは、他のミニチュアなどと並べた方がポーズが生きる。そんな気がしたので。

カラースキームは原作準拠。ツナギの服は青で塗る。
で、完成。
ミョーに現実感と存在感の増したよつばがイイ。
いわゆるキャラクタモデルとは一線を画す出来である。

髪はあまり明るくなりすぎないようにトーンを抑えめに。
vallejoのolive greenとdeep forest skinのミックスをベースに、同ivory、scale75のophiuchus greenでハイライト。

ツナギはいつものred shade(kimera)を使用。ハイライトは白とのミックス。
実に良い青であるからして、スキあらば多用しまくりなのであった。

ベースにはスチールシートを貼って、原作本を参考によつば作の絵をフリーハンドで描いただけ。

あと本体だけでなくダンボーヘッドにも磁石を仕込んであるので、こんなこともできる。
なお、実用性は特にない模様。

以上、小岩井よつばは、そのリアルさゆえに笑えてくる不思議なミニチュア。
のっぺりしたキャラクタモデルでは物足りない好事家には、ぴったりな一品と言えよう。

個人的にはこういうのがわりと好きなので、他のキャラクタでもリアル化したミニチュアを出して欲しいものである。

Thorn Knight ~Etherfields

去年の秋にようやくすべてのリワードが届いたボードゲーム、etherfields。
kickstarterのキャンペーン開始から3年以上かかったけど、無事に完了して何よりである。

今回のthorn knightはゲーム本体に含まれるミニチュアで、届いたのは2年ほど前のこと。
それを今更塗った理由については後述する。

ミニチュアの素材はプラスチックで組み立て不要の成形品。
ディテールはイマイチ、というか良くない。

で、プライマを吹いたところ。
顔面部分のモールドが不鮮明で何がどうなっているのか不明。
他にもビミョーな細部が散見され、塗る気が奪われる。

カラースキームはトゲの騎士ということで、ツタみたいなものを緑で塗る。
他は適当。以上。
まあ、色がついたところで印象は変わらず。
むしろ、ディテールの粗が余計に目立つようになった気さえする。

そこに唐突に現れるもう1体との比較。
わざわざthorn knightを選んで塗った理由がこれである。
左側のは一緒に注文した塗装済みのthorn knight。
ベースの色を塗ってウォッシュしただけという、スーパーやっつけ お手軽フィニッシュ。30分で塗れそうなクオリティである。
10ユーロと安かったから買ってみたものの、値段相応以外の何者でもなかった。
これぞ、安物買いの銭失いと言えよう。

etherfieldsのミニチュアは玉石混交な感じなので、すべてを塗るのではなく出来の良さげなものだけを選んで塗ってゆきたい。
なお、この10ユーロthorn knightはゴミ箱へと放り込まれ、地に還る予定である。
安らかに眠れ。

Yuan Yuan ~Infinity

infinityのyuan yuan
yuan yuanとは個人名ではなく、スクラップを扱う海賊商人たちのことらしい(解説より)。
そんな背景はいざ知らず、ポーズがカッコイイので買ったもの。

ミニチュアの素材はいつものホワイトメタル。
ディテール、パーツの合いともに良好。
組み立ても簡単。

プライマを吹いた時の写真はない。撮るのを忘れた。

カラースキームは困った時の青、kimeraのred shadeを使ってゆく。
で、塗ったら完成。
やっぱりポーズがナイス。
特に左手の人差し指を伸ばしているところがイイ。
このサイズでマーベラスなディテールとクールなポーズを実現するinfinityは、これだからやめられないのである。

他、寒色でトーンを統一。
剣のnmmにはもう少し青みがあっても良かったかもしれない。
目は白目だけ入れた。

以上、infinityのyuan yuanはポーズがすべてのミニチュア。
翼とか付いてるけどそんなのは気にせず、ポーズだけを注視し堪能してゆくのである。

Pinup Kingsman ~Kingdom Death

今年最初のミニチュアは、kingdom deathのpinup kingsman。
胸がデカく、モチベーションを上げるのにはうってつけなのである(嘘)。

そんなkingsmanはpinups of death3に含まれるキット。
今はバラ売りもされている模様。

ミニチュアの素材はプラスチックで以下パーツ。
ディテール、パーツの合い、ともに良好。
大雑把に言えば、顔、体、マントの3つに分かれる構成。
ので、塗装のことも考えてそれらの接着は最後にする。

仮組みしてプライマを吹いたところ。
この内股なポーズがkingdom deathぽい。

カラースキームは鎧をピンクに染めてゆく。
たまにはスチール系ではない色で塗るのである。
で、完成。
ぱっと見、カワイくはない。
主に目のせいで。

そもそも目が小さく、モールドを尊重して黒目を入れるのは無理なレベル。ゆえに白目自体を多少大きくしてある。
でも、こんなことならモールド通りにしておけば良かった。

とはいえ、遠目で見れば顔なんてぼんやりとしか分からないサイズ感なので、さしたる問題ではないとも言えよう。

他、露出度が高いおかげでピンクがあまり目立たなかった。
カラースキームの意味がないとはこのことである。

肌はライトのせいで白く見えるけど、実物はもっと赤味が強い。
デカい胸にはそういう生気みたいなものが必要だと信じて疑わないのである(意味不明)。

以上、kingdom deathのkingsmanは、目は小さく胸はデカいミニチュア。
ディテール含めて出来は良いので、腕のある人は是非カワイく作っていただきたい。

最後に、胸の大きさとモチベーションには何の相関関係も見出せなかったことを報告する次第である。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...