Armendal ~Nocturna Models

nocturna modelsのarmendal
やる気のない年末にはありがたい、手頃なサイズの騎士ミニチュアである。

そんなarmendalの素材はレジンで以下パーツ。
ディテールは良好、パーツの合いはフツー。
剣を持つ手の接着面積が小さいため、ポロリといきやすいのが難点。
仕方ないから真鍮線を仕込んで強度を向上した。

組み立ててプライマを吹いたところ。面倒なので黒のスプレーだけ。
こうして見ると、なんだか良く分からないポーズをしている。

剣から生えている毛みたいなのは瞬間接着剤の名残。
溶剤か何かが揮発した結果、粘度がやたらと高まり糸を引くのであった。
塗装前にヤスリをかけて除去する予定。

大容量の瞬着は一見してお得に見えるものの、全部を使い切る前にたいていはこんな感じでダメになる。
ちなみに、モノはarmy painterの28グラムのやつ。量の多さに目が眩んで買った。
今のは2本目だけど、順調に1本目と同じ運命をたどっていて、そのうち捨てることになりそう。
ので、もう買わない。

カラースキームは赤と決め、塗ったら完成。
赤のレシピはcitadelのmephiston redを元に、vallejoのbloody redとhot orange、ivoryでハイライト。
やや朱色ぽくも見える。ハイライトのせいかも。

ベースは4cm径のものにバークチップをオン。
そこにミニチュア付属のベースごと載せた。
岩っぽく塗ってタミヤの雪を降らせただけの簡単フィニッシュながら、赤と白の対比が思いがけずにナイス。

以上、今年の在庫消化はこれで終了。
やる気のない中、よくやった。
そして、やる気がないのに在庫を増やしてしまうという愚行を、来年こそはやめてゆきたい。
今日、新たに届いたミニチュアを尻目に、あらためてそう思うのである。

Valeria, Light of the Dark Sun

寒くてやる気が出ない。
ので、このvaleriaの完成まで3週間もかかってしまった。

が、実に妙な話である。
塗装作業自体は1週間なのに、残りは何をしていたのか。
大雑把に振り返ってみよう。

まず、在庫の中から次に何を作るか決めるのに1週間(どれを選んでも面倒に違いない)。
組み立ててプライマを吹いた後、カラースキームを決めるまでに1週間(塗るのが面倒)。

つまり3週のうち2週は、面倒くせーを口実に何もしていなかったのであった。
まさに時間の浪費である。

そんな事情を経たvaleriaの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール良好。鎧の装飾は細部まで抜かりがない。
パーツの合いは悪くないけど、メイス先端の位置合わせはした方が良さげ。
そのメイスは2つから選択可能。トゲトゲ球体がナイス。でも今回はパス。

プライマを吹いたところ。
スケールは75mm。実際の全高はメイス込みで約9cm。
写真では分かりにくいものの、胸を張るというか反っているポーズがユニーク。
頭(+メイスの先端)、盾(と左腕)は仮留め。

カラースキームは暗めのスチール系で。
ほぼ鎧なミニチュアなので、スキームもクソもないとも言えるけど。
塗ってる最中は鎧の青味が強いかなと思ったけど、完成してみるとそうでもなかった。
全体の色の組み合わせで印象が変わるのは面白いところである。
ただし、金色というか真鍮ぽい部分の色味はイマイチ。黄色の明度が高すぎなのかも。

その鎧はvallejoのdark sea blueとdark greyのミックスを元に、heavy blue greyと白でハイライト。
金色部分は、同japanese uniform ww2を元にpale sandとivoryでハイライト。glazeで黄色とオレンジを足してるけど、あまり効果はない感じ。レシピの方を改修してゆきたい。

マントはkimeraのphthalo green。ハイライトにここでもivoryを足したら、緑というよりエメラルドみたいな色になった。でもこれはこれで良さげな色ではある。

以上、valeriaは前髪ぱっつんの強そうなミニチュア。
重厚感のあるボリューミーな鎧がグレートである。
台座にはいつもの木片を用意してあるので、あとは接着すれば全工程が完了である。
こんなふうに。
さて、年内にもう1つくらいは在庫を消化したいところだけど、例によってやる気がない。
あー、空からやる気が降ってこないものか。あるいは地面から生えてくるとか。

とりあえず、自分以外からやる気をもらって手を動かしてゆきたい(他力本願)。

Delta Unit ~Infinity

プライマだけ吹いて放置中のミニチュアを片付けてゆくシリーズ。
今回は半年ほどの熟成期間をおいたinfinityのdelta unit
カラースキームがなかなか決まらず、どんどん後回しにされたのであった。

