Naira ~Aradia miniatures

先月まで、aradia miniaturesのサブスクリプションに登録していた。何のサービスかというと、3dデータ(stl)が入手できるこちら。3dプリンタも持っていないのになぜ登録したかといえば、欲しいミニチュアがあったのと(公式ストアでは品切れになってるやつ)、4ヶ月継続でもらえるこのnairaが良さげだったからである。

で、データが手元にあると実物を見たくなる。となると、dmmの造形サービス再び、という流れになるのは、もう誰も否定のできない自然の摂理なのであり、約1週間後には実体化が完了したのであった。
白い頭の方はレジン(1700円)。体は高精細プラスチック。去年dmmの造形を試した時にはなかった新素材で、ちょうど割引中だったこともあって安く済んだ(2400円くらい)。素材が異なる理由は単純で、体はレジンでの造形不可とdmm側で判断されたからである。

その体の方のディテールは良好。一方の頭は白すぎて判別不能。なので、プライマを吹く。
全高は約5cm。思ったよりもレジンの積層痕が目立つ。こんなことなら頭も高精細プラスチックで出力しておけば良かった、と一瞬だけ思ったものの、レジンの3倍近い値段であることを考えると、まあ、そこまでお金をかける必要もないかと納得するのであった。

カラースキームはエジプトの姫という設定を尊重し、それっぽくしてゆく。つまり、褐色とゴールドで塗ったら完成である。
目をこらすと、顔に積層痕が見えてくる。でもこの程度なら個人的には許容範囲である。ただ、これ以上大きいサイズのミニチュアになると話は違ってくるかもしれない。高精細プラスチックの方にはそういう問題はないけれど、ちょっと塗料が乗りづらい印象。重ね塗り必須みたいな。

ゴールドのnmmは新開発のレシピを採用。ベースにvallejoのscrofulous brown + earth。ハイライトはそこにsunset orange、さらにcitadelのdorn yellowを加え、最後に白を足した3段階。陰影にはcitadelのdryad bark。まずまずの色合いになったので、改良しながら今後も使ってゆきたい。

反省点は、褐色肌の成分が控えめになってしまったところ。途中まではちゃんと褐色だったのに、どうしてこうなった。以下、その経過である(ピンぼけを含む)。
最後の1枚でトーンがだいぶ変わっているのは、エアブラシで微調整したから。そしてこれが褐色肌成分を薄めた原因というわけである。細吹きのレバーコントロールは難しい。

ベースはいつものレンガで石畳を再現。なおnairaのデータには円形のベースも含まれるので、自分で出力できる人は用意する必要はない。ちなみにdmmで見積もりをとったらレジンで700円だった。

以上、aradiaのnairaはデフォルメ具合がカワイイミニチュア。これだけを目当てにサブスクリプションに登録するのはオススメしないけれど、他にも欲しいミニチュアのデータがあるのなら、aradiaのサービスを4ヶ月ほど利用するのも悪くはない選択と言えよう。

Q-KI3 ~Bigchild

そういうわけで急遽作ることにしたq-ki3 bust。デカいバズーカが目を惹くバストモデルでありながら、実際はほぼ全身モデルという、何とも因果なミニチュアである。どうせなら膝下まで再現して欲しかったと思わなくもないけれど、そこには大人の事情もあったのであろうと勝手に心中を察するのであった。

そんなミニチュアの素材はレジンで3dプリンタ製。
パーツの数は多めで、サポートの痕跡は見ての通り。ディテールは良好、パーツの合いも悪くはないものの、左手首のパーツだけはいただけない。腕の方に合わせればバズーカ側の位置が合わず、逆にバズーカに合わせると左腕との接続箇所にスキマができる。仮組みをしっかりする派であれば、後者のスキマを埋めることを推奨したい。でも今回は横着して前者を選択してゆく。

プライマを吹いたところ。
接着したのは上半身と下半身、左腕のみで、残りはすべて仮留め。このミニチュアは組み立てがわりと大変なので、あらかじめ全部接着してしまうのも手ではある。ただし、背中やツインテールの正面側が恐ろしく塗りづらくなるのは必定である。

カラースキームはボディをラベンダーにする。他の部分はいろいろと迷った挙句、あのキャラクタをリスペクトすることにした。そう、sci-fiでツインテールでロリとくれば、某cyberpunk edgerunnersのレベッカしかいない(確信)。こうして髪と目の色が決まり、ようやく完成へと向かうのであった。
髪は体と同じくらいの大きさなので、1色では退屈になると予想。ゆえに毛先はマゼンタ強めのピンクにしておいた(レベッカの武器のカラーも参考に)。

バズーカに乗る謎の猫は縞三毛にした。いわゆるキジ模様を再現するのが難しく、シマが視認しづらい結果となった。そもそもあの毛色を一言で説明するのが困難なので、必然的に混色で作るのも大変なのである。vallejoにおかれましては、是非とも猫ミニチュアを塗るためのキジ色を出して欲しいものである。

問題の左手首は、かなりの無理をしてバズーカ側を瞬着で固定。手首やベルト的な部分にそれなりのテンションがかかっているはずなので、経年で割れたりしないか心配である。

以上、bigchildのq-ki3はサイバーツインテールロリバズーカという属性だらけのアンドロイド(あるいはサイボーグ)ミニチュア。やや作りづらい点をのぞけば細部まで抜かりのないキットなので、嗜好の合う人なら買って損はないとも言えよう。が、ロリにしては顔が濃いため、それだけは注意が必要である(失礼)。

さて、これでbigchildの手持ち在庫はなくなった。早速新しいミニチュアを買おうと公式サイトを覗いてみたものの、特に欲しいものがない上、円換算した値段を考えると急激に購入意欲が減退していくのであった。ので、当面は他の在庫の消化に勤しみながら、円安でも買おうと思えるグレートなミニチュアの登場を静かに待つのである。

Naira ~Aradia miniatures

先月まで、 aradia miniatures のサブスクリプションに登録していた。何のサービスかというと、3dデータ(stl)が入手できる こちら 。3dプリンタも持っていないのになぜ登録したかといえば、欲しいミニチュアがあったのと(公式ストアでは品切れになってるやつ)、4ヶ月...