neko galaxyのバストモデル、agrath。初見では小さめのように感じたけれど、スケールは1/10と一般的。腕が端折られている関係で体積が抑えられているため、全体として小さく見えた模様。このように、見た目から受ける印象なんてわりと適当である。
そんなキットの素材はレジンで以下パーツ。
ディテール良好、パーツの合いはフツー。右肩から腕にかけてパーティングラインがあるものの、それに気づくのは肌を塗っている最中のことである。
プライマを吹いたところ。
全高は約5cm。ツノは仮留め。今回はプライマをグロスにしたので、下地の光沢が透けて見える。なぜグロスにしたかと言えば、ハイライトの位置を決めるのに光の当たり具合を参考にしたかったからである。そのためには表面がテカテカしていた方が都合が良いのであった。こんなふうに。
カラースキームは青白系にする。悪魔という設定なので、肌から人外感を醸し出してゆくのである。
塗った結果、意図せずして服と肌が同系色となり、一見して区別がつきづらくなってしまった。服はもっと黒っぽくしておけば良かった。無念。
肌のレシピはvallejoのsteel greyとdark prussian blueのミックスを元に、basic skin toneやlight fleshなどを足してハイライトを構築。青と言いつつ、実は肌色も混ぜているのである。
一方のツノは陰影が弱め。ちょっと白すぎる感じがしなくもない。ツノの色をどうするかはいつも迷うところなので、もっと現実世界のツノを観察してゆきたい。
ベースは100均で売っていた木材を切って表面処理したもの。ミニチュアがそんなに大きくないこともあって、安定面でも問題なし。100円の木材で4つくらいは同サイズのベースが作れそうなので、大変安上がりで結構なことと言えよう。
以上、neko galaxyのagrathは西洋悪魔的風貌のバストモデル。造形は良いし組み立ても楽ということで、濃い目の顔立ちに抵抗がなければ買ってみるのも悪くない選択である。カワイイだけが正義ではない。カワイくなくても良いじゃないか。つまりはそういうことなのである。