送料無料という大義名分のもと、amazonでついでに買ったバンダイのマキナ・中島。マクロスデルタ自体は視聴した記憶はあるもののその内容をあまり覚えていないため、このマキナ・中島なる人物については、こんな人いたっけ? という有り様である。そんな思い入れのカケラもない中立な目線でもって、今回はキットを作成してゆく。
以下がランナー。と、その素組み。
売りでもある目の多色パーツの構成には素直に感心した。想像の斜め上をいく、まさに驚異のテクノロジーと言えよう。しかもこのキットが発売されたのは2016年らしいので、今ではさらに進歩しているはずである。そうした企業努力がバンダイをバンダイたらしてめているのであろうと、勝手に納得するのであった。
が、そんな努力を全否定するかのようにプライマを吹く。
ところどころにできるスキマが気になったので、指や手、髪などにある目立つものはパテで埋めた。バンダイ驚異のテクノロジーは大いに結構だけど、もっとこういうスキマをなくす努力をしてくれ、というのは訓練された変態の戯言である。他、これだけ大きければ前髪があっても目を描くのは問題ないと判断し、顔と髪は接着済み。
カラースキームは困った時の青、kimeraのred shadeをメインにまとめる。あとは適当に塗ったら完成。
もともと誰だか良く分からない人が、ますます誰なのか分からなくなってしまった印象。だが青は良い感じに塗れたので不問とする。
その青のレシピは上記のkimeraカラーとvallejoのglacier blueのミックス。ちなみに台座の方はprussian blueとblue green, verdigrisで塗っているので同じ青でも別の色である。
一部腕の表面が荒れているのは、プライマをベタ吹きしてタレた箇所を修正した痕跡である。たとえプライマであっても、エアブラシのレバーをコントロールして吹く量を調整しないと簡単にタレる。そんな当たり前のことを今さら学んだのであった。まあ、結果的には安くついたのでこちらも不問としよう。
以上、バンダイのマキナ・中島は10年近く前の発売とは思えない技術の詰まったプラモデル。ほぼお膳立てがされた状態なので、素組みでもそこそこ見栄えがするのは小さな利点である(色を塗らないと超プラスチッキーだけど)。でも逆に言えば、そこまでお膳立てをしないと買ってもらえないというバンダイの危機感が透けて見るのであって、いかに手軽さを求める消費者が多いかということを如実に物語っている気もするのである。
普段から面倒くさいを連発している身ではあるけれど、ブツクサ文句を言いながらその面倒くさいを楽しんでいるのもまた事実。それはきっと、そうすることでしか得られないもの、つまり手軽さからは決して得られないものを知っているからである。面倒くさいを毛嫌いせず、時に許容し、時には手軽にやり過ごし、上手に付き合ってゆきたいものである。
あー次のミニチュアを作るの面倒くせー(楽しんでる……はず)。