ミニチュアの素材はホワイトメタルで以下パーツ。
ディテールは良好、パーツの合いはフツー。
ロボの頭に盛大なスキマができてビミョー……と思っていたら、そういうデザインだった。埋めてから気づいた驚愕の事実。

組み立てプライマを吹いたところ。
ロボがプリティ。
ロボじゃない方が前に付けてるカバンに"MEDIC"とモールドされている。
このあたりの明瞭さはさすがのメタルミニチュアと言えよう。

設定によれば医療用ユニットらしいので、カラースキームは赤と白に決定。
あとは塗ったら完成。
意図せずして、ロボが某ニルバーシュみたいになカラーパターンになった。

全体的にボリュームを意識してコントラストを強調。
スムーズなトランジションよりメリハリのあるハイライト。
そんなことをtrovarionが言っていたような気がするので。

白はcitadelのgray seerを元に白でハイライト。陰影部分は同basilicanum grey。
赤はvallejoのgory red。ハイライトは同vermillionと白、時々ivory。

色を塗ってみたらロボじゃない方がわりとカッコイイことに気が付いた。
プライマを吹いただけでは分からないものである。

ロボのベースは適当。医療用ということで十字マークを描いただけ。
ロボじゃない方はレジン製のscenery base。

以上、infinityのdelta unitはロボがカワイイミニチュア。
2個セットなので塗るのはプチ面倒だけど、サイズは小さくそこまでの労力は不要である。

にもかかわらず半年も放置したのは、結局のところ、すべてはやる気次第ということを如実に物語るのであった。

Pinup Butcher ~Kingdom Death

kingdom deathのpinup butcher。
pinup of death 3に含まれるうちの1体。

こんな格好をした肉屋がいるか!
と最初は思ったけど、butcherには残忍な殺人者という意味があることを知り納得した。
こうして無駄な知識がどんどん増えてゆくのである。

そんなbutcherの素材はプラスチックで以下のランナー1枚で構成。
ディテールもパーツの合いも良い。
分割線は分かりづらく、特に埋める必要がないのも好印象。
が、足を中心に目立つパーティングラインがあるのでここだけは処理がいる。

組み立ててプライマを吹いたところ。
背面の髪パーツは仮留め。
これを接着してしまうと、左腕の後ろなどがかなり塗りづらくなる。

カラースキームは褐色肌を採用。あとは流れに任せて適当に。
で、塗ったら完成。
それにしてもケツのデカいミニチュアである。露出度も高めだし。
とはいえ、これこそkingdom deathのテイストであり個性なので、らしいと言えばその通りである。

紫の髪がややビミョー。ハイライトの色合いが明るすぎかも。
暗い緑あたりにしておくべきだった。

その髪にいろいろとぶら下げている背面のデザインも特徴的。
意図は分からないものの、抜かりのないディテールと相まって緻密さは感じる。
なお、塗るのは面倒な模様。

ベースには久しぶりに緑のジオラマパウダーをまいておいた。
このスケールだと特に違和感はないようなので、今後も使用してゆきたい。

以上、pinup butcherはグレートなヒップが目を惹くミニチュア。
良くも悪くもkingdom death感にあふれてはいるものの、サイズに見合わぬディテールがインプレッシブで、個人的には満足である。

Shun, Scout fennec ~Signum Games

あーもー何も作りたくねー、と平常運転をしつつ、どうにかやる気を絞り出してsignum gamesのshunを作成。
出どころはkickstarterのkitsune clanで、モチーフは見ての通りのフェネック。
デカい剣とシッポが特徴のミニチュアである。

素材はレジンで以下パーツ。
ディテール良好、パーツの合いはフツー。
頭と武器は2つから選択する方式。
組み立ては容易ながら、武器を持つ手と腕の位置のすり合わせは必要。

プライマを吹いたところ。
某ドラゴン殺しみたいな大剣がナイス。
本体とシッポは別々に塗ろうと思ってたけど、持ち手を付けるのが面倒になり全部接着した。

カラースキームはフェネックぽさを尊重。あとは浪速の火の玉小僧をイメージして赤を使う。対して武器は暗めに。
で、塗ったら完成。
表面積の大半を占めるシッポの主張が強い(九尾ではなく八尾)。
本体よりもまずはそっちに目がいくので、単色で塗ると退屈になりそう。
そういうわけで、vallejoのsepia inkなどで陰影を追加しておいた。

剣はvallejoのdark sea blueと黒がベース。ハイライトはivoryと白。
が、やや黒すぎな印象。青みがないというか。このあたりのさじ加減は難しい。

