白を試す

気づけば白の塗料がこんなにある。いつの間に増えたのか。実に不可解である。
いい加減、どれが一番使えるのかハッキリさせてゆきたい。

そういうわけで、写真にもあるこの5つを比較する。
  • ceramite white (citadel)
  • white scar (citadel)
  • dead white (vallejo game color)
  • matt white (army painter)
  • white ink (daler rowney)

現状の使用頻度はこう。

dead white > ceramite white >>>>> white scar 

多用中のdead white。白といえばほぼコレ。混色、ハイライトなんでもいける。
ceramiteは白目を入れる時にだけ使ってる。が、すでに終売した模様。
white scarはほぼ使用せず。なくても困らない。ので、もう買わない。
matt whiteはなんとなく買った。でもまだ使ってない。
rowneyは海外のyoutuberがよく使ってるので買ってみた。でもまだ(以下略。

これらの塗料をパレットにのせたところ。
左から順にceramite、scar、dead、matt、rowney。
見た感じ、rowneyはかなり水分が多い。インクと名乗るだけのことはある。
scarは半分死んでたので、以前にlahmian mediumを入れた気がする。ので、こっちも水っぽい。

あとはいつも通りの希釈濃度で筆塗りするだけ。
塗る対象はvallejoの黒プライマを吹いたプラ板。
それぞれ1回、5回、10回の重ね塗りを実施。

で、結果発表。
  • 重ね塗り前提なので、隠蔽力はどれも似たようなもの。ただし、rowneyはやや弱め。
  • 5回と10回の重ね塗りではそんなに変わらない。
  • 発色はceramiteが暗め、他は同じくらいの明るさ(写真では分かりにくい)。
  • 基本的には下地を生かした塗装をするので、そういう用途にceramiteは向かない(ベースカラーなので当然か)。
結論としては、dead whiteかmatt whiteが1本あれば困らなさそう。
ceramiteはもう売ってないし、scarを選ぶ積極的な理由は見当たらない。
rowneyはもう少し使ってみて、改めて評価したい。

と、ここまで比較してきたは良いものの、ピュアな白をベタ塗りすることなんてまずないという事実。
白を塗る場合、たいていはベースカラーにcitadelのgrey seer、その上に ulthuan greyで再現してる。必要であれば、さらなるハイライトにピュアな白を少量で重ねたり(ほぼ見えないけど)。
このミニチュアもそう。
隠蔽力や発色よりも、混色する際の使い勝手を試した方が良かったかもしれない。
でもまあ、一応の指針は出たので今後もdead whiteで乗り切ってゆく。
これでもう白の塗料が増えることはない、はず。

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