Swashbuckler ~Kingdom Death

kingdom deathのswashbuckler
絵的には海賊かつ悪役ぽい人。
ストアではまだ売ってるみたいだけど、なぜか一覧には表示されない。
でも検索すれば商品ページにたどりつけるという謎。
売る気がないのかもしれない。

そのページにもあるようにキットはプラスチック製。
本体の方は特に問題はないものの、羽織っている上着が地味に組みにくい。
そして継ぎ目も消しにくい。
ので消せるところだけ消して、あとは黒で塗ってごまかした…というのは半分事実。
もう半分は、カラースキーム的に黒が良いと判断したから。

全体的には悪くないディテールながら、首の下から胸元にかけてのモールドが不明瞭。
どこまでが何で、どこからが何かよく分からない。
服の色で適当に塗ってはみたものの、正しい解釈なのかは不明。

そんな感じであらかた塗装が終わったら最後にベース。
swashと名が付く上に海賊ぽいから、ベースも海っぽくすべく水面をジェルメディウムで作成してみる。
まずは砂浜的に塗ったところ。
ここにクリアブルー(citadelのguilliman blue)を少量加えたジェルメディウムを盛る。
不安になるくらい盛ってみた。
それから24時間後。
光沢のせいか、ゲル、あるいはスライムに見える……。
まあ、水面にも見えなくはないけど、やはりレジンを使うなりしないとキレイで満足のいくものを作るのは難しそう。あと、もう少しクリアブルーを加えて濃くしても良かった気はする。

そんなこんなで完成。
なんというか、表情がアイーンしてるように見える件。

それは良いとして、少しばかり肌が黄色すぎた。
いつも適当に混色してるからこうなる。レシピを確立しなくては。

他に特筆すべきこともないけど、剣はnmmを実践。
今回のベース色はcitadelのmechanicus standard grey。
が、ハイライト部分とのコントラストがイマイチ。もう少しはっきりした対比があった方が良さげ。
むしろ宝箱の枠の方が鉄っぽくて良い感じ。こっちはeshin greyがベース。
いずれにしても、少しずつglazeのコツが分かってきたのでnmmについては研鑽を続けてゆく。

kingdom deathのミニチュアは割とデフォルメの効かせ方が強い傾向にあるので、このキットもご多分に漏れず、ケツが妙にデカイ(胸は言うまでもない)。
そういう意味では、いわゆる美少女フィギュア的なモノに通ずるところがあると言えよう。

ただ、個人的にはそうした訴求力とは無縁な位置関係にいるため、別段の魅力を感じない。『カワイイ』よりも『カッコいい』が重要なのである。
その点から改めてこのswashbucklerを眺めてみると──
もしかして、これは別に買わなくても良かったんじゃ……と思わなくもなかったり。

ブランドの巧みな戦略により物欲をかき立てられた者の哀れな末路とは、かくのごとくである。
そして、本当に欲しいものを見極めて買うことにしようと、静かに確かに決意するのであった。

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