以上、signum gamesのshunはシッポと剣が本体みたいなミニチュア。
リアルフェネックとは異なり、恐い顔をしておられるためカワイクはないけど、その分凛々しいとも言えよう。
現在のところ公式ストアでは売っていないので、ケモナー好きは他のキツネ型獣人を愛でるが吉である。

Great Princess Regna Gravnoy, White Queen ~Privateer Press

プリンセスとクィーンを兼務するミニチュア、privateer pressのregna gravnoy
組み立てるまでは調子が良かったけど、その後にやる気を失い2ヶ月ほど放置していたもの。
やる気の儚さ、かくのごとしである。「にんべん」に「夢」と書くのも伊達ではない。

そんなregnaの素材はホワイトメタルで以下パーツ。
ディテールは良い。目のモールドもちゃんと視認できる。
パーツの合いはフツー。

頭と手を接着してプライマを吹く。
全高は4.5cmくらい。
右手の位置はわりと自由に調整可能。完成見本と異なるのはそのせい。

カラースキームはいろいろ迷って青系を採用。
white queenとあるので白でも良かったけど、あまりそういう雰囲気のキャラでもなさそうだし。
で、塗ったら完成。
デフォルメは少なく、リアル寄りな頭身。
一見してprivateer pressらしさをあまり感じないものの、背面側ではそれと分かるのが秀逸である。

黒目は入れずに白目だけ。
これでほぼモールド通りの大きさ。

デカい肩が特徴の鎧はvallejoのcold greyを元にしたnmm。
色味はやや明るめ。全体のトーンを考慮して、もう少し青味を足しても良かったかもしれない。

このドレスで地面というのもアレなのでベースには石床を描いた。
が、ほとんど見えない。まあ、自己満足とは得てしてこんなものである。

以上、regna gravnoyはダーククィーン感あふれるミニチュア。
プリンセス要素は控えめであり、それを補って余りある貫禄の方が際立つと言えよう。

にしても、円安のせいで今ではこのサイズのミニチュアが2,000円を越えるようになってしまった。海外からの送料もバカにならないし、当面は手持ち在庫の消化に集中してゆく……などと言ってるそばから、良さげなkickstarterにプレッジしている今日この頃である。

Banshee ~Ragecraft

ragecraftのbanshee。
なかなか良さげなブランドなのでとりあえず全部買っとけ、みたいなノリで数年前に買ったもの。あの頃はユーロも安かった(遠い目)。
現在ragecraftはミニチュア販売を停止しているようで商品ページはない。

そんなbansheeの素材はレジンで以下パーツ。
頭は2パターンから選択する形。
指がかなり細く、取り扱いには気を遣う。それくらいにディテールは良好。
パーツの合いはフツーで、両腕の接合部のスキマがやや気になる。

そのあたりを適当に埋めてプライマを吹いたところ。
全高約11cm。ベース一体型なのでわりと大きい。
本体部分のサイズからすると、スケールは75mmと思われる。
頭は仮留めで、別塗り。

カラースキームは紫をテーマにし、その近辺の色ですべてをまとめる。
バンシーということで、人外感を演出してゆくのである。

で、塗ったら完成。
紫をメインにしたおかげで人外感はそれなり。
目も赤くしたし、瞳孔もないし。
顔は各部の彫りが深く、目鼻立ちもハッキリしていて美人の類ではあるものの、人外らしい不気味さも漂わせるグレートなディテールである。

破れた皮フからのぞく筋肉組織をグロスバーニッシュでテカらせようと思ったけどやめた。
自分、テカテカよりツヤ消しマットの方が好きっす。

全高のわりに接地面積が頼りなく安定性には欠ける。
ので、台座を用意。素材はいつもの木片。
高級品(¥1,200)を買って楽をしようかとも思ったけど、安上がりで労力をかける方に流れた。溶きパテを何度も塗って磨く作業がクソ面倒でウンザリ。
貧乏性のせいで要らぬ苦労をするのである。

以上、ragecraftのbansheeは人外感あふれるクールビューティなミニチュア。
あえて人間ぽく仕上げるのも良いし、頭部の選択によってもだいぶ雰囲気が変わりそうだしと、作りがいのあるミニチュアとも言えよう。

ragecraftは現在新規プロジェクトを実行中とのことで復活に期待である。
そして新作がリリースされたら、是非とも手を出してゆきたい。

リーオー ~バンダイ

ガンダムアッセンブルのリーオー。バンダイがようやく固定ポーズのミニチュアを出したということで、試しに買ってみたプラモデル。今のところ4つのセットが発売されてはいるものの、 公式ホームページ のやる気のなさから見るに、その前途は不明瞭である。 そんなリーオーのランナーは以下の1枚。...