そんなミニチュアの素材はレジンで以下パーツ。
ディテールはぼちぼち、パーツの合いはビミョー。右の腕飾りの一部が欠落しているのか、腕の方にわりと目立つ凹みができる。そこだけはパテで埋めた。
組み立ててプライマを吹いたところ。
本体の全高は7cm強。翼込みだと10.5cmくらい(横幅も同様)。そのデカい翼は仮留め。
カラースキームは暗めの色でまとめる。lilithといえば有名どころの悪魔でもあるし。カラフルな悪魔がいても良いとは思うけど、ここはやはり原典を尊重してゆく。
で塗ってみたところ、それなりに顔色の悪い出来になった。人間ぽくないという点では意図通りなので、まずまずといったところである。
顔のディテールに問題はないものの、目がモールド的に深い位置にあるせいで黒目が入れづらい。苦戦した結果は見ての通りで、遠目ならあまり気にならないけれど、近くで見ると実はイマイチである。そろそろ筆を新調するか……(道具に責任転嫁)。
翼は面倒だから黒系の単色にした。もちろんハイライトは入れてある。省力とは手を抜くことではない。要領よく済ますことなのである。
以上、nocturna modelsのlilithは悪魔にも有翼人にも解釈できる懐が深いミニチュア。市場在庫がもしあれば、入手して好きに塗ってみるのも悪くない選択と言えよう。それにしても、贔屓のブランドが消えゆくのは寂しい限りである。この手のミニチュアの需要を考えればそこまで大きな商売にはならないだろうし、そうなると長く続けるのは難しいのかもしれない。であればこそ、ミニチュアは買える時に買っておかねばならないと、そう強く思うのである(散財の口実発見)。