Gemini ~Scale75

scale75のkickstarter、zodiac mystic signsから双子座のミニチュア、gemini。
12星座をモチーフにしたシリーズで、わりと自由な感じの造形が特徴。
このgeminiにしても双子要素はほぼ見当たらず、むしろ阿修羅な容貌である。

ちなみに買ったのはこれと合わせて3つだけ(サイズは全部35mm)。
だってカニのいる蟹座なんていらないし、水瓶座のおっさんは超笑顔で意味不明だし……と絞り込んでいったら結局3つしか残らなかった。
そういう意味では、わりと好みの分かれそうなミニチュアシリーズと言えよう。

以下、geminiのパーツ。
ディテールはまぁまぁ。多少の欠損はあるけど。
パーツの合いはイマイチ。腕の接続部分はヒドイと言っても差し支えない。
でも一番問題なのはレジンの質が低いこと。
特に他とは色の違う腕のパーツが脆すぎる。軟弱を通り越して激弱。
バリの部分を切ろうと、ナイフを入れたら折れる。ニッパーなんてとても耐えられない弱さ。
パーツが小さすぎるのも原因だけど、この造形でこのサイズはちょっと無理があるような気がする。

ので、バリの処理はきっぱりあきらめて組み立て。
プライマはスプレーで手早く済ませた。やる気のない証拠である。
カラースキームは布の部分を緑にしてあとは適当に。同キャンペーンのstrech goalでライムグリーンみたいな色の塗料をもらえたので、それを使ってゆく。
で塗ったら完成。
てっきり男だと思っていたら、鎧の胸の形状で女と発覚。マジか……。別に良いけど。

鎧のnmmはvallejoのdark greyとdark sea blueのミックスを元に、stonewall greyでハイライト。
ちょっと黒すぎるかもしれないと思いつつ、コントラストのことを考えると明るすぎても困るし難しいところ。
なお、某聖矢の黄金聖闘士よろしく金色にしてやろうかと思ったけどやめた。

剣も似たようなレシピ。こちらは黒から立ち上げてdark sea blue、stonewall grey、白でハイライト。kimeraを使わずにkimeraのnmmを再現しようといろいろ試行中なのであった。

あとピンクの飾りが周囲からやや浮き気味。
ここも素直に寒色を使っておくべきだった。統一感は重要である。

以上、geminiはデザインは面白いものの、品質面に懸念が残るミニチュア。
正直、買うべきではなかったような気がしないでもない。

一緒に買った他の2つも不安になるところだけど、確認したら低品質レジンは含まれていない様子。となると、このgeminiだけの問題なのか、それとも35mmのgemini特有の仕様なのか、謎は深まるばかりである。

kickstarterにはこういう博打みたいなところがあるので、たとえ期待していたものと違うものが届いても泣かない心構えが必要だと言えよう。つまりは、泣かずに済む程度の額をプレッジするのが賢い使い方なのである。もちろん、心中覚悟で全力支援することを否定するつもりはないし、そうした共感を得られるのもまた、kickstarterの醍醐味である。

ただ、産廃みたいなミニチュアが届く可能性も決してゼロではないことだけは、心に留めておくべきだと思うのである(具体的にどこのとは言わないけど)。

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