先月のブラックフライデーのセールで買ったbigchildのkatさん。舌を出した表情がキュートで少しだけイラッとくる(かもしれない)、魔女っ娘のバストモデルである。
ちなみにこのkatさんを含めたいくつかのミニチュアは、スペインからわずか4日で手元に届いた。dhl、本気出しすぎだろ……と多少ビビりながらも、正直、オーバスペックだとも感じた。なぜならば、こちらは急いでいるわけでもないので、28ユーロもかかる特急便で発送してもらう必要がないのである。bigchildにおかれましては、もう少し安くてゆっくり届く配送手段を選べるようにしていただきたい。そうすればもっと気軽に利用できて個人的購入頻度も上がり、顧客満足度と売り上げの両面で貢献可能と良いことづくめである(たぶん)。
さて、そんな送料の方が高かったkatさんのパーツは以下で素材はレジン。
ディテール、パーツの合い、ともに良好。パーティングラインはそれなりにあるので、処理をしてからプライマを吹く。
スケールは1/12。頭と左腕は仮留め。魔女のアイデンティティたる、大きなとんがり帽子が目立つ。
カラースキームは魔女っぽくない色をということで緑にした。暗い色の服ばかりの魔女界に一石を投じるのである。そんなどうでも良いことを言いつつ、ちまちま塗って完成。
メインの緑はkimeraのphthalo green。単体で使ってみたら思いのほか隠蔽力は低め。ので、vallejoのsick greenを混ぜたりして対応。ハイライトはgalzeで大げさ気味に。したら、スエードみたいな外観になった。作例のごとく、もっと光ってる感が欲しかったのに。なお背面は手抜きである。
相変わらず白の陰影が出しづらい。基本的に白を塗る時はcitadelのgrey seerに白を足していくことでハイライトを構築しているけど、そこまでは違いが出ない感じ。影の部分は薄いグレイとかで塗った方が良いのかも。
他、ターコイズの部分がやや浮いている印象。かと言って、他に合う色があるかと聞かれても困るけど。かように色の組み合わせは難しい。
以上、bigchildのkatさんは写実的なディテールが際立つリアルなミニチュア。とぼけた表情に濃いめの顔立ちと、ウェスタンな要素があふれているので人を選びそうではある。が、出来は申し分ないので、自分好みの魔女を塗りたい人にはピッタリの一品と言えよう。
それにしても、apprenticeと聞くと某リングの魔術師セレンのことを思い出す。
my apprentice, become elden lord...